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1. プロジェクト簡単紹介

1.1 プロジェクト背景

1.1.1 製品簡単紹介

本件プロジェクトは長春浄月ハイテク産業開発区に立地する。養生リハビリテーションセンターは専門的な健康管理とリハビリテーションサービスを一体化した機関であり、専門チームと先進的な設備を擁し、漢方理学療法、物理治療、運動リハビリテーション、心理指導、栄養指導などのサービスを提供、快適な宿泊と屋外活動空間を設け、骨格筋肉、心臓血管、神経、肥満とメタボリックシンドローム、心理など諸側面でのリハビリテーションに取り組み、顧客の心身健康回復と維持をアシストし、生活の質を高める。

1.1.2 市場の見通し

（1）健康養生サービス市場の現状

世界と中国の高齢化社会への急速な移行につれ、高齢者の人口と割合は上昇し続け、高齢者の健康サービスに対するニーズ急増が続いている。中国では、健康養生市場の需要が強く、市場規模が大きく、拡大し続けている。

健康養生産業は健康養生を中心に、多くの分野と部門を融合、総合的な産業を形成した。人々に全面的な心身健康サービスを提供することを目的としており、巨大な発展潜在力と市場需要を持っている。技術の進歩と政策の支援が健康養生産業の持続的発展を推進し、人々の健康増進に一層貢献している。

健康養生業界には、老年健康サービス、サプリメント、健康食品、漢方医養生、健康管理サービス、フィットネス機器と運動装備、不動産（老年マンションなどの提供）、保険（養老保険、健康保険、長期看護保険などの提供）、金融（貯金、資産管理などの金融サービス提供）など若干の細分化市場が含まれる。これらの細分化市場は、高齢者の多様な健康ニーズを満たすために、多種多様な製品とサービスを提供している。

高齢者の健康サービスには、健康増進、疾病予防、医療救急治療、リハビリテーション看護、長期介護、心理ケア及び健康教育などの多方面が含まれる。消費者の健康需要増に伴い、サプリメントと健康食品の市場需要は増え続けている。漢方医養生には漢方医薬健康旅行、漢方医薬文化没入型交流体験などが含まれる。健康管理サービスは、特にビッグデータ、AIなどの技術の応用化に伴い、健康管理案のカスタマイズが可能になった。健康養生観光は養老、養生、医療、文化、ホテル、寄寓など多くの業態を融合し、複合的で多様な産業体系を形成した。

健康養生業界は競争が激しいが、市場集中度は次第に高まっている。業界には従来からあるブランドが存在すると共に、多くの新興企業も参入している。同時に、多くの企業は、健康養生プロジェクトにはハードウェア施設だけでなく、ソフトウェアとサービスも重要であることを認識している。強力な製品開発能力、完璧なサービス体系、良好なブランド影響力を持つ企業（例えば泰康の家、光大養老など）は市場をリードしている。

高齢者人口の増加と割合の向上に伴い、高齢者健康サービスの需要増が顕在化するようになっている。中国政府は健康養生業界の成長を重視し、税収優遇、補助金、プロジェクト支援など一連の支援政策を打ち出し、業界の堅実発展に強力な保障を提供している。

新技術の応用は健康養生サービスの知能化レベルを高め、高齢者により便利かつ効率的なサービスを提供できるようになった。例えば、老年健康サービス市場における知能健康モニタリング設備、遠隔医療サービス、健康管理ソフトなどの応用はますます広くなっている。高齢者の生活質に対する要求が高まるにつれ、健康養生サービスに対する需要がより多様化、カスタマイズになっていく見込みである。これは健康養生サービス産業の革新と発展を推進、より高品質で多様なサービスの提供に繋がる。

（2）健康養生サービスの見通し分析

世界と中国の高齢化社会への急速な移行につれ、高齢者の人口と割合は上昇し続け、高齢者の健康サービスに対するニーズ急増が続いている。関連データによると、2023年に中国ワンヘルス市場の規模は77127億元に達し、2024年には約9兆元に上った。そのうち、高齢者健康サービスの市場規模はすでに5000億人民元を超え、今後数年で引き続き急成長の態勢を維持する見込みである。2029年までに、中国老年健康サービス業界の市場規模は複合年間成長率15%で3.5兆元に上る見込みである。また、健康養生観光市場は大きな発展潜在力を示し、2023年に中国健康養生観光市場の規模は900億元近くになり、2029年までに1600億元近くになる見込みである。

健康養生産業に対する国の政策支援力は絶えず増強され、健康養生サービスの知能化とカスタマイズへのアプローチを推進している。AI、ビッグデータなどの新技術は健康養生サービスでより広範に応用されている。在宅とコミュニティの養老モデルは高齢者の在宅養老に対する需要増に応えられるように、将来の推移動向となっている。また、農村健康養生文化観光が急成長し、農村健康養生と農村振興の融合発展を促進する。

カスタマイズ、知能化、総合化へのアプローチがより重視される健康養生サービスの見通しが窺える。60年代生まれ世代の定年退職に伴い、彼らの健康投資、予防保健、生涯学習などに対する需要増が業界を高質養老時代に導く。健康養生サービス市場の客層は少人数から大衆へと成長し、養老からエンジョイライフへと邁進していく。しかし、健康養生サービス市場は養老機構運営のレベルばらつき、収支バランス問題の解決方法など、若干の試練に直面している。

以上のように、健康養生サービス市場の見通しは広く、巨大な発展潜在力を持っており、政策支援と技術進歩によってその更なる成長を推進している。‌

1.1.3　プロジェクト建設に有利な条件

(1)政策の優位性

2016年国務院発行の「『健康中国2030』計画要綱」では、健康と田園、養老、文化、観光、インターネット、フィットネスレジャー、食品の融合を意欲的に促進、健康に関連する新産業、新業態、新モデルのモデルチェンジ・世代交代と産業チェーンの進化を促すべきだと呼びかけた。それ以来、国は次々と政策を打ち出し健康養生産業の発展を大いに奨励してきた。

国家衛生健康委員会、国家発展改革委員会、財政部、文化観光部と国家漢方医薬局から共同で発行された『健康観光の発展促進に関する指導意見』では、2030年までに、相当完備した健康観光サービス体系が構築され、健康観光サービス能力が大幅に向上し、発展環境が次第に最適化され、中国を健康観光先として海内外の観光客に選ばれ、産業の発展レベルを向上させる目標を掲げた。

(2)人材の優位性

浄月ハイテク産業開発区に集まっている様々な人材が10万人近くで、そのうち専門技術人材の割合が70%と高く、同開発区のハイレベル人材に対する強い魅力が示されている。そのほか、同開発区にいる従業員のうち、学士号取得者46.76%、修士号以上取得者15.54%という割合となり、この高学歴構造は現地経済の高質発展に強固な基礎を築い‌ている。浄月ハイテク産業開発区は「産業、大学、研究所、人材」の総合革新を推進することによって、人材と産業の良好な相互作用を形成した。

(3)地理的優位性

長春市は交通網が四方八方に通じており、‌鉄道、道路、航空、水運など多くの輸送方式が利用できる。長春は、ハルビン-大連鉄道、北京-ハルビン鉄道、吉林-琿春鉄道など多くの鉄道幹線の交差点にあたり、北京-ハルビン高速道路、ハルビン-大連高速道路など多くの高速道路の起点または経由地でもある。長春龍嘉国際空港は中国北東地域最大の航空センターの一つであり、海内外をつなぐ百本近くの航路が就航している。‌長春市は北東アジア経済圏で重要な戦略的地位を持ってい‌る。北東アジア地域における国際化大都市である長春市は北東地域と華北地区をつなぐ重要なセンターであり、北東地域の重要な政治、経済、文化の中心でもある。

浄月ハイテク産業開発区は長春市の南東部に位置し、総面積478.8平方キロメートル、落成済み面積62.5平方キロメートルである。地理的優位性に優れた浄月ハイテク産業開発区は、都市の主要な交通網をつなぐ長春市の重要な区域となっている。

(4)産業基礎の優位性

2023年、中国バイオテクノロジー革新大会で発表された中国バイオ医薬団地競争力ランキングでは、長春ハイテク産業開発区のバイオ医薬産業総合競争力が2つ順位を上げた全国14位にランクインし、3年連続で躍進を遂げた。

長春新区は第1陣の国家級バイオ産業基地の産業核心区、アジア最大のワクチン生産基地、全国最大の遺伝子医薬品生産基地である。吉林省、長春市の医薬産業発展の重要な成長極となっている長春新区は、相当完備した医薬健康産業チェーンと産業生態系を構築、23.2平方キロメートルの「長春薬谷」を高基準で建設した。

「長春薬谷」は長春ハイテク、金賽薬業、百克生物、迪瑞医療などの業界リーダー企業を含め、バイオ医薬・健康の関連企業210社を集めている。そのうち一定規模以上企業26社、ハイテク企業79社、専精特新企業（専門化・精密化・特徴化・斬新化）45社である。2022年一定規模以上企業の工業総生産額は区全体の30.4%を占め、前年同期比22.3%増の236億元であった。バイオ医薬産業総生産額は、同市全体の81.6%、吉林省全体の33.7%近くを占め、吉林省各市でトップにランクインしている。

1.2 プロジェクト建設内容及び規模

本件プロジェクトは総敷地面積3.5万平方メートルである。養生リハビリテーションセンターは国際先進的なリハビリテーション理念と基準に基づいた計画・設計を行い、下記のように、いくつかの機能区に分けられる。

医療リハビリテーション区:先進的なリハビリテーション医療設備を備え、専門的なリハビリテーションサービスを提供する。

養生保健区：温泉浴槽、漢方マッサージ、鍼灸などのサービスを提供、人々の体調調整、体質増進をアシストする。

レジャーリゾート区:快適な宿泊環境とレジャー娯楽施設を提供、客が養生リハビリテーションを楽しむと同時に、心身をリラックスさせる。

健康教育区:定期的に健康講座とトレーニングコースを開催、健康知識を普及させ、人々の健康意識を高める。

具体的な建設規模は以下の通りである。

医療リハビリテーションビル:建築面積約3000平方メートルで、リハビリテーション室、理学療法室、心理相談室などを含む。

養生保健センター:建築面積約2000平方メートルで、温泉浴場、マッサージ室、鍼灸室などを含む。

レジャーリゾートホテル:建築面積約5000平方メートルで、高基準の宿泊サービスとレジャー娯楽施設を提供。

健康教育センター:建築面積約1000平方メートルで、多機能教室と展覧区を設置。

1.3 プロジェクト総投資額と資金調達

1.3.1 プロジェクト総投資額

総投資額30000万元。そのうち建設投資額24000万元。

1.4　財務分析及び社会評価

1.4.1 主な財務指標

プロジェクト量産後、年間売上高37037万元、利益11111万元。投資回収期間4.7年（税引後、建設期間2年含む）。投資利益率37.04%。

説明：表中の「万元」はすべて人民元である。

1.4.2 社会評価

リハビリテーションセンター提供のカスタマイズ治療案と快適なリハビリテーション環境は、多くの患者が専門的な医療サービスを受けると同時に、在宅のような暖かさを楽しむ。また、同センターは意欲的に地域社会と協力し、健康講座と疾病予防教育活動を展開、公衆の健康意識をさらに高める。これらの措置は地域社会住民による養生リハビリテーションセンターへの信頼増進だけでなく、社会から広範な称賛を得ている。

1.5 協力方式

独資、合資、協力

1.6 外資導入の方式

資金。その他の方式は面談可能

1.7 プロジェクト建設場所

浄月ハイテク産業開発区。

1.8 プロジェクト進捗状況

プロジェクトは計画段階にある

2. 協力側簡単紹介

2.1　基本状況

名称:長春浄月ハイテク産業開発区管理委員会

住所:吉林省長春市南関区福祉大路1572号

2.2 概况

長春浄月ハイテク産業開発区（以下「浄月ハイテク区」と略称する）は1995年に設立され、2012年に国家級ハイテク産業開発区に昇格し、2022年4月に「国家自主革新モデル区」として承認された。長春市の南東部に位置し、区域面積478.8平方キロメートル、落成済み面積62.5平方キロメートルで、3つの鎮と7つの街道弁事処、35の村、39の社区（コミュニティ）を管轄、総人口40.87万人である。浄月ハイテク区は相次いで国家サービス業総合改革試験区、国家EC実証基地、国家広告クリエイティブモデル団地、国家現代サービス業デジタルメディア産業化基地、国家情報消費試験区、国家級文化とテクノロジー融合モデル基地、国家スマートシティ試験などの「国家級称号」を獲得した。2022年に区全域GDP（総生産額）432.6億元で、一般会計歳入区級財政収入6.19億元であった。

デジタル経済、映画文化観光、現代サービス業は同開発区の三大主導産業である。デジタル経済産業の面では、同開発区は吉林省デジタル経済産業集積区、本市デジタル経済発展核心区と位置付けられ、敷地面積400万平方メートル近くで、期間分けでデジタル経済産業団地の建設を進めている。そのうち、スタート区はすでに京東科技、神州デジタル、東数科技など多くの大手企業を誘致している。核心区は建設中の長髪計算力センター、浄月未来城などのプロジェクトが計算力の「土台」固めを加速させ、網易、聯通、祥雲などのリーダー企業を誘致、啓明情報、慧程科技が『全市工業企業デジタルモデルチェンジシステム・ソリューション・サービス業者名簿』に組み入れ、デジタル技術による第一・二・三次産業への賦活や官公庁・企業・民生への奉仕を初歩的に実現している。文化観光産業の面では、万達と協力して国際映画シティープロジェクトを整備、映画撮影、映画文化観光、映画本部、デジタル映画、映画教育、映画孵化という「六大基地」を高基準で建設、万達映画スタジオ、金色ホール、万達茂などの重点プロジェクトが落成され、長影集団と共に長影集団本部と抗日を題材とした映画撮影ロケ地を建設、「万達+長影」のダブルIPを重点的に建設する。浄月潭5A級観光地レベルアップ・プロジェクトをスタートさせ、偽満皇宮博物館デジタル化・知能化革新実験室が「全国文化財観光地区革新発展力トップ10」に選ばれた。現代サービス業産業の面では、北東証券、一汽金融、吉林農投などのリーダー企業を誘致、浄月金融サービスセンターが中堅となるサポート体系が初歩的に形成された。農業科学技術の成果産業化を加速、布瑞克「豆業雲」サプライチェーン数智産業団地、「吉肉雲」インターネット取引プラットフォーム「インターネット+農業+金融」の新発展モデルが順調に運行している。建設業を全力で支援し、建設業向け支援政策を打ち出し、建設業企業を誘致し、現在定住意向のある建設企業23社のうち、浄月ハイテク産業開発区に登録済み企業が13社で、建築面積1.3万平方メートルを使用する。

2.3 連絡方式

2.3.1 協力機構連絡方式

連絡係:袁娜

連絡電話：+86-431-84533752

 イメール：yuannamail@163.com

2.3.2 プロジェクト所在市（州）連絡方式

連絡先:長春市合作交流弁公室

連絡係:張俊傑

連絡電話：+86-15704317930

ファクス：+86-431-82700590

イメール：xmc82763933@163.com