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1. プロジェクト簡単紹介

1.1 プロジェクト背景

1.1.1製品簡単紹介

氷雪観光とは、氷雪資源を主な吸引物とし、氷雪文化の体験、氷雪景観の観賞、氷雪スポーツへの参加などの形式を通じて、観光客を誘致して観光活動を行う行為を指す。エコツーリズムの範疇に属し、参加性、体験性、刺激性の高い旅行製品である。

プロジェクトは長春蓮華山生態観光リゾートに立地し、観光客に雪の総合ゲームプロジェクトを提供し、「没入式」の氷雪の体験を作りあげ、観光客が雪の郷で氷雪の世界を存分に体験できるようにする。

1.1.2 市場の見通し

（1）氷雪観光市場の現状

中国の氷雪観光は大衆市場の内生駆動の新たな段階に入り、すでに2つの氷雪シーズン2021-2022氷雪シーズン、2022-2023氷雪シーズンの氷雪レジャー旅行者数は延べ3億人を超え、多くの庶民が氷雪レジャー旅行の初心者から氷雪レジャー旅行のファンになり、氷雪レジャー旅行は彼らの常態化したライブスタイルとなっている。

中国観光研究院氷雪観光特別調査によると、2023-2024氷雪シーズンに氷雪レジャー旅行を体験したいと考えている観光客は66.2%で、64.8%の観光客は氷雪レジャー旅行の頻度を増やすといい、これらは氷雪レジャー旅行の旅行意欲が強いことを示している。携程の最新データによると、現在、氷雪観光消費者の旅行意欲は比較的多様で、個人レジャー旅行は54.4%を占め、氷雪観光における最も重要な旅行意欲となっている。

「中国氷雪産業発展研究報告（2024）」によると、中国の氷雪産業規模は2025年に10053億元に達する見込みである。2023-2024氷雪シーズン、中国の氷雪レジャー旅行者数は延べ3.85億人を超え、このデータは2024-2025氷雪シーズンには延べ5億人を突破する予測である。

報告書は、北京冬季オリンピックと冬季パラリンピックの成功裏な開催は、中国の氷雪図ぽーつと氷雪産業の急速な発展を力強く促進し、氷雪市場は爆発的な成長を示したと指摘した。各地で一連の「氷雪」の新製品、新シーンが発売され、「氷楽雪遊び」が人気を集めている。中国の氷雪産業の規模は2015年の2700億元から2023年の8900億元に増え、2024年に9700億元に達し、中国の氷雪産業の比較的速い発展の勢いを示した。

報告書によると、氷雪観賞体験、陸上氷雪スポーツは大衆の参加意欲を刺激し続けている。地域別の状況から見ると、中国の南北各省はいずれも比較的に良い氷雪観光の発展傾向を呈しており、「専門スポーツ+大衆娯楽」「北上南進+主客共有」の氷雪観光レジャー消費態勢が形成されている。これは「爾浜現象」が東北ひいては全国の氷雪旅行の情熱を牽引することと密接な関係がある。

報告書によると、中国の氷雪産業は新たな態勢を呈している。市場規模は持続的に拡大し、消費需要は多様化に向かい、氷雪産業チェーンは絶えず改善される。氷雪産業は技術革新によってモデルチェンジとグレードアップを持続的に推進し、地域競争から地域協力に徐々に転換し、持続可能な発展をより重視する。「氷雪」はクロスオーバーの深い融合を推進し、氷雪スポーツが外国へまで進むことが常態化する。

（2）氷雪観光市場の見通し分析

国務院弁公庁は「氷雪スポーツの質の高い発展を推進して氷雪経済の活力を引き出すことに関するいくつかの意見」（以下「意見」と略称する）を公布し、「氷天雪地も金山銀山」の理念を貫徹し、全産業チェーンの視点から現代氷雪産業体系の構築を計画した。氷雪文化と氷雪観光は氷雪経済の核心構成部分として、冬季オリンピック後の消費の新たな活力を引き出し、新たな経済空間を広げ、新たな産業運動エネルギーを形成する上で極めて重要な役割を果たしている。

文化の盛衰は国の盛衰にかかわり、文化の強弱は民族の強弱にかかわっている。党の20大報告は、「社会主義現代化国家を全面的に建設するには、中国特色ある社会主義文化発展の道を堅持しなければならない」と明確に指摘した。中国の氷雪文化は悠久の歴史と深い文化的基礎を持っており、新疆阿勒泰の千年毛皮板スキーの伝統、清時代に流行した氷上戯れ、これからハルビンの氷彫刻芸術、そして現代の若者が好む高山スキーまで、氷雪文化の機能は古代の生存手段から現代中国人民の幸福な娯楽方式に転換した。中国の氷雪経済の持続的な発展に伴い、歴史伝承を推進する氷雪古典文化は未来に向けた現代氷雪文化と同等に重要であり、これは氷雪経済の政府主導から自発的な内生成長への転換のキーポイントであり、中国の氷雪観光が品質駆動の新しい段階に入った後に持続可能な発展を実現する基礎でもある。

氷雪文化は正式に国家戦略に上昇し、氷雪文化事業と産業は繁栄発展の新しい段階を迎えた。『意見』では国家レベルで、氷雪経済のフルチェーンの角度から、専門章を用いて氷雪文化に対して系統的に述べ、新時期における氷雪文化事業と氷雪文化産業の発展方向と重点を全面的に計画した。『意見』では、氷雪文化の伝承と発展には、その牽引働きを発揮し、中国の優れた伝統的な氷雪文化を深く掘り起こし、保護し、革新と発展を実現し、中国人民の美しい生活需要によりよく奉仕しなければならないと提案した。氷雪文化は事業であり、政府主導で公共文化製品を提供する必要がある。産業でもあり、大衆観光の新たな需要を満たすために市場主体が役割を果たす必要がある。氷雪文化を発展させるために、『意見』は氷雪類無形文化財、氷雪文化博物館の建設、氷雪文化芸術作品の創作、2025年ハルビン第9回アジア冬季大会、第15回全国冬季運動会などの発展重点を明確にし、氷雪文化の繁栄を促進させる。

将来的には、氷雪観光は多元化の方向に発展し、伝統的なスキー、スケートなどの種目に限らず、氷雪文化、スポーツ、娯楽など多くの分野にも拡大する。消費者の観光品質に対する要求の高まりに伴い、氷雪観光も観光施設の品質向上、サービス品質の最適化、観光製品の中身の豊かさなど、品質化の発展をさらに重視する。 

氷雪スポーツの国際化傾向が顕著になるにつれ、氷雪観光もより多くの国際観光客を引き寄せるだろう。これは、観光施設の国際基準の向上、国際マーケティングの強化など、氷雪観光業界の国際レベルの向上を要求している。

以上のように、氷雪観光業界の市場は将来の発展の見通しが広い。多元化の発展、品質化の向上、融合化の発展と国際化の拡大などの趨勢の推進の下で、氷雪観光産業はより多くの発展のチャンスとより良い発展の見通しに直面するだろう。同時に、支援策の拡大と技術革新の推進に伴い、氷雪観光産業は絶えずグレードアップし、拡大し、観光客により良質な氷雪観光体験を提供する。 

1.1.3 プロジェクト建設に有利な条件

（1）政策条件

国務院弁公庁は『氷雪スポーツの質の高い発展による氷雪経済の活力の励起に関するいくつかの意見』（以下『意見』と略称する）を印刷・配布し、「氷天雪地は金山銀山でもある」という理念を貫徹・実行し、全産業チェーンの角度から現代氷雪産業体系の構築を計画し、氷雪文化、氷雪観光を氷雪経済の重要な内容とし、アフタ冬季オリンピック時期の氷雪消費の新たな活力を引き出し、新たな氷雪経済の空間を広げ、新たな氷雪産業の運動エネルギーを形成するために極めて重要である。

『意見』では、氷雪観光向上計画の実施の開始を明らかにした。大衆の氷雪観光、スキーリゾートを結合した製品の発展を堅持し、幅広い庶民のレジャー観光需要にサービスすることである。『意見』は文化・旅行部、国家発展改革委員会と国家体育総局がすでに打ち出した『氷雪観光発展行動計画（2021-2023年）』政策を継続し、国家戦略、市場需要と産業発展に基づき、既存の政策を最適化、グレードアップし、新たな氷雪観光行動計画を実施し、氷雪観光の質の高い発展を実現する。『意見』はまたブランドのリードを堅持し、氷雪観光のサービス品質向上の一連の措置を提案した。『意見』は国家級スキー観光リゾートの建設を最適化し、世界的に有名な氷雪観光の目的地を育成し、中国の氷雪製品の外出を奨励し、「中国氷雪歓迎世界計画」を実施し、海外の氷雪観光の販促活動を展開することを強調した。これは中国の氷雪観光が国内の一流から国際的にリードするための必然的な選択であり、将来中国の氷雪観光目的地の建設は国際品質、中国特色を堅持した上で、国内と国際のダブル循環市場を両立し、より多くの高品質の氷雪観光製品で世界の氷雪観光客にサービスを提供しなければならない。『意見』はまた、氷雪観光製品とサービス品質評価システムを構築し、地方が氷雪観光消費賠償先払い制度を構築することを支持し、賠償プロセスを最適化し、消費者の権益を最大限に保護することを提案した。

（2）産業の優位性

蓮花山区は長白山余脈の大黒山森林帯に位置し、低山臨水で、丘陵が延々と続き、植生が茂り、地域内の山、水、林、田が一つになった独特な生態環境を作り出し、特色のある氷雪、温泉、冷泉資源を持ち、長春の「都市の肺」として知られている。地域には122平方キロメートルの森林、40平方キロメートル以上の水域があり、東部は長春最大の飲料水水源地である石頭口門ダムに隣している。

（3）地理的優位性

長春は全国の重要な鉄道ハブ都市であり、「一帯一路」北線の重要なノード都市である。2017年10月13日、長春国際港及び中国ー欧州定期列車（長春-ハンブルク）が正式に開通した。長春国際港は長春鉄道総合貨物場の建設に依拠し、東北最大の一級鉄道総合物流基地である。長琿都市間鉄道、哈大旅客輸送専用線が相次いで開通し、長春駅、長春西駅の2つの鉄道旅客輸送メイン駅が形成された。

長春龍嘉国際空港は民用4E級空港であり、中国東北地区の4大国際空港の1つ、北東アジア航空ハブの玄関口、北東アジア地区の重要な航空交通ハブ、中国が主に建設した幹線空港である。龍嘉空港の1期、2期の拡大工事は全面的に完成し、ターミナルビル2棟、滑走路1本を建設し、累計運営航路は150本、通航都市は73カ所あり、国内を輻射し、北東アジアを配置し、東南アジアの主要国とロシア地区の重点都市を結ぶ航空交通ネットワークを初歩的に形成した。

長深高速、琿烏高速、京哈高速、長長高速などは長春市で交差し、他県（市）の1時間経済圏を接続し、四方八方に通じ、迅速で便利な長春市の立体交通ネットワークを構成している。

長春一時間経済圏は長春市九台区、岔路河鎮、長春市双陽区、伊通満族自治県、公主嶺市、懐徳鎮、農安県、徳恵市などを結ぶ。プロジェクトが完成すると長春、吉林及び周辺市、県企業の発展と孵化の重要なプラットフォームとなる。

1.2 プロジェクト建設内容及び規模

プロジェクトの計画敷地面積は30万平方メートルで、主に雪郷遊覧を建設し、ネット人気のガラス星空部屋を設置し、観光客は360°雪の美しい景色を楽しむことができる。また雪遊び楽園、イーグル、雪彫刻、スノー場及び特色民宿なども含まれる。 

1.3プロジェクト総投資額と資金調達

1.3.1 プロジェクト総投資額

プロジェクト総投資額は100000万元、その内、建設投資額80000万元。

1.4 財務分析及び社会評価

1.4.1 主な財務指標

プロジェクトの量産後、年間売上高は59524万元、利益17857万元、投資回収期間7.6年（税引後、建設期間2年含む）、投資利益率17.86%。

説明：表中の「万元」はすべて人民元である

1.4.2 社会評価

長春市瑞雪天地プロジェクトの建設は、現地に著しい経済利益をもたらしただけでなく、社会面で深い影響を与えた。このプロジェクトの実施は、周辺地域に大量の雇用を創出し、多くの企業や投資家の注目を集め、地域経済の急速な発展を推進した。同時に、瑞雪天地の落成は、都市全体のイメージを大幅に向上させ、長春市の新たなランドマークとなり、多くの観光客と市民の見学体験を引き寄せ、観光業とサービス業の繁栄をさらに促進した。

また、このプロジェクトは計画と建設の過程において、住民の生活の質の向上を十分に考慮した。グリーン生態系の居住環境づくりを通じて、周辺住民の居住条件を改善し、より快適で便利な生活空間を提供した。瑞雪天地の建設は、交通、教育、医療などの公共サービス施設のグレードアップを含む周辺インフラの整備を牽引し、住民の生活をより便利にし、生活の質を著しく向上させた。

以上のように、長春市瑞雪天地プロジェクトの建設は、経済的の面で都市に新たな活力を注入しただけでなく、社会的の面において住民に実際のメリットをもたらし、その社会的効果は良好である。

1.5 協力方式

独資、合弁、協力。

1.6 外資導入の方式

資金、その他の方式は面談可能

1.7 プロジェクトの立地

長春蓮華山生態観光リゾート

1.8 プロジェクト進捗状況

プロジェクトは計画段階中。

2、協力側簡単紹介

2.1機構基本状況

名称：長春蓮華山生態観光リゾート誘致三局

住所：長春蓮華山生態観光リゾート霧九路1号

2.2機構状況

長春蓮華山生態観光リゾートは2010年9月、吉林省委員会、省政府が設立を許可した省級開発区で、長春市委員会、市政府が直轄する5つの開発区の1つである。長春市の東部に位置し、長春市と吉林市とつながり、計画制御面積は417平方キロ、実際の管轄面積は362平方キロで、「両鎮一郷」26個の行政村を管轄し、総人口は5万人である。

2007年4月、吉林省政府は「長春蓮華山生態観光リゾート」の設立を許可し、2008年10月、長春市政府は蓮華山地区を「長東北開発開放先導区」に組み入れた。

2009年、長東北区とともに国家図們江地域協力計画の範囲に組み入れられ、先行試験などの優遇政策を享受している。

10年間を利用して、ここの地域総生産額は150億元を突破し、観光サービス人口は延べ20万人に達し、蓮花山地区を中国北方の住みやすさ、ビジネス、休みやすさ、楽しさのモデル区、レジャーリゾートと北東アジア国際交流基地に建設する計画である。

2019年9月20日、全国緑化モデル部門の称号を獲得した。

2.3連絡方式

2.3.1 協力機構連絡方式

連絡先：長春蓮華山生態観光リゾート誘致三局

連絡係：王超

連絡電話：+86-432-89651378

2.3.2 プロジェクト所在市（州）連絡方式

連絡先：長春市合作交流弁公室

連絡係：張俊傑

連絡電話：+86-15704317930

ファクス：+86-431-82700590

イメール：xmc82763933@163.com