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1．プロジェクト簡単紹介

1.1 プロジェクト背景

1.1.1 製品簡単紹介

医療用フェイスマスクは医療用クーリングシートとも呼ばれ、主に保湿補水、色素沈着除去、肌ハリ改善、小じわ伸ばし、損傷肌修復促進などの効果がある医学的スキンケアである。無菌生産で、刺激物質を含まず成分がマイルドで、乾燥肌を改善、色素形成を抑制、代謝を促進、くすみを改善、養分を補給、小じわやしわを改善、アレルギー肌を修復することができる。

本件プロジェクトは農安工業集中区に位置し、総敷地面積3万平方メートルで、量産移行後、医療用クーリングシートマスク年産500万枚の生産能力を備える。

1.1.2 市場の見通し

（1）医療用クーリングシートマスク作用と効果

医療用クーリングシートマスクはスキンケアのために特化設計された医療用製品であり、即時のリラックス効果に加え、長期使用につれ、皮膚の状況改善にも繋がる。このようなフェイスマスクには通常、ヒアルロン酸、コラーゲンなど高濃度の活性成分が含有され、皮膚の底層まで浸透し、細胞の再生を促進、皮膚の自己修復能力を高めることができる。

医療用クーリングシートマスクは基礎的な保湿と修復機能を備えているほか、消炎、鎮静の効果もある。皮膚の炎症、にきび、術後の修復などの問題に対し、本件の医療用クーリングシートマスクは効果的に発赤腫脹と痛みを軽減、癒合過程を加速することができる。また、その成分がマイルドであるため、敏感肌を含む様々な肌質に適する。

テクノロジーの進歩に伴い、医療用クーリングシートマスクの革新が続き、例えばナノテクノロジーを駆使したフェイスマスクは有効成分をより的確に皮膚の深層まで届けることができる。将来、研究が進むにつれ、医療用クーリングシートマスクは皮膚治療とスキンケア分野でより大きな役割を果たすことが期待できる。

（2）医療用クーリングシートマスク市場の見通し分析

人々の生活水準の著しい向上と健康意識の絶えず続く増強に伴い、医療用クーリングシートマスクは新興のスキンケア製品として、次第に多くの消費者に愛され、人気が急騰している。その市場潜在力は製品自身が持つ独特の効果だけにはとどまらず、現在の消費傾向と医療美容業界の成長と密接に関連している。

医療用クーリングシートマスクは、損傷肌を素早く修復し、肌の不快感を効果的に緩和するというメリットで、現代人のテンポの速い生活における即効性に対する切実なニーズに応えられている。次に、医療美容業界の急成長と普及に伴い、ますます多くの消費者が様々な美容手術を受けた後、肌の回復補助目的で医療用マスクを使っている。これは、医療用クーリングシートマスクの市場に大きな成長潜在力と拡大空間を提供しているに違いない。

また、医療用クーリングシートマスクの市場成長はその成分の科学性と安全性にもよる。これらのマスクには通常、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの厳選された成分が含有され、肌底まで浸透し、細胞の再生を促し、癒合過程を加速させる。従来の美容製品に比べ、医療用クーリングシートマスクの成分がより簡素化され、アレルギーと刺激のリスク軽減に繋がるため、特に敏感肌層に人気がある。

スキンケア製品の安全性に対する消費者の重視度がますます高まっている中、医療用クーリングシートマスクの市場見通しは更に広くなっている。ブランド業者とメーカーも絶えず革新を続け、にきび、日焼け、術後修復など様々な肌トラブルに特化した専用マスクをドンドン発売している。これらの製品は即時効果に対する消費者の需要に呼応しているだけでなく、カスタマイズ化と専門化に向かうスキンケアの傾向も体現している。

将来、テクノロジー進歩と消費者のニーズ多様化に伴い、医療用クーリングシートマスクは成分、機能と使用体験の面でより多くの進展を成し遂げたことが期待される。例えば、ナノテクノロジーによる成分吸収の効率向上、スマート素材による温度調節によってより快適な使用感をもたらす。これらの革新は医療用クーリングシートマスク市場に新たな成長点をもたらし、同時に消費者に対し、より安全かつ効果的なスキンケアの選択肢を提供する。

以上のように、医療用クーリングシートマスクの市場見通しは非常に広く、一方、激しい市場競争と様々な試練に直面している。絶えず革新を行い、市場戦略を最適化してこそ、競争の中で有利な地位を占め、長期的持続可能な発展を実現できる。

（3）プロジェクト建設の必要性とプロジェクトの優位性

まず、医療用クーリングシートマスクは効率的かつ安全なスキンケア製品として、市場に広い発展空間を持っている。スキンケア製品に対する消費者の品質と効果に関する要求が高まっている中、医療用クーリングシートマスクは独特の効果と優位性によって、市場で注目されつつある。本件プロジェクトの実施必要性は、専門化の大規模量産を通じ、高品質の医療用クーリングシートマスクに対する市場の大きな需要に応えられると同時に、業界全体の生産水準と製品品質の向上にも役立つ。具体的には、医療用クーリングシートマスクは術後の修復、にきび治療などの分野で優れているだけでなく、日焼け、敏感などの肌トラブルを効果的に緩和することができ、マイルドで刺激のない特性で消費者に人気を集めている。特に、現在の環境汚染とライフスタイルの変化による肌トラブルが日増しに増えているという背景には、医療用クーリングシートマスクの市場需要は急増加の傾向を示している。そのため、医療用クーリングシートマスク生産プロジェクトを実施することは、市場の空白を埋めるだけでなく、業界の技術進歩や革新を推進し、消費者により多くの優良な選択肢を提供することができる。

次に、本件プロジェクトには顕著な優位性がある。先ず、本件プロジェクトは先進的な生産技術と設備を後ろ盾に、効率的かつ精確な生産が可能で、製品品質と安定確保に繋げる。ナノテクノロジーを駆使し有効成分をナノレベルに細分化し、肌の吸収率を大幅に向上させ、また、スマート素材を採用し温度調節を実現し、使用中のマスクを常に適切な温度に保ち、より快適な使用体験を提供するなど、最新のナノテクノロジーとスマート素材を採用することで、本件プロジェクトは成分の吸収効率と使用体験において重大な突破を成し遂げることができる。また、本件プロジェクトは豊富な市場資源と販売ルートを持っており、製品を迅速に市場に投入し、良好な販売実績をあげることができる。本件プロジェクトは、各ECプラットフォーム、専門美容機関、医療機関と緊密な協力関係を築くことによって市場シェアを迅速に取得し、ブランドの影響力を拡大することができる。それに加え、本件プロジェクトは完備した品質管理体系とアフターサービス体系を備え、消費者に全方位的なサービス保障を提供でき、原材料の仕入れから完成品の出荷まで、すべての段階にわたって厳格に管理し、マスク１枚１枚が高基準の品質要求を満たすことを確保する。同時に、専門的な顧客サポートチームを設立、消費者の疑問とフィードバックをタイムリーに解決、ユーザー体験を向上させる。これらの総合的な優位性は本件プロジェクトの成功と長期的な発展に強固な基礎を築いている。

1.1.3技術分析

本件プロジェクトは顕著な技術的な先進性を示している。まず、ナノテクノロジーの活用によってマスク中の有効成分をナノレベルまで微細化することにより、肌の吸収効率を大幅に向上させるだけでなく、栄養成分を肌底まで浸透させ、より良い滋養と修復作用を発揮できるようにしている。また、スマート素材の導入によってマスクの使用体験に画期的な向上をもたらし、スマートにマスクの温度を調節することにより、使用中常に肌に最適な温度を保つことが可能で、使い心地と効果がさらに向上した。これらの技術の応用は、本件プロジェクトの技術開発における圧倒的な実力を体現しているだけでなく、本件プロジェクトの市場競争力向上と長期的な発展に強固な基礎を築いている。

クーリングシートはよく見られる救急用品であり、通常、痛みの緩和、腫れの解消、止血などの応急手当に用いられる。また、美容スキンケアにも使用され、目の疲れ緩和、目のクマ軽減などの効果がある。クーリングシートの生産プロセスは下記の通りである。

1．原材料の準備

クーリングシートの主材料は不織布、セロテープ、水と液体ゲルなどである。生産ラインに投入する前に原材料を検査し、品質合格のことを確認してから生産に使用する。製品の大きさに合わせた寸法に不織布とセロテープを裁断する。

2．液体ゲルの調製

液体ゲルは通常、保湿剤、増粘剤、抗菌剤など多くの成分から構成され、クーリングシートの重要な構成部分である。液体ゲルの原材料を一定の割合で撹拌機に入れ、均一に撹拌後、高温殺菌、充填などの工程を経て作られる。

3．印刷

クーリングシートは美観度とブランドイメージを高める為、通常、不織布に印刷する。シルクプリント印刷またはフレキソ印刷の方式を採用、印刷パターンを刷版またはスクリーン版に製版し、インキを不織布に塗布する。

4．形状固定

印刷済みの不織布は、形状が変わらないように形状固定処理する必要がある。定形は高温焙煎で行い、印刷済み不織布を定形オーブンに入れ、一定時間加熱して硬化する

5．プラスチックパッケージ

不織布とセロテープは、クーリングシートの清潔さと防湿性を保つためにプラスチックパッケージ処理が必要である。プラスチックパッケージは、不織布とセロハンテープをヒートシーラーに入れ、加熱して接着させる。

6．切断

プラスチックパッケージ処理後のクーリングシートは大きなシートを形成、必要なサイズに切断する必要がある。切断方法は打抜機または切断機を採用、製品の仕様によって選択することができる。

7．包装

クーリングシートの生産完了後、貯蔵または販売の前に包装処理を行う。通常の包装方式は、個包装、複数枚包装、箱詰めなどである。通常、ビニール袋、紙箱、外包装などの包装方式が採用される。

8．品質検査

生産中に品質検査を行い、製品が関連基準と規定を満たしていることを確認する。主に外観検査、サイズ検査、液体ゲル検査などを含む。品質の要求に準拠する製品のみが次工程の包装を経て販売される。

1.1.4プロジェクト建設に有利な条件

(1)政策の優位性

国家発展改革委員会が公布した「『第14次5ヶ年』生物経済発展計画」では、医薬品、ワクチン、先進的な診療技術と装備、生体医用材料、プレシジョン・メディシン、検査測定及びバイオ健康増進などの方向を中心に、独創的な革新能力を高め、医薬品監督管理と科学研究を強化し、主要技術の突破と技術成果の産業化・応用化促進を目標とし、リーダー企業を牽引役にしたイノベーションコンプレックス（NIC）の結成を支援、産業イノベーションセンター、エンジニアリング研究センター、技術イノベーションセンター、製造業イノベーションセンターなどのイノベーションプラットフォームづくりを担当、バイオテクノロジー分野のイノベーション・起業を奨励、中・小・零細企業の発展を支援する方針を掲げた。

『吉林省のバイオ医薬及び高性能医療機器産業高質発展推進に関する実施案』では、医療機器の発展加速に言及した。中国科学院長春光学精密機械物理研究所、中国科学院長春応用化学研究所、吉林大学など諸機関の光電技術、医療用インプラント材料、分子診断など諸分野における研究開発の優位性を十分に発揮し、革新性が強く、付加価値が高い光電技術系、吸収可能なインプラント系医療機器、体外診断系機器及び補助試薬の研究開発と産業化に重点を置く方針が定められた。

(2)人材の優位性

長春市は国内で有名な知能密集区であり、国内で有名な吉林大学、北東師範大学、長春光機学院など十数校の名門大学が長春市に位置している。また、中国科学院長春分院、中国科学院長春光学精密機械物理研究所、中国科学院長春応用化学研究所など国・省(部)級科学研究機関、設計院、計算試験センター、長春市に設置された複数の国家級重点開放試験室などの研究機関がある。長春市は人的資源が十分で、価格の優勢を持ち、吉林大学、北東師範大学、長春中医薬大学、中国科学院長春光学精密機械物理研究所、中国科学院長春応用化学研究所などの大学と科学研究機構は、本件プロジェクトの実施にハイレベルな管理者と技術者を提供できる。

(3)地理的優位性

農安経済開発区はハルビン-長春都市群の重要な拠点に位置し、長春市30分経済圏の核心地帯にあたり、南下・北上の中継地でもある。同開発区の東は長春新区と境を接し、南は寛城区、緑園区と境を接し、凱旋路、青年路は町まで伸び、市内バス4路線は町に通じる。また、大連港から680キロ、龍嘉国際空港から58キロ、長春内陸港から20キロ離れる。国道12、国道302、省道106、長春-白城鉄道などの交通幹線は域内を貫通し、高速道路、都市高速道路、軌道交通に囲まれた立体交通体系を形成している。

1.2 プロジェクト建設内容及び規模

1.2.1 プロジェクトの製品規模

本件プロジェクトは量産移行後、医療用クーリングシートマスク年産500万枚の生産能力を備える。

1.2.2 プロジェクト建設内容

本件プロジェクトは敷地面積3万平方メートルで、医療用クーリングシートマスク工場棟を新築、設備300台（セット）を購入、恒温倉庫センター、技術研究開発実験室、研修センター、従業員宿舎などの補助施設を併設する。

1.3 プロジェクト総投資額と資金調達

総投資額10000万元。そのうち建設投資額8000万元。

1.4財務分析及び社会評価

1.4.1主な財務指標

プロジェクト量産後、年間売上高12821万元、利益3846万元。投資回収期間4.6年（税引後、建設期間2年含む）。投資利益率38.46。

説明：表中の「万元」はすべて人民元である。

1.4.2 社会評価

本件プロジェクトは、社会に雇用機会を創出し、就活のストレス解消に繋がる。同時に、本件プロジェクトは顕著な経済価値を創造し、地域ひいては国の経済発展に貢献する。また、本件プロジェクトは関連産業のクラスター促進、産業チェーン形成、産業の相乗効果向上、業界全体の繁栄と発展に対する更なる促進に寄与する。同時に、プロジェクトは実施過程で絶えず技術革新を推進、先進的な技術と管理方法を採用、生産効率と製品品質を高め、業界に新たなベンチマークを樹立することに繋げる。これらの積極的な影響がある為、本件プロジェクトに対する社会的な評価が非常に良く、社会に長期的な利益をもたらすと考えられている。

1.5プロジェクト協力方式

共同出資。他の方式は面談できる。

1.6 外資導入の方式

資金

1.7 プロジェクト建設場所

農安工業集中区管理委員会

1.8 プロジェクト進捗状況

プロジェクトは計画段階にある

2.協力側簡単紹介

2.1基本状況

協力機関:農安県経済協力促進センター

住所:吉林省農安県農安鎮興華路

2.2 概況

農安県は吉林省中央部の松遼平原のヒンターランドに位置し、面積5400平方キロで、22の郷鎮、4つの街道、377の村を管轄、総人口120万人で、農安県の耕地保有面積382804ヘクタールで、基本農地面積353782ヘクタールで、吉林省で耕地面積が最も広く人口が最も多い県である。

農安県は世界三大黄金トウモロコシ帯の一つの中央部に位置し、降水量が多く、土壌が肥沃で、日射量が十分で、四季がはっきりしており、年平均気温4.7度、無霜期間145日、年間降水量507.7ミリメートル、有効積算温度2800度で、「国字号」（国家級）の農牧大県である。松花江、伊通河、新凱河が域内を通り抜け、県全域の水域面積2.2万ヘクタール、年平均水資源総量6.3億立方メートル、地下採掘可能量3.1億立方メートル、天然ミネラルウォーターの湧水年平均日量2000トンである。中大型ダム4基、大きな湿地2箇所がある（波羅湖は国家級湿地自然保護区で、太平池ダムは国家級湿地公園として認可されている）。域内では、油母頁岩の産業級確認埋蔵量（industrial reserve）380億トン、陶土の産業級確認埋蔵量1000万トン（酸化アルミニウムを20%以上含有）。天然ガスの業級確認埋蔵量7600億立方メートル、二酸化炭素ガスの産業業級確認埋蔵量90億立方メートルである。国家生態建設モデル区、中国新エネルギー産業トップ100県、中国低炭素経済モデル県、国家グリーンエネルギーモデル県に選ばれた。

県都は長春市から60キロ離れ、長春30分経済圏に収められ、長春龍嘉空港から110キロ、大連港から700キロ離れる。域内では、長春-白城鉄道、G12高速道路、C334国道とG302国道は南北に貫き、長春市の凱旋路と青年路という幹線道路2本は農安県まで伸び、長春市に立脚、周辺を繋ぎ、北東を結ぶ戦略的開放構造を形成している。農安県は長春地区で率先して国家級衛生県都に選出され、吉林省の権限拡大強県の試験県として位置付けられ、全国県域投資潜在力トップ100県、中国で最も投資経営価値のある県、全国社会ガバナンス革新模範県、中国で最も安全感のあるベスト100県市などに選出された。

長春農安経済開発区装備産業団地は、自動車装備、機械加工、客車関連産業分野に重点を置いて発展させ、産業団地の企業集積を促進、産業クラスター効果と経済牽引効果を強化、自動車、客車部品の標準化を進め、ビッグデータ及び通信技術による製造業の知能化、カスタマイズ、ネットワーク化、サービス化に対する促進効果が顕在化するようになっている。

2.3連絡先

2.3.1協力機構連絡方式

協力機関:農安県経済協力促進センター

住所:吉林省農安県農安鎮興華路

連絡電話：+86-431-89936018

2.3.2 プロジェクト所在市（州）連絡方式

連絡先:長春市合作交流弁公室

連絡係:張俊傑

連絡電話：+86-15704317930

ファクス：+86-431-82700590

イメール：xmc82763933@163.com