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1. プロジェクト簡単紹介

1.1 プロジェクト背景

1.1.1製品簡単紹介

機能性食品は中国の現代食品加工業の重要な部分として、現代食品工業の主要な発展方向である。人々の消費レベルの向上に伴い、国民は健康な食事と栄養バランスをますます注目し、機能性食品に対する需要も更に多様的になっている。

このプロジェクトの立地は琿春海洋経済機能食品産業園に位置し、漢方医薬技術の優位性を最大限に活用し、漢方医薬学の「食事療法」理論、方法と現代関連の先端科学技術の交差融合を促進することに努める、吉林省独特の資源優位性と漢方医薬技術の優位性を有機的に結びつけ、機能性食品の研究開発と機能性食品産業発展ための理論、技術、製品と標準の革新を加速し、国内外市場での競争力を持つ多くの大規模な品種を研究開発し、吉林省独特の機能性食品産業を育成、確立する。

1.1.2 市場の見通し

（1）機能性食品市場現状

機能性食品とは、基本的な栄養に加えて、健康上の利点を提供するために濃縮、強化、または改良された食品である。これらの食品は、ビタミン、ミネラル、抗酸化剤、プロバイオティクスなどの特定の生物活性化合物、または健康を促進し、疾病を予防するのに寄与する他の機能成分を含む配合物である。机能性食品は、従来の栄養概念を超えて、通常の食事の一部として、生理的利益を提供し、健康を改善し、または特定の病気のリスクを低減させるように設計されてる。例えば強化された殻物、プロバイオティクスヨーグルト、オメガ3が豊富な卵、抗酸化物質が豊富な飲料。機能性食品の概念は、予防保健への関心の高まりと、食事選択が全体的な健康を促進する上で役割を果たすことができるという認識と一致している。

機能性食品の産業チェーンの上流は機能性原料の製造、中流は機能性食品の製造、下流は機能性食品の流通である。このうち、機能性原料にはプロバイオティクス成分、有機成分、ミネラルが含まれ、機能性食品には経口美容食品、機能強化食品、疾病予防食品、疲労回復食品、減量・スリミング食品、体内リズム調節食品が含まれ、機能性食品流通にはオンライン流通とオフライン流通が含まれる。

2023年、機能性原料製造の業界純利率と研究開発売上高比率はそれぞれ17.0%と5.2%で最も高く、機能性食品流通の純利率と研究開発売上高比率はそれぞれ5.9%と1.1%で最も低く、機能性食品の研究開発投資の向上が待たれている。

2023年、華東地域の機能性食品産業規模は全国をリードし、国家産業規模の57.2%を占めた。産業規模において第二の大きな地域は中南地域で、全体の29%を占めた。産業規模の第3位は北東地域で、全体の6.1%を占めた。

2023年末時点で、華東地域の機能性食品上場企業数は94社で最も多い。上場企業数第2位は中南地域の78社。上場企業数3位は華北地域の28社である。西南、北東と北西地域の上場企業数はそれぞれ27社、18社、15社である。

機能性食品市場の拡大に伴い、今後数年間、機能性食品産業は成長態勢を維持し続けると予想されている。産業の健全な発展をさらに推進するためには、機能性食品の研究開発への投資を増加し、製品の科学技術含有量と市場競争力を高める必要がある。同時に、企業が技術革新と製品のアップグレードを通じて、健康食品に対する高まる消費者の需要に継続的に応えるよう奨励されるべきである。

将来的には、機能性食品は人々の日常的な食事に欠かせない部分となり、人類の健康と福祉にさらに貢献することが期待されている。

（2）医食同源機能性食品の見通し分析

機能性食品における医食同源理念の適用は、食品の栄養価値を高めただけでなく、その保健機能を増強し、人体の健康に大きな積極的な影響を与える。この理念は伝統的な漢方医学の知恵と現代栄養学の知識を組み合わせることで、機能性食品中の栄養成分の含有量を大幅に増加させ、同時に食品の抗酸化能力を高め、フリーラジカルよる損害に抵抗し、老化過程を遅らせるのに役立つ。また、医食同源の機能性食品は消化器系の健康を促進し、心血管系の機能を改善し、免疫力を高め、内分泌系を調節することで、慢性疾患の発生を予防するのに役立つ。これらの積極的な影響により、医食同源理念は機能性食品分野で広く認識され、適用されるようになった。

養生の若年化傾向につれて、伝統的な健康食品の限界はますます明らかになっているため、機能性食品は市場の熱烈な人気を集めている。現代の生活ペースの増加とストレスの増大により、若者は健康問題に直面し、健康状態への関心が高まっている。18~35歳の若者層が養生消費の中で主導的な地位を占め、全体の83.7%を占めている。若年層は中高年層に比べて楽で薬感のない養生方法を選ぶ傾向があり、健康ニーズを満たすために「スナッキング」や「細分化」された機能性食品を偏好している。

健康意識の高まりに伴い、機能性食品市場は拡大し続けると予想されている。2027年までに、中国の機能性食品市場規模は6000億元を超え、市場伸び率はさらに加速すると予想されている。

高齢化と消費者観念の変化は、疾病予防食品と体内リズム調節食品という2つのセグメントで年間伸び率10%を超えること促進している。特に体内リズム調節食品は、市場規模が2700億元を超えると予想されている。

現代生活のペースと不良食習慣より人々は健康にもっと注意を払うようになり、機能性食品は必須栄養を提供するだけでなく、現代生活の中でよく見られる健康問題を解決し、消費者の健康ニーズを満たすことができる。機能性食品は通常、ビタミン、ミネラル、抗酸化剤などの成分が豊富に含まれ、免疫力の強化、消化器系の改善、老化の遅延に寄与する。養生意識の強化に伴い、機能性食品市場は引き続き拡大し、関連産業の変革とグレードアップを促進している。

拡大する機能性食品市場の背景において、企業はますます多様化し、個性化された消費者のニーズに応えるために、常に革新を続ける必要がある。若者の好みと健康理念に合った製品を開発することは、企業が市場で勝つための鍵である。同時に、機能性食品の生産と規制は、製品の安全性と有効性を確保し、消費者の権益を守るために、より厳格にしなければならない。将来的には、科学技術の進歩と消費者の健康意識の向上に伴い、機能性食品は科学的な配合と個性的なカスタマイズにより一層注目される。企業はデジタルモデルチェンジを積極的に受け入れ、ビッグデータと人工知能技術を利用して消費者のニーズを正確に分析し、より正確な健康ソリューションを提供すべきである。また、スポーツや観光などの業界との組み合わせなどと、健康分野との業界を越えた協力を強化することで、機能性食品市場は新たな成長ポイントを迎え、医食同源機能性食品もより広い発展の見通しを迎える。

以上をまとめると、現代生活の中で重要な部分として機能性食品は市場の潜在力が大きく、見通しが広い。将来的に機能性食品はさらに普及し、人々の日常生活に欠かせない部分となり、人類の健康と幸福により大きな貢献をしていく。

1.1.3プロジェクト建設に有利な条件

（1）政策の優位性

国家中医薬管理局は発表した『中医薬を「一帯一路」に高品質で統合するための発展計画（2021-2025）』では、中医薬類製品が薬品、健康食品、特別医療目的の調整食品など、さまざまな方法で「一帯一路」諸国における登録を推進し、漢方薬類製品の現地販売と生産システムを改善することを提案した。

（2）地理的交通の優位性

琿春は北東アジアのゴールデントライアングルに位置し、中国の北東アジアへの窓口とユーラシア大陸橋の起点の一つであり、陸海連絡輸送を通じて水路からアジア海岸および北米、北欧に至る最も近い地点でもあり、5つの国家級道路、鉄道、江上港湾を持ち、琿春を中心とした200キロメートルの範囲内に多くの優良港が分布している。琿春には長春、北京などの都市へ向う高速道路と高速鉄道があり、車でわずか1時間の距離にある延吉空港には20本近くの国内外航路が開設されている。便利な地理的交通は、調理済み料理の輸送に有利な条件を提供している。

1.2 プロジェクト建設内容及び規模

このプロジェクトはの敷地面積は3万平方メートル、主に10万級以上のGMP級クリーン工場、実験室、乾燥工場、倉庫、その他の付属施設を建設する。

1.3プロジェクト総投資額と資金調達

プロジェクト総投資額は15000万元、その内、建設投資額は12000万元である。

1.4 財務分析及び社会評価

1.4.1 主な財務指標

プロジェクトの量産後、年間売上高は17241万元、利益は5172万元、投資回収期間は5.4年（税引き後、建設期間2.5年を含む）、投資利益率は34.48%。

説明：表中の「万元」はすべて人民元である

1.4.2 社会評価

このプロジェクトは関連産業技術の研究と開発を促進する上で重要な役割を果たし、産業のモデルチェンジとグレードアップを推進する面で顕著な成果を遂げた。このプロジェクトを実施することで、伝統工芸と現代科学技術の融合に有利であり、業界に新たな活力を注ぎ込み、前例のない経済的利益をもたらした。

また、プロジェクトの実行は地元コミュニティに確実な利益をもたらした。これは地元住民に多くの雇用機会を創出しただけでなく、住民の経済収入を大幅に向上させた。住民の幸福感を高めると同時に、社会の調和と安定を促進した。

1.5 協力方式

独資、合資、協力

1.6 外資導入の方式

資金、設備、技術

1.7 プロジェクト建設場所

琿春海洋経済機能性食品産業園

1.8 プロジェクト進捗状況

プロジェクト協力計画書編成済み

2.協力側簡単紹介

2.1 基本状況

名称：琿春市人民政府

住所：延辺朝鮮族自治州琿春市新安路1991号

2.2概況

琿春市は中国の最東方に位置し、領域面積は5141.23平方キロメートル、英安鎮、春化鎮、敬信鎮、板石鎮、哈達門郷、馬川子郷、密江郷、楊泡満州族郷、三家子満州族郷の9つの郷鎮と靖和街道、新安街道、河南街道、近海街道の4つの街道を管轄し、漢族、朝鮮族、満州族、モンゴル族など11の民族30万人余りの人口が居住し、国境県市、民族県市と開放的な最前線都市に属し、「雁が鳴いて三国を聞き、虎が吠えて三疆を揺さぶり、花が咲いて三隣に香りを放ち、笑い声が三つの州に広がる」として知られ、独自の「五つの優位性」を持っている。

独自の生態的優位性。琿春の森林カバー率は86%以上に達し、一人当たりの水資源占有量は全国平均レベルの5倍で、大気の質は全国の上位に位置し、「天然酸素バー」と呼ばれている。琿春には国家級防川景勝地と北東虎豹国家公園があり、域内で70頭以上の野生の北東虎豹が監視され、中国で唯一の虎豹の郷となっている。

独自の資源的優位性。琿春域内には吉林省で第2位の黄金帯とアジアで第1位のタングステン鉱山があり、銅、アルミニウム、亜鉛などの非鉄金属鉱物資源の埋蔵量が豊富で、一人当たりの水資源占有量は全国平均の5倍である。周辺国は海産物、鉱物、木材などの資源が非常に豊富で、開発の見通しが広い。琿春は豊かな魚と米の郷でもあり、セレンを含む米、リンゴ、延辺飴牛、松茸などの土産物と朝鮮人参、霊芝、鹿茸などの貴重な生薬が豊富である。

独自の政策優位性。琿春は国境沿いの開放、北東振興、国境民族、西部地域の発展など多くの国家レベルの政策を享受している。2012年4月、国務院は中国豆満江区域（琿春）国際協力モデル区の設置を承認し、2015年9月、吉林省委員会と省政府は『琿春市の開放と発展を加速するための若干の意見』を発表し、2019年、「琿春の海洋経済協力発展モデル展開を支持する」ことは「中国共産党中央委員会と国務院の北東地域の改革と革新を深め、高品質な発展を促進することを支援する意見」（中発[2019]37号）文書の重要な内容となり、2020年1月、吉林省委員会と省政府は再び『琿春の海洋経済協力発展モデル展開を支持する意見』を発表し、中国北東対外開放のパターンにおける琿春の重要な地位をさらに強調した。

2.3連絡方式

2.3.1協力機構連絡方式

連絡係：王妍

連絡電話：+86-13944359888

2.3.2プロジェクト所在市（州）連絡方式

連絡先：延辺州商務局

連絡係：李経宇

連絡電話：+86-13596515933