医薬健康
長春市医学美容整形病院建設プロジェクト
1. プロジェクト簡単紹介
1.1 プロジェクト背景
1.1.1 プロジェクト簡単紹介
医学美容整形は医学的手段によって人体の外見と形態を改善する医療美容サービスである。医学美容整形市場は整形手術、プチ整形、皮膚美容、口腔美容など多くの細分化領域をカバーしている。そのうち、整形手術とプチ整形はその顕著な効果と広範な消費者層を持ち、市場での人気プロジェクトとなっている。軽医療美容はその安全性、便利性、顕著な効果などの特徴により、ますます多くの消費者に愛顧され、市場成長の新たな原動力となっている。
本件プロジェクトは中韓(長春)国際協力モデル区に建設され、顔面整形、身体整形、皮膚美容、口腔美容など多くの整形科を設立、先進的な医療設備と技術を備え、高質な整形美容サービスを提供する。
1.1.2 市場の見通し
(1)医療美容産業の発展現状
医療美容は修復再建学科の技術を基に、手術、医薬品、医療機器その他創傷性または侵入性のある医学技術方法を用いて人の容貌と人体の各部位の形態を修復し、再成形することを指す。
中国の医療美容産業は発足が遅く、その沿革は3段階に大別される。
①萌芽段階:公立病院において初となる整形外科の設立を象徴に、中国の医療美容産業が萌芽を始めた。それ以来、多くの公立病院に次々と整形科が設立され、当時、医療美容の主な需要は損傷後の修復、矯正などの受動的整形リハビリテーションにとどまった。
②発足段階:上流原材料メーカーのスムーズな成長が、民間医療機関の輩出を牽引する。同段階は多くの同分野の会社が上場を果たし、朗姿(株)、蘇寧環球、復星などが買収によって医療美容リハビリテーション業界への布石を展開するなど業界での合併買収が頻繁で、中韓協力はさらに強化され、韓国の技術と医師が絶えず導入され、普及化が進んでいくことが特徴である。
③成長段階:資本を後ろ盾に産業が生々発展し、「インターネット+」の気運が高まる中、インターネット医療美容リハビリテーションプラットフォームを生んだ。モバイルインターネットと消費アップグレードによる二重駆動のもと、インターネット医療美容リハビリテーションプラットフォームはを続々と成長し、医療美容産業チェーンの中枢役となってきた。
(2)医療美容市場の規模分析
グローバル医療美容市場の規模は伸び続け、2023年には既に4500億ドルを超え、年成長率10%前後で拡大し続ける見込みである。市場規模の成長は主に生活水準向上や、人々の高まる美意識によるもので、医療美容サービスの需要増に拍車をかけている。中国の医療美容市場は近年急成長を遂げ、世界最大の医療美容市場の一つになっている。2023年に中国の医療美容市場規模は2804億元に達し、2025年には3816億元に上る見込みである。
医療美容業界の消費者層は主に20-50歳年齢層に集中しており、そのうち30-40歳層の割合が一番高い。女性は主力消費者であるが、男性市場も拡大しつつある。非手術的軽医療美容プロジェクトはその柔軟性、創傷が小さく、回復期が短く、リスクが低いなどの特徴により、大きな市場シェアを占めている。医療美容市場の規模分析データによると、2023年に中国の非手術的医療美容市場規模は市場全体の53.2%を占める1207億元であった。
医療業界の競争は主にブランド、技術、価格、サービス、チャネル、マーケティングなどの側面に集中し、ますます激化している。国内外の多くの企業がこの分野に進出、技術革新、ブランド磨き、サービス品質向上などの方式で市場シェアを争っている。華美、芸星などの大手美容院チェーンは、強いブランド影響力と資源の優位性によって大きな市場シェアを占めている。同時に、中小民間医療機関の数は多いが、品質がまちまちで、業界全体のイメージと評判に影響を与えている。
人々の高まる美意識を追い風に、今後数年間、中国医学美容整形市場の売上増が続く見込みである。そのうち、美容整形の需要増が続く一方、修復整形の需要が次第に現れてくる。市場競争の激化に伴い、今後数年で医学美容整形商品の価格は次第に下がる見込みである。しかし、一部のハイエンド医学美容整形商品の価格は安定しているか、少し上昇していく可能性がある。
以上のことから、医学美容整形病院の市場の見通しが広い一方、激しい市場競争に直面している。会社は自社優位性を十分に発揮し、絶えず技術水準とサービス品質を高め、マーケティングとブランド力向上を強化し、消費者の需要を満たし、会社の持続可能な発展を実現する。
1.1.3 技術分析
本件プロジェクトは韓国高蘭得整形病院(GRAND PLASTIC SURGERY)の技術に依拠可能である。韓国GRANDは経験豊富で専門的な素養の高い医療チームを持つ国際的に有名な整形病院である。その医師は厳しい訓練と実践を経て、先進的な整形技術と理念を身につけた。同病院は世界各地の多くの有名な医療機関と研究機関と密接に協力し、技術交流と革新を続けている。GRAND整形は手術の安全性と効果を確保する為、国際先進的な設備と材料の導入を重視している。
特に特筆すべきのは、韓国GRAND整形技術を導入する際には、国内市場の需要と特徴を十分に考慮し、自らの実情に合わせた適切な調整と革新を行っている。同時に、技術の安全性と有効性を確保する為、適用法規制と医療規範を厳格に遵守している。また、人材育成とチームづくりを重視、病院全体の技術レベル向上とサービス品質向上を目指している。
1.1.4 プロジェクト建設に有利な条件
(1)政策の優位性
2021年、「国民経済と社会発展の『第14次5ヶ年計画』 と二〇三五年ビジョン目標の策定に関する中国共産党中央委員会の提言」では、次世代バイオ医薬と健康など十大戦略的支柱産業クラスターの構築、政策による製造業のモデルチェンジ加速、医療機器などの新興産業の急速な台頭、医療設備分野の産業チェーン整備、人工知能、ビッグデータなどハイテクとの融合発展、バイオ医薬産業クラスターの育成加速、業界の安定的な発展の推進などに言及した。
国の関係部門発行の『産業構造調整指導目録(2024年版)』に記載される医療機器、医療美容注射剤に関連する政策として、新型製剤技術、新型バイオDDS(バイオドラッグデリバリーシステム)の研究開発・産業化を奨励、ハイエンドのインプラント介入製品、バイオ医用材料、付加製造の開発と応用を奨励する。
(2)地理的優位性
中韓(長春)国際協力モデル区は、長春市より北東寄りに位置し、長春市街地に隣接し、長春市都心から直線距離20キロ離れ、龍嘉空港から直線距離15キロ離れ、長春30分経済圏にある。北京-ハルビン鉄道、ハルビン-大連旅客専用線、北京-ハルビン高速道路及び102国道からなるハルビン-大連複合交通回廊は全域を貫通している。交通網が四方八方に通じており、将来、軽軌道5号線、長春から龍嘉空港までの高速道路、ハルビン-大連旅客輸送高速鉄道駅はすでに長春市都市全体計画に組み込まれている。
(3)プロジェクト建設条件の優位性
本件プロジェクトは原材料の品質と安定性を確保する為、海内外の有名な原材料サプライヤーと長期的な協力関係を確立している。国際基準と安全要求への適合性確保に向け原材料を厳選する。完備した生産現場とプロセスフローを備え、効率的な生産と加工ができる。先進的な医療設備と施設を備え、手術の安全と効果を確保する。厳格な品質管理システムを運営し、製品とサービスの品質を保証する。経験豊富な整形医、看護師、技術者などから成る専門的な医療チームを持っている。
1.2 プロジェクト建設内容及び規模
本件プロジェクトは敷地面積50ムーで、外来診察部エリア、手術室、病棟、オフィスエリアなどを含む現代化病院ビルを建設する。先進的な医療機器設備を購入する。
1.3 プロジェクト総投資額と資金調達
1.3.1 プロジェクト総投資額
総投資額100000万元。そのうち建設投資額80000万元。
1.4 財務分析及び社会評価
1.4.1 主な財務指標
プロジェクト量産後、年間売上高94700万元、利益31250万元。投資回収期間6.2年(税引後、建設期間3年含む)。投資利益率32.3%。
1.4.2 社会評価
医療美容産業は新興産業として、経済面で大きな利益をもたらしている。人々の高まる美意識に伴い、医療美容サービス業界は次第に巨大な市場になり、整形手術、美容商品、美容院など業界の成長を牽引すると共に、関連する補助サービスの発展を促進してきた。また、医療美容産業は直接または間接的に国家税収に大きな貢献をし、国家経済の成長に積極的な影響を与えている。
1.5 協力方式
独資、合資、協力
1.6 外資導入の方式
資金。その他の方式は面談可能
1.7 プロジェクト建設場所
中韓(長春)国際協力モデル区
1.8 プロジェクト進捗状況
プロジェクト提案書編成済み
2. 協力側簡単紹介
2.1 機関基本状況
名称:中韓(長春)国際協力モデル区管理委員会
住所:吉林省長春市寛城区金匯大路1577号中韓ビル
2.2 概況
中韓(長春)国際協力モデル区は、総面積512平方キロメートル、そのうち核心面積210平方キロメートルで、拡張区は長春新区に属する長徳経済開発区、空港経済開発区を含む。モデル区は、北東アジア地区の地域経済協力牽引区、中韓の多分野・多面的協力先行区、吉林省ひいては北東地域の経済発展の新たなエンジンとして戦略的に位置づけられている。
モデル区は産業チェーンの協同協力を推進するのに重要な役割を持っている。産業発展推進に向けた産業構造を構築、デジタル経済を牽引役に、先進装備と知的製造、健康食品、医薬医療、光電情報という4つの主導産業を大いに発展させ、韓国の技術と人材を積極的に導入し、モデル区の建設を加速させている。モデル区は革新と人文協力を強化、教育科学協力を推進、中韓両国の高級人材育成と研究機関の協力を拡大している。ハイレベル人材、研究開発人材、外国籍人材奨励政策を制定、モデル区への進出人材に一流の仕事・生活環境を提供する為、国際人材交流サービスセンターと中韓双創センターを整備する計画を立てた。
2.3 連絡方式
連絡係:尹楠
連絡電話:+86-431—86800123
イメール:yy8625@126.com
プロジェクト所在市(州)連絡方式
連絡先:長春市合作交流弁公室
連絡係:張俊傑
連絡電話:+86-15704317930
ファクス:+86-431-82700590
イメール:xmc82763933@163.com