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1.プロジェクト簡単紹介

1.1プロジェクト背景

1.1.1製品簡単紹介

医療機器とは、直接または間接的に人体に使用される機器、設備、器具、体外診断試薬及び校正物、材料及びその他類似または関連する物品を指し、必要なコンピュータソフトウェアを含む。

医療機器は、主に疾患の診断、予防、監視、治療または緩和、損傷の診断、監視、治療、緩和または機能的補償、生理学的構造または生理学的プロセスの検査、代替、調整またはサポート、生命のサポートまたは維持、妊娠制御に使用される。人体からのサンプルを検査することにより、医療または診断の目的で情報を提供する。

プロジェクトは通化市の医薬産業に頼って、吉林柳河経済開発区に医療機器製造プロジェクトを建設して、各種医療機器と部品を生産して、通化地区の医療機器産業の発展を推進する。

1.1.2市場の見通し

（1）医療機器市場分析

中国全体的な実力の強化、国民生活水準の向上、人口の高齢化、医療安全保障システムの継続的な改善などの要因により、中国医療機器市場は急速に成長している。特に2020年の新型コロナウイルスの発生以来、中国の医療機器産業への関心は大幅に高まっている。政策レベルでは、国は医療機器産業に大きな支援を提供しており、イノベーションを刺激し、機器の承認を加速し、財政的税金上の優遇措置を講じ、国内製品を優先的に購入し、国レベルの調達計画を発表することにより、市場の需要を刺激し、医療機器産業の健全な発展を促進している。さらに、国はまた、中国のハイエンド医療機器の不足を補い、主要なコア技術の研究を加速し、技術機器のネックを解決し、医療機器関連の監督部門も医療体制の改革を絶えず深化し、医療機器業界に対してより細かく明確な監督要求を提出して、業界の秩序ある発展を確保した。

中国の医療機器市場規模は、2017年の約4403億元から2023年には10328億元に着実に成長し、複合年平均成長率は15.34%。この成長は、中国医療機器市場の力強い発展の勢いを反映している。医療技術の継続的な革新と医療改革の徹底的な推進により、医療機器市場は今後数年間も成長傾向を維持すると予想されるが、成長率は比較的安定している可能性がある。

細分野では、医療機器市場は中国で最大の医療機器細分野で、半分以上を占めている。次に、16.43%を占める高価値の医療用消耗品が続く。低価値の医療用消耗品とIVDはそれぞれ12.53%と11.7%を占めている。

中国は医療機器の革新と開発を非常に重要視しており、特許を有している、技術的に国内初創であり、国際的に先進的であり、また臨床的に著しい価値を持つ医療機器に対し、特別審査のパスを設置している。中国商業産業研究所が発表した「2022-2027年中国医療機器市場需要予測及び発展トレンド報告」によると、2023年には合計61の革新的な医療機器が承認され、2022年の54に比べて7つ増加した。

近年、全国の一人当たりの平均余命は改善を続けている。ほとんどの悪性腫瘍や頭蓋脳疾患の発生率は年齢に関連しており、高齢者では発生率が高くなっている。中国高齢化人口の増加、中国医療保険制度の継続的な改善、基本的な医療保険の適用範囲の拡大、及び住民の支払い能力の向上に伴い、将来的には腫瘍や脳神経外科の治療量が増加し、関連する医療機器市場の発展を促進する。

（2）中国医療機器産業構造分析

中国医療機器産業の発展に伴い、全国ではいくつかの医療機器産業集積地と製造業発展地帯が形成されている。広東・香港・マカオ大湾区、長江デルタ地域、及び北京天津環渤海湾の3大地域が国内の医療機器産業集積地となっている。不完全な統計によると、3つの地域の医療機器の総生産額と総売上高は全国の80%以上を占めている。各地域の条件が異なるため、これら3つの産業集積区は異なる地域の特徴を示している。

①広東・香港・マカオ大湾区（深セン）｡ハイテクの特色を際立たせる。深センを中心とする広東・香港・マカオ大湾区は、総合的なハイテク医療機器の研究開発と生産において明らかな優位性を持ち、主な製品はモニター、超音波診断装置、磁気共鳴画像装置（MRI）などの医学機器、及びガンマナイフ、Xナイフなどの大型立体定位放射線治療装置、がん温熱治療装置などをカバーしている。その中でも、深センの医療機器産業区の総生産額は年間30%以上の速度で増加して、輸出貿易が急速に発展している。他の地域と比較して、深センの医療機器産業の優位性は、電子、コンピュータ、通信、及びメカトロニクスなどの分野で長年蓄積されてきた工業基盤にある。深センの現代医療機器産業は、これらの分野でのハイテク技術成果を総合し、さらに地元政府の優遇政策、開放的なメカニズム、市場などの要因に後押しされ、集約化の優位性を徐々に形成し、著しい発展を遂げている。

②環渤海地区(北京天津河北)｡診断治療産業クラスターが注目されている。環渤海地区は主に北京を中心に、河北省、天津市などを含む。21世紀に入った後、国内の他地域の基礎加工工業の急速な発展に伴い、環渤海湾地区の医療機器産業の発展勢いが良く、天津、遼寧、山東地区を含め、デジタルX線装置(DR)、磁気共鳴画像システム(MRI)装置、デジタル超音波装置、医療加速器、ナビゲーション定位装置、呼吸麻酔機、整形外科機器、心臓血管機器などの製品をカバーする企業クラスターが形成される。

③長江デルタ地域。中小企業は目覚ましい業績を上げている。長江デルタ地域の医療機器産業の集積地は急速に発展して、中小企業は活発で、産業の特徴は比較的明白である。長江デルタ地域の使い捨て医療機器と医療用消耗品は、国内市場の半分以上を占めている。製品には、眼科、整形外科、手術器具、使い捨て医療機器などが含まれ、基本的に病院が日常的に必要とする従来の医療機器をカバーしている。

（3）医療企業産業の発展傾向

科学技術の継続的な進歩と医療機器分野でのハイテクの広範な応用により、医療機器の開発は新しい段階に入った。現代の医療機器製品は、病気の予防、診断、治療において非常に重要な役割を果たしている。特徴は主に次のとおりである。

①技術の統合化

医療機器産業は、多分野が交差する学際的で、知識集約型、資金集約型、技術統合型のハイテク産業である。その高い技術的内容と強力な革新性は、医学、コンピューター、電子情報工学、機械加工、生化学、自動制御、材料などの多くの分野を含み、現在、最も多くの分野を含む数少ない産業の1つである。

多くの大型医療機器は、複数の技術や学問分野が交差・融合した成果である。例えば、コンピュータ断層撮影（CT）、磁気共鳴画像装置（MRI）、単光子放射型コンピュータ断層撮影装置（ECT）、陽電子放射断層撮影装置（PET）、手術用ロボット、血管造影装置、全自動生化学分析装置、多機能多パラメータベッドサイドモニタリングシステムなどは、いずれも総合的な技術が交差した複合型製品である。

2024年の10大医療機器トレンドの影響図はStartUsInsightsDiscoveryPlatformのプラットフォームデータに基づいて作成され、このプラットフォームは世界の379万以上の創業会社と規模化企業をカバーしている。図から分かるように、ウェアラブルデバイス、医療ロボット、没入型技術の三つのトレンドの影響力は50%を超え、将来の医療機器市場は主にこの三つのトレンドを中心に展開し、業界の革新と発展をリードする可能性がある。3Dプリント、医療インターネット、人工知能などの他の技術も医療機器業界の発展に大きな助けを提供する。

②戦略的新興産業の重点的な支援

医学の進歩と新技術、新成果の出現に伴い、現代衛生事業は医療機器に対する要求もますます高くなって、市場の激しい競争と相まって、医療機器は新技術に敏感である。世界各国、特に先進国は医療機器を戦略的新興産業として重点的に支援し、重点的に発展させている。

③自動化、知能化の程度が高い

コンピュータや人工知能技術の発展に伴い、医療機器は自動化とインテリジェンスの方向に発展し続けている。自動機能は人の操作を代わり、機械学習支援は人の診断を代わる。たとえば、臨床検査作業は面倒な手動操作から解放された。自動生化学分析装置や血球分析システムなどの大規模な検査装置に置き換えられた。これらの装置の共通特徴は、サンプル数が少なく、検査指標が多いである。

現在の検査装置は、設定された手順に従って自動的に処理及び検出することができ、結果は正確で再現性がある。新たな放射線オミックス技術は、機械学習の方法により、病変の正確な位置決めと診断を実現することができた。外科用ロボット、外科用ナビゲーションなどは、微創で正確な介入、検出、及び外科的治療を実現できる。

④信頼性、安全性の要求が高い

医療機器は人体に作用し、その安全性と有効性は人間の健康と生命の安全に直接関係している。そのため、医療機器の安全性と有効性に対する要求が高い。

⑤品質は絶えず向上し、価格は次第に下がっている

先進的な製造技術と高性能材料の応用、大規模な自動化生産、市場での激しい競争は、メーカーに技術を改善し、コストを削減させている。製品の性能と品質は絶えず向上しているが、価格は次第に下がっている。

⑥メンテナンス無し設計と使い捨てアプリケーション

大規模な医療機器は多機能、包括的、自動化の方向に発展しているが、一部の従来の小型医療機器は、シンプルで実用的、安定して信頼性が高く、メンテナンス無し設計の方向に発展している。さらに、一部の使い捨て医療機器の適用は、安全で便利であるだけでなく、人体の特性に沿ったものであり、交差感染を減らし、患者のトラウマと痛みをある程度軽減する。

通化市医薬産業基盤が強く、中国で一定の影響力を持っている。当該プロジェクトは市場の需要を重視し、長江デルタ、北京天津河北などの経済発展地域の医療機器産業の移転を引き受け、市場の見通しは広い。

1.1.4プロジェクト建設に有利な条件

（1）政策の優位性

「「第14次五カ年計画」医療機器産業発展計画」によると、2025年までに医療機器産業の基盤が高度化、産業チェーンの現代化レベルが明らかに向上し、主流医療機器の有効供給が基本的に実現され、高級医療機器の性能と品質レベルが明らかに向上し、公衆衛生と医療健康ニーズに対する全面的なサポート能力が初めて形成されることを提案している。診断検査機器、治療機器、監視と生命サポート機器、中医診療機器、婦人健康機器、保健康復機器、有源植介入機器の7つの分野を今後5年間の医療機器重点発展分野として明確にし、国内企業のイノベーションとネック解決を奨励している。同時に、国内製品の輸入代替の傾向がますます明らかになり、国は優先的に国内製品を購入し、高品質な国内製品の参入障壁を低くすることを奨励している。

「「第14次五カ年計画」全国医療保障計画」は、医薬品の供給と安全保障能力を高めることを提案した。審査制度の改革を深め、薬品の革新発展を奨励し、新薬と良薬の発売を加速し、大衆が必要としている新薬と医療機器の研究開発を促進する。医療機器の唯一の標識制度を段階的に実施し、医療機器の唯一標識の衛生健康、医療保障など分野でのつながりを広げる。

2023年3月、国家発展改革委員会は吉西南受け入れ産業移転模範区を設立することに同意し、産業受け入れ能力の向上、ビジネス環境の最適化、開放協力の深化に力を入れ、国内外の産業移転を強力かつ効果的に受け入れ、受け入れの中で産業変革のアップグレードを推進し、模範区を東北地区の特色製造基地、グリーン低炭素変革先行区、地域協力発展新高地と全国の重要な農特製品加工基地の建設を努力する。模範区の範囲は四平、遼源、通化の三市を含む。

柳河県委員会、県政府は「重点産業発展の加速を指示する実施意見について」を発表し、「土地、人材、外資誘致」などの面で支持し、企業の発展に協力する。

（2）産業の優位性

柳河経済開発区は常に「高起点計画、高速発展、高基準建設、高性能管理」の仕事理念を堅持し、科学計画、逐次推進、インフラ建設を強力に推進し、採勝工業園、農産物加工園、河北工業園、佳興工業園、浙江工業園を開発建設し、高基準で緑化、美化建設を行い、「一区五園」の発展枠組みを構成し、園区建設は大きく発展し、プロジェクトを引き受け、産業集積に重要なプラットフォームを構築した。

（3）地理的優位性

柳河県地理的優位性は明らかである。柳河は吉林通化陸港経済開発区と通化国家医薬ハイテク区に隣接し、通化－丹東経済帯、長春－吉林－図們一体化、瀋陽都市圏の放射区に位置し、吉林省が南に窓を開ける重要なノード県である。集安中国朝鮮国境から200キロ、丹東港から330キロ、大連港から530キロの距離に位置している。通化三源浦空港は北京、深セン、上海、広州などの大都市に直行している。通化－梅河口、鶴崗－大連、輝南－白山の三つの高速道路は柳河で交差している。通化－梅河口一級道路は全域を貫通している。柳河は吉林省南東部の航空交通の出発地、高速道路の中心点と陸路乾港結合部になった。

（4）人材の優位性

現在、通化市には全国レベルの重点中等職業学校が3校、省レベルの重点中等職業学校が3校あり、県レベルの職業教育センターはすべて省の重点学校の検査を通過して全省の百強学校の行列に入って、全省初の県レベルの職業教育センター全部省レベルの重点学校行列に入った地域である。近年、科学的な配置を通じて、職業教育構造の調整と資源の統合を絶えず推進し、多元的な学校運営の新しい道を模索し、現代職業教育ネットワークシステムの建設を絶えず完備し、職業教育の地方特色が形成され始め、経済社会の発展に奉仕する能力が徐々に向上している。

通化市政府はすでに東北師範大学、吉林農業大学、中国科学院長春応化所、通化師範学院など省内の高校科学研究機関と科学技術戦略協力協議を締結し、企業の発展に科学技術の支持を提供している。通化市は人材育成などの面で企業にサポートを与え続け、「万名学子企業振興計画」「千名学子戻り計画」を大いに実施し、企業に高校卒業生を提供し続けている。

1.2プロジェクト建設内容及び規模

1.2.1製品規模

プロジェクト落成後、年間各種医療機器20000セット、部品300トンを生産する。

1.2.2プロジェクト建設内容

プロジェクトの総敷地面積は100ムーで、総建築面積は78800㎡である。プロジェクト建設オフィスビルの建築面積は4000㎡、科学研究ビルの建築面積は4800㎡、工場の建築面積は60000㎡、その他の建物の建築面積は10000㎡である。プロジェクトは医療機器生産ラインを購入し、水電気暖房などの補助施設を建設する。

1.3プロジェクト総投資額と資金調達

1.3.1プロジェクト総投資額

プロジェクト総投資額は50000万元、その内、建設投資額が42000万元、流動資金額が8000万元である。

1.3.2資金調達

企業自己調達。

1.4財務分析及び社会評価

1.4.1主な財務指標

プロジェクトの量産後、年間売上高は30000万元、利益10000万元、投資回収期間7.0年（税引後、建設期間2年含む）、投資利益率20.0%。

説明：表中の「万元」はすべて人民元である

1.4.2社会評価

医療機器製造プロジェクトは、医療システムの診断と治療のレベルを向上させ、患者により正確で効果的な治療計画を提供し、それによって患者の健康と生活の質を改善することができる。本プロジェクトは生産と製造、ロジスティクスと流通、アフターサービスなど、通化地域の関連産業の発展を促進し、雇用機会を増やし、地域経済の発展を促進し、大きな社会的利益をもたらすことができる。

1.5協力方式

独資、合弁。

1.6外資導入の方式

資金、技術及びその他。

1.7プロジェクト建設場所

吉林柳河経済開発区。

1.8プロジェクト進捗状況

プロジェクト提案書編成済み。

2、協力側簡単紹介

2.1基本状況　

名称：吉林柳河経済開発区管理委員

住所：柳河県開源大街456号

2.2協力側概況

柳河経済開発区はもともと柳河県工業集中区と呼ばれていたが、2020年7月14日に柳河県工業集中区は省級開発区に昇格し、吉林柳河経済開発区に改名した。

柳河経済開発区は吉林省の南東部に位置し、計画面積は12平方キロメートルである。風光明媚な龍崗山のふもとと一統川の両側に位置し、長春から170キロメートル、220キロメートル離れている。瀋陽市、通化-丹東高速道路と通化三源浦軍民共用空港を建設し、交通の利点が明らかである。

全県の産業モデルチェンジとアップグレードの主戦場と模範区として、長年、柳河経済開発区は「高起点計画、高速発展、高基準建設、高性能管理」の仕事目標を堅持し、土地の貯蔵とインフラ建設に用いてきた。現在、広州、江蘇などの多くの客商がここに投資して興業している。

省レベルの開発区に昇格した後、園区内の企業ブランドの向上、プロジェクトの着地手続きの処理、企業の支援力に大きな助けがあり、伝統産業のアップグレードをより効果的に促進し、産業発展のモジュール化を実現し、資源の総合的な利用レベルを高め、柳河県域の経済発展を推進する成長極になる。同時に、昇格後の開発区、商業貿易サービス類、大学、科学研究機関などは開発区に入居でき、柳河経済開発区が柳河新城になるための強固な一歩を踏み出した。

2.3連絡方式

2.3.1協力機構連絡方式

連絡先：吉林柳河経済開発区管理委員会

連絡係：王洋

連絡電話：+86-435-7338599  +86-13944555006

イメール：wy961320@163.com

プロジェクト所在市（州）連絡方式：

連絡先：通化市商務局

連絡係：王良臣

連絡電話：+86-435-3199017  +86-18643036783

イメール：thsswjtck@126.com