文化観光
吉林市氷雪消夏リゾート建設プロジェクト
1. プロジェクト簡単紹介
1.1 プロジェクト背景
1.1.1製品簡単紹介
避暑旅行とは、夏の暑い期間中に、人々が暑さしのぎに気候の涼しい地域に行く旅行活動のことである。吉林省吉林市は北緯43°に位置し、夏季の平均気温は平年22℃前後を維持し、温潤で涼しく、適切な温度と快適な環境を提供でき、観光客の避暑・納涼の需要を満たすことができる。
プロジェクトは氷雪を背景に、スポーツを核心テーマとし、飛行などの新興のスポーツスタイルに溶け込み、大衆の氷雪スポーツへの参加意欲を引き出し、内需を拡大し、都市経済成長の牽引を計画している。
1.1.2 市場の見通し
気象資源は戦略的な観光資源であり、主に気候環境資源、天気景観資源、人文気象資源に分けられる。異なる天気、気候帯、気象景観及びそれに関連する文化体験は、人々が旅行の時間と目的地を選ぶ重要な考慮要素である。避暑旅行は典型的に気候、天気資源に頼る旅行のタイプである。地球温暖化が続き、地表気温が顕著に上昇する傾向が観測されている。2023年7月、地球の地表気温の最高記録は2日連続で過去最高を突破した。そのため、世界的な昇温を背景に、清涼は夏の希少資源となっている。高温モードでは住民の旅行意欲が高まり、避暑旅行の熱が高まっている。多様化する旅行製品と活動は異なる年齢層、異なる趣味観光客の個性的な需要を満たし、各地の観光客を避暑に誘い込み、避暑観光市場の爆発的な発展を推し進めた。年齢別を見ると、50歳以上の年配層と30歳~49歳の中年層は避暑の話題に最も注目している2つのタイプの人々であり、これは彼らが高温の天気に対応する際に、健康、安全、快適さに対する需要が際立っていることを反映している。2023年6月に中国観光研究院が発表した「全国避暑観光発展報告」によると、高齢社会の発展、中産層の増加、健康中国戦略の深化などの要素の推進の下で、避暑観光と関連市場の規模はすでに1.2兆元から1.5兆元に達した。
世界的な気候変動を背景に、極端な高温天気事件が日増しに増加し、避暑旅行は夏日経済の新たな成長点となり、避暑・消夏は人々の美しい生活への新たな追求となり、避暑観光産業も地方産業の構造調整を推進する新たなエンジンとなっている。2024年7月、中国の平均気温は1961年以来の歴史的な同時期の最高を記録し、多くの地域で20日を超え、最高気温は41℃以上に達した。データによると、2024年の全国避暑観光市場の需要は極めて旺盛で、観光客数は大幅に増えた。「メーデー」期間中、全国における国内旅行者は延べ2.74億人で、前年同時期比70.83%増で、比較可能な口径で2019年同時期の119.09%に回復した。端午の節の期間中も「メーデー」の観光ブームが継続され、全国における国内旅行者は延べ1.06億人で、前年同時期比32.3%増で、比較可能な口径で2019年同時期の112.8%に回復した。この成長傾向は国内観光市場の全体的な回復態勢のおかげであり、避暑旅行に対する人々の高い愛顧と切実な需要をさらに体現している。2024年8月、中国気象サービス協会などは共同で『2024中国「避暑・消夏の良い所」気象観光研究報告』を発表し、山地、森林、田舎、浜辺、湖、星観測、人文の7つのタイプを含む60箇所の避暑・消夏・良い所を発表した。7つ種類の「避暑・消夏の良い所」の7月から9月の気象指標分類計算の結果、平均体感温度は20.3℃から25.2℃の間で、森林地域が最も低く、浜辺地域が最も高い。それに当然として、森林地域の平均相対湿度は59.5%と最も低く、沿岸部では73.5%と最も高い。風速から見ると、星観測と山地避暑地の平均風速は3.0メートル/秒と2.8メートル/秒で最も高く、両種類の地域はいずれも比較的標高の高い地域に位置している。田舎、人文避暑地の平均風速は相対的に低い。これらの避暑地は全国22省をカバーしており、山東、貴州、吉林、陝西などが含まれている。
中国観光研究院、中国気象局公共気象サービスセンターが共同で発表した「吉林夏季観光気候快適度分析報告」によると、吉林省の夏季全域の平均温度は22℃、平均湿度は70%で、紫外線平均指数は5を超えず、1日平均日照時間は7.3時間、微風日数は120日、昼間の無降水日数は110日に達した。独特の地理的位置と涼しく快適な夏の気候は、吉林省の避暑経済の発展に恵まれた条件を提供し、観光客に快適な屋外活動空間を提供するだけでなく、各種の文化旅行活動を展開する理想的な場所でもある。ここ数年来、吉林省は「親子旅行+教科書旅行」「スポーツ試合+スポーツヘルスケア」など、さまざまな避暑旅行の新しい遊び方を打ち出している。また、吉林市は第8回吉林省消夏避暑レジャーシーズン「素晴らしい夜の吉林」消夏公演シーズン及び2024長春消夏芸術シーズンを開催し、全国各地の観光客に多彩な消夏避暑製品を発売した。外地の旅行客が指定の星級ホテルでの宿泊とKTVでの消費はすべて8割の優遇を与えており、次第に氷雪と避暑のダブルブランドで牽引する文化旅行製品システムを形成した。
現在、中国の避暑観光産業チェーンは極端な高温を背景に顕著な成長と多様な発展傾向を示している。「避暑」のチャンスをつかむために、避暑観光策を多く発表している。避暑観光市場は、ヘルスケア休暇、アウトドアレジャー、都市観光、見学旅行、親子旅行、夜間経済などの多様な業態と融合し、新たな産業構造を形成している。この多元化の融合は避暑旅行の製品の種類を豊富にするだけでなく、観光客の体験の質を高め、業界全体の競争力と魅力を高めるのに役立つ。
1.1.3 プロジェクト建設に有利な条件
(1)政策の優位性
2024年中央経済工作会議は「消費の活性化、投資効果の向上、国内需要の全方面への拡大」を2025年の9大重点任務の第一に挙げ、「多元化消費シーンの革新、サービス消費の拡大、文化観光業の発展の促進」などの具体的な要求を明確に提出した。
『観光地の品質ランク分け(GB/T 17775-2024)』には「文化旅行融合」と「スマート旅行」の内容が新たに追加された。その中で文化旅行融合は文化テーマ、文化利用、文化伝播の3つの部分からなる標準内容システムを構築した。スマート旅行は、スマートサービス、スマート管理、スマートマーケティングの3つの部分からなる標準コンテンツシステムを構築した。
「国務院弁公庁の氷雪スポーツの高品質発展を通じて氷雪経済の活力を引き出すことに関するいくつかの意見」では、氷雪観光向上計画のスタート実施を提案した。重点地区における氷雪観光資源の調査の展開を支持し、氷雪をテーマとした高品質な観光地、リゾート地を建設し、国家級スキー観光リゾートを最適化・向上させる。北京、河北、内モンゴル、遼寧、吉林、黒竜江、新疆などに世界的に有名な氷雪観光の高品質観光地3-5カ所の建設を推進する。条件に一致する地域に氷雪をテーマとした農村観光の重点鎮村の建設をサポートする。観光標識看板と観光情報共有システムを整備する。楽しい氷雪観光シーズンなどのイベントを開催し、氷雪観光の国内外での普及を強化する。
国務院弁公庁は「観光消費券の潜在力の放出による観光業の質の高い発展の推進に関するいくつかの措置」を発表し、氷雪経済の発展、氷雪スポーツ、氷雪装備、氷雪観光の全産業チェーンの発展を推進し、スキー観光リゾート建設の指導と強化を提案した。
『国務院の「第十四次五カ年計画」の印刷・配布に関する通知』では、クルーズヨット旅行、低空旅行などの発展政策を整備し、海洋旅行、山地観光、温泉旅行、避暑旅行、内陸河川クルーズ旅行などの業態製品の発展を推進することを提案した。
「全国民のフィットネスとスポーツ消費の促進に関する国務院弁公庁のスポーツ産業の質の高い発展の推進に関する意見」では、プロジェクト別に新たな産業発展計画を制定し、関連インフラ建設を強化し、各地でクライミングカヌー、スキー、パラグライダー、自動車クロスカントリーなどに代表されるアウトドアスポーツプロジェクトの開発を激励することを提案した。
「吉林省氷雪産業高品質発展計画(2021-2035年)」では、「氷雪スポーツ、氷雪観光、氷雪文化、氷雪装備」を核心とし、氷雪科学技術、氷雪人材、氷雪商業貿易などの関連産業を支えとする「4+X」氷雪産業システムの建設をより高いレベルで推進することを提案した。
吉林省委員会、省政府は「避暑レジャー産業の革新的発展の推進に関する実施意見」を提出し、探検(鍾乳洞/原始林)、登山、クライミング、滑空、バンジージャンプ、サイクリングなどのスポーツヘルスケアの発展に力を入れることを提案した、国家級、国際的な試合を頼りに、風景回廊、グリーンネットワーク、徐行システムなどの施設と製品を利用して、スポーツヘルスケアを展開する。延辺、白山、通化と長白山が長白山周回、鴨緑江と図們江に沿ったサイクリングを支援し、国際風情に溢れたサイクリング・ヘルスケアブランドに作り上げる。長春、吉林などの地域が避暑の特徴に合ったマラソン、湖と都市周回のサイクリングなどのスポーツ祭の導入をサポートし、大衆のスポーツヘルスケアによる生活習慣の誘導と育成を支援する。
(2)資源の優位性
吉林市は「北国江城」として知られ、「樹氷の都・スキー天国」と呼ばれている。都市の四季折々の景色、それぞれの特色があり、自然景観は美しく、「一江秀水(松花江)、二大奇観(吉林霧氷、吉林隕石)、三湖景勝(松花湖、紅石湖、白山湖)、四脈神山(朱雀山、玄天嶺、龍潭山、小白山)」が壮麗で美しいことで有名である。霧氷島を核心とする「九大霧氷観賞帯」、神農温泉などを代表とする「九大温泉体験区」を有し、氷雪と避暑レジャー産業をセンターとしたオールシーズン全域の観光構造を形成した。特に吉林市は北緯43°「氷雪黄金緯度帯」に位置し、世界三大粉雪基地の一つであり、氷雪資源は世界トップクラスである。
(3)産業の優位性
吉林市の観光特色あるイベントは豊富である。松花湖開江魚美食祭、松花湖の夏観光祭、長白山紅葉白樺祭などの特色ある祭りは非常に有名で、29回連続開催された吉林国際樹氷祭りは国内で最も影響力のある祭りの一つに選ばれた。中国の優れた観光都市、中国の十大特色あるレジャー都市、中国の最適な避暑旅行先都市、中国氷雪観光の十強都市などの栄誉を獲得した。
吉林市は氷雪経済をビッグ化・強化し、北大湖スキー観光リゾート核心区、万科松花湖スキー観光運動レジャー区、東山-砲台山氷雪観光スポーツレジャー区を建設する。北大湖スキーリゾート核心区、吉林氷雪装備産業園の吉林自由貿易試験区への組み入れを積極的に推進する。中国吉林国際樹氷雪祭りを高レベルで開催し、国家氷雪経済の高品質発展試験区を目指す。避暑レジャー産業を発展させ、松花江避暑レジャーシーズン、白樺紅葉祭りなどの特色ある活動を組織し、全市の避暑レジャー産業チェーンの広さと深さへの延伸を推進する。氷雪温泉産業の発展を推進し、吉林市一流の「温泉+氷雪+ヘルスケア+農業」リゾートを建設し、神農温泉、白樺林家温泉のグレードアップを推進し、聖徳温泉小鎮の建設を加速させ、「万昌-孤店子」温泉産業帯を「中国で最も美しい氷雪温泉帯」観光ブランドに作り上げる。
(4)人材の優位性
吉林市には9校の大学がある。全日制在校生は10万人近く、毎年高等学校卒業生は約3万人余り。全市の専門技術人材は約6.1万人、技能人材は49.6万人で、そのうち、高技能人材は14.4万人に達する。
吉林市は『人材活力の励起による省域副センター都市建設の促進に関する若干の措置』を制定、公布し、産業に焦点を当てて人材誘致の推進、都市発展をめぐって人材確保の推進、科学教育の優位性をめぐって産業・教育融合の推進、傑出した人材をめぐって栄誉励起の推進、環境向上をめぐって精確なサービスの推進の5つのプレートと27条の具体的な措置を講じた。
(5)地理的交通の優位性
吉林市は北東アジアの要の位置であり、長吉図の核心奥地に位置し、東は延辺を通じて河と海へ行き、西はハルビン・長春・瀋陽・大連につながり、南は遼源・丹東大通路を貫き、北は三江平原に接している。道路交通が便利で、龍嘉空港から64.5キロ、長春から117キロ、瀋陽から397キロ、ハルビンから355キロ、大連港から780キロ、天津港から1020キロである。京津冀とマッチングでき、北東アジアを輻射し、地政学発展の優位性が明らかである。高速道路は「一環四射」の道路網を形成し、鉄道は十字型を形成する。長琿都市間鉄道、長図、吉舒、瀋吉などの鉄道を有し、九江、九棋、西哈などの鉄道専用線及び連絡線を持つ。吉林地区の鉄道の貨物輸送量2670.6万トンで、貨物到着量は2817万トンに達した。
1.2 プロジェクト建設内容及び規模
プロジェクトの敷地面積は18.51万平方メートルで、主に氷雪スポーツ区、キャンピングカーキャンプ地・釣りエリア、レジャーキャンプエリア、飛行体験エリア、スポーツサバイバルエリア、レジャー逸品民宿エリア及び事務エリアなどの場所を建設する。
1.3プロジェクト総投資額と資金調達
1.3.1 プロジェクト総投資額
本プロジェクト総投資額は78000万元、その内、建設投資額62400万元、流動資金15600万元。
1.3.2 資金調達
企業自己調達
1.4 財務分析及び社会評価
1.4.1 主な財務指標
プロジェクトの量産後、年間売上高は80000万元、利益12000万元、投資回収期間8.5年(税引後、建設期間2年含む)、投資利益率15.38%。
説明:表中の「万元」はすべて人民元である
1.4.2 社会評価
プロジェクトが建設したリゾートは季節的な制約を打ち破り、氷雪スポーツ、森林避暑、アウトドア開拓、キャンピングカーキャンプなどの観光プロジェクトを融合させることで、観光製品と業態を豊かにし、冬季スキースポーツ、夏季避暑レジャーの雪場運営の新しいモデルを形成し、経済利益と社会効果の両側の豊作を実現した。
1.5 協力方式
合弁、協力、独資、その他の方式は面談可能。
1.6 外資導入の方式
資金、その他の方式は面談可能。
1.7 プロジェクト建設場所
吉林市豊満区。
1.8 プロジェクト進捗状況
対外へと企業誘致。
2、協力側簡単紹介
2.1 基本状況
名称:吉林市豊満区人民政府
住所:吉林省吉林市吉林大街76号
2.2概況
吉林市は吉林省第二大の都市で、全国で唯一省と同名の都市である。面積は27711.4平方キロで、全省の14.8%を占め、そのうち市街地面積は3774.6平方キロである。現在、永吉県1県、舒蘭市、盤石市、蛟河市、樺甸市の4つの県級市、船営区、昌邑区、龍潭区、豊満区の4つの市街地、1つの国家級ハイテク産業開発区、1つの国家級経済技術開発区、1つの省級スポーツ観光経済開発区(氷雪経済高品質発展試験区)と1つの国際協力区(吉林〈中国―シンガポール〉食品区)を管轄している。戸籍人口は399.6万人で、漢、満、朝、回、蒙など40余りの民族がいる。
豊満区は吉林市の南部に位置し、4つの行政区の1つである。全区は三郷の1鎮、7つの街道と1つの省級経済開発区を管轄し、面積は1062平方キロ、人口数は30万人近くである。ヨーロッパのアルプス山脈と北米の落基山脈と同じ「氷雪黄金緯度帯」に位置し、世界三大粉雪基地の一つであり、標高、山体勾配、雪期スパン、冬の温度、積雪深さ、風行速度は、全国ひいては世界で初めて指折り数えられる。
豊満区は「2線4区」を産業発展の位置づけとし、「2線」吉豊東線:歴史文化農村観光線を構築する、吉豊西線:文体レジャーリゾート観光線を作る。「四区」南部新城現代サービス業集積区:ビジネス商業貿易、観光サービス、医養健康、本部経済、ハイエンド商住などの産業クラスター、松花湖区域文旅レジャーモデル区:氷雪スポーツ、水上娯楽、レジャーリゾート旅行などの産業クラスター、石井科創産業団地の建設:吉林化工学院豊満キャンパスを核心とし、「団地企業」の発展モデルを全面的に推進し、科創産業群を重点的に発展させる、高速環状線新型工業発展区:装備製造、生物工学、ソフトウェア研究開発、人工知能などの新型現代工業などの産業クラスター。
2.3連絡方式
郵便番号:132000
連絡係:王菲
電話:+86-432-64662819
イメール:fmqswj@163.com
プロジェクト所在市(州)連絡方式
連絡先:吉林市協力交流弁公室投資促進サービスセンター
連絡係:王艶超
連絡電話:+86-15843218881