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1. プロジェクト簡単紹介

1.1 プロジェクト背景

1.1.1製品簡単紹介

田舎民泊とは、田舎の民家などの関連資源を利用して、主人が経営サービスに参加し、観光客に地元の自然、文化、生産的なライブスタイルを体験できる小型宿泊施設を提供することを指す。その中で、文化テーマの民泊はデザイン装飾において現地の文化を体現することにより、観光客に宿泊を通じて現地の文化と歴史を感じさせ易い。

プロジェクトはジャコウジカ養殖場及びジャコウジカ活動院、知識青年部落民宿、キャンピングカーキャンプ場を建設し、多機能会議室、総合サービスセンター、キャンプサービスセンターなどを組み合わせて建設し、中国初のジャコウジカをテーマに、飼育、研究、文化創造、周辺、農業副特産物を一体化した農村振興産業プロジェクトを構築する。

1.1.2 市場の見通し

1.中国の農村観光業界の発展状況

（1）農村観光業界の産業チェーン

農村観光は観光休暇を目的とし、村の野外を空間とし、人文干渉がなく、生態破壊がなく、遊居と野行の特色を持つ村野観光の形式である。農村観光の発展を通じて、農業と観光業を有機的に結合し、農業産業チェーンを延長し、農産物の付加価値を高め、農村の一二三産業の融合発展を促進し、農村産業構造の調整と最適化を推進するのに役立つ。市場探索発展を経て、現在、国内には生態観光型、民俗文化型、レジャー休暇型、農業体験型などの多種の農村観光発展モデルが存在している。

農村観光業界の産業チェーン上流は主に農林牧畜関連企業、農副産物加工企業、観光企画企業、建築施工商などであり、中流企業に原材料供給、製品開発及び観光計画サービスを提供する責任を負う。中流は農村観光製品及びサービスサプライヤーであり、農村観光業の核心資源を掌握し、産業チェーンの主体的地位を占め、主にレジャーリゾート、観光採集園、民俗文化村、農家楽（民宿、レストラン）などを含む。下流は中核企業と消費者を結ぶメディアであり、農村観光製品やサービスのマーケティング、宣伝を担当し、主に旅行会社、オンライン観光プラットフォームなどを含む。また、産業チェーンの運営過程において、関連サービス企業は産業チェーンに通信、金融サービス、農村観光協会などを含む関連サポートサービス及び発展保障を提供する。

（2）農村観光業界の市場規模

産業チェーンの延長、融合発展の推進を通じて、新産業新業態は農村産業空間を効果的に広げ、農民の就業・増収を手助け、貧困脱却の難関攻略成果を強固にするために保障を提供した。ここ数年来、各地の各級農業農村部門は農村の多元的価値を掘り起こし、農村産業のフルーチェーンのグレードアップ、全段階の付加価値を推進し、産業融合レベルは絶えず向上し、新業態はまだ衰えを知らず、農業の多機能性は日増しに顕著になっている。2023年、中国の現代農業団地の建設は絶えず推進され、50軒の国家現代農業産業園、40項の優位性特色産業群、200の農業産業強鎮が新設された。農業農村部は農産物加工業の発展促進行動をスタートさせ、2024年1月から6月にかけて、規模以上の農産物加工業企業の営業収入は8.7兆元に達した。

データによると、現在までに文化と観光部が発表した全国農村観光重点村は計1500カ所前後、全国農村観光重点鎮（郷）は計200カ所以上に達している。ここ数年来、人々の生活レベルの向上と消費観念の転換に伴い、ますます多くの観光客が農村地域に行き、都市とは異なる自然風景、文化習慣、農村生活を体験し始め、中国における農村観光市場の規模は持続的な拡大態勢を呈し、すでに国内観光市場の新たなホットスポットとなり、その産業チェーンは絶えず延伸し、総合的な牽引働きは日に日に顕著になり、次第に多くの農村観光の重点村、逸品路線、集積地域を形成し、農村振興の重要な手がかりとなっている。統計によると、2023年の全国農村観光生産額は2016年の5169億元から9079億元以上に成長した。

（3）農村観光消費状況

農村観光の発展は農業を頼りとし、農村を空間とし、農民を主体とし、都市住民の消費を市場とし、「三農」に根ざしているだけでなく、都市需要と現代消費にも結びついており、農村経済の発展、都市化のプロセス、都市と農村の統一的な発展にとって、非常に重要な意義を持っている。統計によると、第18回党大会以来、全国の農村観光客数は延べ8億人近くから延べ30億人以上に躍進し、年平均20%を超えた。農村観光はすでに１兆元近くの収入規模の新興産業に成長し、農村住民の収入を大幅に向上させた。統計によると、2023年の中国の農民の一人当たり観光生産額は1903元に達し、前年同時期比1100元増加し、2021年より870元増加した。

農村観光業態は徐々に多様化し、農家楽からレジャー観光型、ヘルスケア型へと転換している。農村観光商品の選択では、70.2%の観光客が生態風景型を選び、65.8%の観光客が農家楽、青果摘みなどの農村体験型を選び、54.9%の観光客がヘルスケア型を選んだ。

近年、中国の農村観光は新時代に入り、個性的なレジャー時代が到来している。農村観光はすでに農家楽の形式を超え、観光、レジャー、リゾートの複合型に転換し、農村観光製品は創意化、精緻化の発展の新しい段階に入った。

2.民泊業界の発展状況

近年、近距離レジャー、文化体験などの観光レジャー方式は徐々に住民の観光消費の主流となり、中国における観光宿泊市場の消費は大きく転換し、郊外型民泊、観光リゾート型民泊などのレジャー民泊市場の消費需要は絶えず増えている。国内民泊のプラス政策を重ねての放出により、国内民泊経営主体の数を絶えず増え、民泊産業経済を急速に発展した。しかし、注目すべきは、疫病の影響を受けて、2019年の中国民泊業界の市場規模は211億元で、2020年に新型コロナウイルスの疫病発生の衝撃を受けて、中国民泊業界の市場規模は明らかに下落した。2021年に国内の疫病予防制御が顕著な効果を得たことに伴い、中国民泊市場は徐々に回復した。2022年に疫病の繰り返しの影響を受けて、中国民泊業界の市場規模は199億元に減り、そのうち、オンライン民泊は約62.33%を占めている。現在、全体の宿泊市場における民泊のシェアは約10%だが、コロナ疫病後の観光業の全面的な回復に伴い、民泊業界は徐々に成長を迎えている。最新の研究報告によると、2023年現在、民泊市場の規模は300億元を超えている。2020-2022年、国内の民泊業界の平均シングルルームの収益は下落傾向を呈したが、ミドル・ハイエンドの民泊シングルルームの消費平均価格は大幅に上昇した。これは、全国の民泊市場の平均利益率の下落を背景に、文化的な民泊製品とサービスの質が民泊プロジェクトの利益実現のキーポイントになっていることを意味している。2023年に住民の旅行・移動活動の回復に伴い、中国の民泊業界の平均シングルルーム収益は前年同時期比62.03%増の169元に向上した。

  国民宿業界内の参加者は多く、携程、愛彼迎（Airbnb）、どこへ行くなどの大型オンライン予約プラットフォームがあり、中国の民泊市場で主導的な地位を占めている。また、中国の本土民泊ブランドも頭角を現しており、小豚短期賃貸、ブルーカラーマンション、竹客樹屋などが市場に進出しつつあり、独特の宿泊体験を提供している。また、大衆の口コミなど、地元の生活プラットフォームも含まれている。競争の激しい市場の中で際立たせるために、一部の民泊経営者は差別化戦略を採用し、独特のテーマ、設計またはサービスを提供し、消費者の注目を集めている。全体的に見ると、現在、中国の民泊市場は競争が激しいが、チャンスにも満ちている。成功した民泊経営者は市場の洞察力を備え、卓越した顧客体験を提供する必要があり、同時に市場の動的変化に積極的に適応する必要がある。

中国経済の絶えない発展に伴い、国民生活レベルの絶えない向上、消費構造の転換、観光レジャーはすでに国民の日常生活中の重要な構成部分となり、すでに消費と経済成長を牽引する新たな原動力となっている。2024年上半期、国内旅行者数は延べ27.25億人、前年同時期比14.3%増で、国内観光客の旅行総費用は2.73兆元で、前年同時期比19.0%伸びた。疫病のポスト時代、中国観光市場は全面的な爆発を迎え、観光市場の持続的な成長と消費者の需要の多様化に伴い、伝統的なホテルとは異なる宿泊体験を求める観光客が増え、独特な設計、文化的特色または特殊なテーマを持つ民泊の人気度は持続的に向上し、中国の民泊業界は引き続き個性化の方向に発展し、民泊業界にさらなる発展のビジネスチャンスをもたらし、将来の中国民泊市場の見通しは非常に素晴らしい。

1.1.3 プロジェクト建設に有利な条件

（1）政策の優位性

文化・観光部などの10部門は「農村民泊の質の高い発展の促進に関する指導意見」を印刷、配布し、文化財資源を深く掘り起こし、地域の特色文化を十分に展示し、農村民泊文化の内包を豊かにすることを提案した。歴史文化の風貌を尊重し、自然環境、人文景観、歴史文化、文化財建築などの資源を合理的に生かして農村民泊の特色を際立たせ、農耕文化、伝統工芸、民俗儀礼、風土人情などを農村民泊製品の建設に溶け込み、周辺コミュニティとの文化的相互働きを重視し、農村民泊が公共文化サービスに参加することを激励する。田舎民泊の発展の位置づけを正確に見つけ、異なるグループ、異なるレベルの需要に適応し、特色が鮮明で、タイプが豊富で、品質が優れ、価格が合理的な製品システムを構築する。農村民泊開発を絆として、多元業態経営を展開し、共有農業、手作り製造、特色文化体験、農業副産物加工、電子商取引物流などの総合業態を広げ、農村観光コンプレックスを構築し、効果的に牽引効果を発揮する。

国務院が発表した「サービス消費の質の高い発展の促進に関する意見」では、ミドル・ハイエンドの民泊ブランドを育成すると同時に、農村の遊休住宅を活性化させ、農村ホテル、旅館民泊などのサービスを発展させなければならないと、明確に指摘した。

農業農村部は『全国農村産業発展計画（2025-2031年）』を印刷、配布し、高齢化社会の到来に順応し、民泊ヘルスケア、遊楽ヘルスケアなどの農村レジャー観光プロジェクトを発展させることを提案した。都市農業生産生態資源と郊外地域の優位性を頼りに、田園観光、農耕体験、文化レジャー、科学普及教育、ヘルスケアなどの業態を発展させ、総合的なレジャー農業団地、農業テーマパーク、観光採集園、釣り園、農村民宿とレジャー農園を建設し、都市住民の消費需要を満たす。

『中華人民共和国国民経済と社会発展第14次5カ年計画と2035年ビジョン目標要綱』では、レジャー農業、農村観光、民泊経済などの特色産業の強化を提案した。

2024年2月1日から、「観光リゾートのランク分け」（GB/T26358-2024）「観光民泊の基本的な要求とランク分け」（GB/T41648-2024）の2つの国家基準が実施され始めた。

国家発展改革委員会の「消費回復と拡大措置に関する通知」では農村観光の発展に力を入れることを提案した。浙江省の「千万プロジェクト」の経験を広め、住みやすく、興業適宜と美しい田舎を建設する。文化産業活性化農村振興計画を実施し、優れた郷土文化を保護・伝承し、農村文化旅行資源を活性化し、掘り起こし、農村文化旅行施設の効果を高める。田舎民泊の宿泊サービス認証の実施を推進し、一連の等級観光民泊を育成、発表し、一連の品質民泊を構築する。

（2）資源の優位性

臨江市原ジャコウジカ自然保護区は白山市三道溝国営林場と臨江市葦沙河国営林場の国家重点公益林内に位置し、総面積は21995ヘクタールで、吉林省野生ジャコウジカが最も集中している区域である。区内には野生動物のジャコウジカ34- 44頭、国家I級、II級保護動物41種、国家I級、II級保護植物10種がある。

大松樹村は国家原ジャコウジカ保護区内に位置し、自然景観の保存が完全で、豊富な物産資源を持っている。オスジャコウジカが分泌するジャコウは高い薬用価値を持つだけでなく、貴重な天然高級香料でもあり、中国の伝統的な輸出外貨獲得商品であり、「ソフトゴールド」と呼ばれている。

（3）産業の優位性

現在、臨江市はすでに松嶺雪村、老三隊温泉リゾート、葦沙河白馬浪漁村などのレジャー農業と農村観光モデル村12カ所、レジャー農業家庭農場70カ所、農家楽家庭旅館200軒余りを設立され、レジャー農業と農村観光はすでに臨江市の農村経済発展の新たな成長点となっている。

（4）人材の優位性

白山市の専門技術人材は6.38万人、高技能人材は1.3万人で、その中で、顕著な貢献の中で青年専門家は39人、抜群革新人材13人、すでに規模を備え、門類が完備し、全体的な実力が徐々に強化された人材チームを形成した。市内には長白山職業技術学院が建設され、吉林省政府の許可を得て、国家教育に登録された高等教育の学生募集資格を持つ公立普通大学である。学院は高等教育を主とし、中等職業教育を両立し、社会訓練と職業技能認証教育を同時に展開する多段階で、多種類教育型高等職業大学である。学院には18の高等職業専攻が全国向けに募集でき、12の中職専攻が全省向けに募集されている。学院トレーニングセンターには6種類30項目以上の技能訓練と職業資格教育があり、年間延べ5000人の訓練能力がある。 

（5）地理的優位性

臨江市は吉林省南東部、長白山の奥地、鴨緑江のほとりに位置し、朝鮮民主主主義人民共和国両道（両江道、慈江道）3郡（中江郡、金亨稷郡、慈城郡）と川を隔てて向かい合っており、国境線は146キロ、幅員面積は3008.5平方キロである。303省道、302省道が境内を貫いている。

1.2 プロジェクト建設内容及び規模

プロジェクトの敷地面積は13150平方メートルで、ジャコウジカ養殖場及びジャコウジカ活動院、知識青年部族民宿、キャンピングカーキャンプ場を建設し、多機能会議室、総合サービスセンター、キャンプサービスセンター、木屋、芸術写生プラットフォーム、大松樹観賞プラットフォーム、子供遊園地、水遊びエリア、テントエリアなどを組み合わせて建設する。

1.3プロジェクト総投資額と資金調達

1.3.1 プロジェクト総投資額

本プロジェクト総投資額は12055万元、その内、建設投資額9644万元、流動資金2411万元。

1.3.2 資金調達

企業自己調達

1.4 財務分析及び社会評価

1.4.1 主な財務指標

プロジェクトの量産後、年間売上高は14600万元、利益2200万元、投資回収期間8年（税引後、建設期間2年含む）、投資利益率18.25%。

説明：表中の「万元」はすべて人民元である

1.4.2 社会評価

プロジェクトは地域文化、自然風景、歴史人文などの資源を結合し、特色あるテーマ民泊を作り出し、観光客により豊富で多様な宿泊体験を提供し、異なる年齢層と趣味の観光客に適している。同時に大衆が収入を増やし豊かになるルートを広げ、郷土人材を育成し、農村の全面的な振興を支援する。 

1.5 協力方式

合弁、協力、独資、その他の方式は面談可能。

1.6 外資導入の方式

資金、その他の方式は面談可能。

1.7 プロジェクト建設場所

白山市臨江市。

1.8 プロジェクト進捗状況

対外的に企業誘致中。

2、協力側簡単紹介

2.1 基本状況

名称：臨江市人民政府

住所：臨江市臨江大大街171号

2.2概況

臨江市は吉林省南東部、長白山の奥地、鴨緑江の中上流に位置し、朝鮮民主主義人民共和国と川を隔てて向かい合っており、国境線の長さは146キロ、管轄区の面積は3008.5平方キロ、7つの郷鎮、6つの街道、70個の行政村、22のコミュニティを管轄し、総人口は14.64万人である。

臨江は物産が豊かで、資源が豊富である。境内には野生動植物資源が極めて豊富で、「立体資源の宝庫」と呼ばれている。全市には鹿、クログマ、林蛙などの野生動物250種余り、野生植物には山参、天麻、貝母、高山紅景天など1000種余りがあり、「中国高山紅景天の郷」と「国家北薬基地」の美称がある。境内には温泉、鉱泉が広がり、水エネルギー資源が豊富で、七道溝菩提峰水源地は省級鉱泉水保護区に登録されている。鉱物資源には鉄、石炭、金、珪藻土など46種類あり、その中で珪藻土はすでに2億トン以上の埋蔵量が判明され、その埋蔵量と品位は全国第1位で、中国非金属鉱業協会に「中国珪藻土工業城」と「中国珪藻土産業科学技術モデル基地」を授与された。

臨江観光資源が豊富で、125カ所の重点開発観光地は「一帯二環」観光発展配置路線図に分布され、「グリーン、紅、古跡、多国籍、氷雪、ヘルスケア」などの観光資源を一体化した発展構造を形成した。現在、国家級森林公園1ヵ所、国家級湿地公園1ヵ所、国家4A級観光地1ヵ所、3A級観光地2ヵ所、2A級観光地1ヵ所、農村観光経営機構6ヵ所、全国初の紅色観光地100ヵ所、四保臨江戦役記念館と陳雲旧居を有している。臨江も「中国で最も美しい文化生態観光名城」「第1陣の最も美しい生態観光目的地」に選ばれた。 

2.3連絡方式

連絡先：白山市商務局

連絡係：朱昱沢

連絡電話：+86-439-3367020    +86-15844990231