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1. プロジェクト簡単紹介

1.1 プロジェクト背景

1.1.1製品簡単紹介

林下経済とは、林地資源と森林生態環境を頼りに、発展してきた林下栽培業、養殖業、採集業、森林観光業を指す。それは林下産業、林中産業と林上産業を含み、林下資源と並木の優位性を十分に利用することによって、林下栽培、養殖などの立体複合生産経営に従事し、それによって農林・牧畜各業の資源共有、優位性相互補完、循環相生と協調発展を実現する。

プロジェクトは和龍市頭道鎮大陽溝、長仁林場、龍門高麗人参場に建設され、現地の地理的交通の優位性と自然資源の優位性に基づいて、林下経済産業融合プロジェクトを展開し、梅花鹿、高麗人参、霊芝の栽培養殖と文化観光を結合し、総合型林下経済産業総合体を構築する。

1.1.2 市場の見通し

（1）中国の林下経済産業の発展現状

中国の林下経済産業は近年急速に発展し、林業経済の重要な構成部分となっている。この産業は林下栽培、養殖、採集などの多種の形式に関連し、食用菌、漢方薬材、特色ある林果、林下養殖などの分野を含む。現在、全国における林下経済の総生産額は年々増加し、農民の増収と農村振興に有力な支えを提供している。同時に、林下経済は森林資源の持続可能な利用、生態保護と就業を促進する上で重要な役割を果たしている。

現在、全国2800余りの県のうち2400余りの県が経済林を栽培し、経済林の年間生産額は2兆元を超え、林下経済の年間生産額は約1兆元で、数千万人の林業農家の増収を牽引して豊かにさせた。林下栽培、林下養殖、採集加工、森林景観利用などの内容を主とする林下経済は、豊富で多様な森林食品を提供し、山間部林区の重要なグリーン富民産業である。

中国の林下経済産業の発展規模は徐々に拡大している。データによると、全国での林下経済経営と利用林地面積は6億ムー以上である。各種類の経営主体は95万個で、年間生産額は2013年の4575億元から2023年の1兆元にアップした。全国の林下の経済経営利用面積が2000万ムー以上に発展させた省は14省、生産額が500億元以上の省は9省ある。

ここ10年来、649の国家林下経済モデル基地が認定され、省が創設した省級林下経済モデル基地は2000以上である。国家林下経済モデル基地の面積は約6000万ムーで、年間生産額は2000億元近く、全国林下経済の総生産額の20%を占め、１ムー当たりの経済利益は明らかに全国平均レベルを上回り、幅広い林業農家の林下経済の発展を効果的に牽引し、家の近くでの就職創業を実現した。

（2）林下経済市場の見通し分析

生活レベルの向上と健康意識の強化に伴い、有機、グリーン製品に対する市場の需要は日増しに増加している。林下経済はその生態的優位性により、生産された農産物や漢方薬などが消費者の愛顧を受け、人々の健康生活への追求を満たし、林下経済に著しい経済利益をもたらした。また、森林観光は新興の観光スタイルとして、自然に親しみ、生態を体験する人々のニーズにも応え、林下経済の急速な発展を推し進めた。

科学技術の進歩に伴い、林下経済における栽培と養殖技術は著しく向上した。インテリジェント化、自動化技術の応用は生産効率を高めるだけでなく、生産コストも削減した。同時に、新技術の応用も林下経済のモデルチェンジとグレードアップに有力な支持を提供し、より効率的かつエコへの発展を推進した。これらの技術進歩は林下経済の競争力を高めるだけでなく、将来の発展のために強固な基礎を築きあげた。

林下経済は伝統的な栽培や養殖分野に限らず、深加工、ブランド建設、電子商取引などの多元化の方向に広がっている。産業チェーンの延長は林下経済の付加価値を高めるだけでなく、より広い市場空間を開くことができる。この多元化した産業チェーンの拡大は林下経済に新たな活力を注入し、急速な発展を推進した。同時に、これは林下経済により多くの発展チャンスと経済成長点を提供した。

グローバル化を背景に、林下経済製品の国際市場での交流と協力はますます頻繁になっている。国際展示会への参加、国際貿易関係の構築などを通じて、林下経済製品は世界の舞台に向かうことができた。これは林下経済の国際的な知名度を高めるだけでなく、より多くの発展機会と市場空間をもたらすことができる。国際協力は林下経済により広いマーケットを提供するだけでなく、国際先端技術と経験及び交流と協力を促進し、急速な発展を推進させた。

経済利益を追求すると同時に、林下経済も持続可能な発展のチャレンジに直面している。持続可能な発展を実現するためには、生態保護と環境管理を重視し、林下経済が発展過程において生態環境を損なわないようにする必要がある。同時に、科学技術の革新と人材育成を強化し、林下経済のよりグリーン、インテリジェント、効率的な方向への発展を推進する必要がある。持続可能な発展は林下経済の長期的な手段であるだけでなく、持続可能な発展を実現するための必要な道でもある。

以上のように、林下経済市場の見通しは広いが、同時に多くのチャレンジとチャンスにも直面している。発展過程において、林下経済の健康、安定、持続可能な発展を実現するため、市場需要の変化、政策の方向性、技術の進歩などの要素に密接に注目する必要がある。同時に、国際協力とブランド建設を強化し、林下経済の世界舞台への進出を推進し、その将来の発展に新たな原動力を注入する必要がある。

1.1.3 プロジェクト建設に有利な条件

（1）政策の優位性

国家林草局は「全国林下経済発展ガイドライン（2021-2030年）」、「林草漢方薬材産業発展ガイドライン」を公布し、林下経済の地域配置、重点分野、経営モデルを科学的に計画した。商品林地を利用して林下経済を効率的に発展させ、公益林地資源を合理的に利用し、林下経済を適度に発展させることを奨励する。林下栽培と林下養殖を国家発展改革委員会が発表した「グリーン産業指導目録」に組み入れてサポートする。各地の先行試験を奨励し、林地経営、資源利用、林権融資などの面で大胆に模索する。全国20余りの省（区、市）は専門的な指導的文書と支援策を打ち出し、林下経済特別支援資金を設立した。 

（2）地理的優位性

和龍市は吉林省南東部、延辺朝鮮族自治州南部に位置し、長白山東麓に処し、図們江上流北岸、東は龍井市と境を接し、西は安図県と隣接し、北は龍井、安図両市県と境を接し、南は朝鮮民主主主義人民共和国咸境北道、両江道と図們江を隔てて向かい合っている。和龍市には四通八達の交通ネットワークがあり、国境警備道路、和龍から龍井までの一級道路、和龍から長白山までの観光道路などがあり、南へは国外へ、北へは高速、東は図琿ゴールデントライアングル、西へは観光名所の長白山までスムーズで便利な道路交通ネットワークを形成している。和龍から二道白河鉄道及び和龍から南坪鉄道は、哈大線、沈丹線、長図線など14本の鉄道と連結し、遼東半島海岸、中朝、中ロ国境に沿った南北方向の鉄道通路を形成している。

（3）資源の優位性

和龍市は長白山の奥地に位置し、生態環境が優れ、森林資源が豊富で、全市の森林被覆率は82.2%に達した。林下資源が豊富で、全国の重点林区と三大天然薬庫の一つである。和龍市は50年以上の高麗人参栽培歴史があり、中国の良質な高麗人参生産基地であり、プロジェクトに十分な原料を提供することができる。

1.2 プロジェクト建設内容及び規模

プロジェクトの総敷地面積は15000ヘクタールで、建設内容は下記による：

頭道鎮大陽溝：高麗人参霊芝文化園、人物彫刻、文化展示ホール、7つの朝鮮族特色民宿、三角木屋、予備水路団地湖面2カ所、山周回木道、観光客観賞路、観光客駐車場、観光客トイレ。

長仁林場（栽培基地）：林下参林下霊芝栽培基地、梅花鹿養殖基地。

龍門人参場（加工区）：加工工場4棟、文化科学研究総合棟、関連設備関連付属施設を購入する。

1.3プロジェクト総投資額と資金調達

プロジェクト総投資額は27000万元、その内、建設投資額21600万元。

1.4 財務分析及び社会評価

1.4.1 主な財務指標

プロジェクトの量産後、年間売上高は14516万元、利益4355万元、投資回収期間7.2年（税引後、建設期間1年含む）、投資利益率16.13%。

説明：表中の「万元」はすべて人民元である

1.4.2 社会評価

このプロジェクトは国家政策の導きに基づいて、和龍市の豊富な林下資源を十分に利用し、地域経済の多元化発展の推進に力を入れている。

プロジェクトの実施後、地元住民に多くの就業機会を提供し、有効的に就業ルートを広げ、農民の収入レベルを著しく向上させることが予想される。生態保護の面で、プロジェクトはグリーン発展理念を堅持し、林下資源を合理的に利用し、そして有効な措置を取って生態保護を強化する。また、プロジェクトの推進は現地のインフラを改善し、農民の生活の質を向上させ、地域経済の発展を強固に支えることに役立つ。

産業構造の最適化を通じて、プロジェクトは和龍市の市場における競争力を著しく向上させ、地域経済の持続的で健全な発展を促進した。同時に、プロジェクトは実施過程において社会主義の中核的価値観を積極的に発揚し、良好な道徳気風の形成を促進し、社会の調和と安定に貢献した。

以上により、和龍市林下経済産業融合プロジェクトは就業促進、生態保護、インフラ改善、地域経済発展及び社会主義核心価値観の発揚などの面で積極的な効果を得ており、国家政策の導きに符合して、和龍市経済社会の発展に重要な意義を持っている。

1.5 協力方式

独資、合弁、協力

1.6 外資導入の方式

資金またはその他の方式は面談可能

1.7 プロジェクト建設場所

和龍市

1.8 プロジェクト進捗状況

プロジェクト提案書編成済み

2、協力側簡単紹介

2.1機構基本状況

名称：和龍市商務局

住所：和龍市人民路

2.2概況

和龍市は吉林省南東部、延辺朝鮮族自治州南部に位置し、長白山東麓に処し、図們江上流北岸、東は龍井市と境を接し、西は安図県と隣接し、北は龍井、安図両市県と境を接し、南は朝鮮民主主主義人民共和国咸境北道、両江道と図們江を隔てて向かい合っている。地理座標は東経128°22’42″~ 129°24’17″、北緯41°59’44″~ 42°57’15″である。市境内の南北の長さは約100キロ、東西の幅は約70キロで、不規則なクヌギの葉状を呈し、総面積は5068.62平方キロ、境界線の長さは177.9キロで、南坪、古城里の2つの対朝国家級陸路港が設置されている。

2023年、年間地域総生産額は8%以上増加した。全口径財政収入は5億元を突破し、24.2%増である。固定資産投資は6.5%増。規模以上の工業増加値は10%増で、社会消費財小売総額は16%増である。都市部と農村部の常住住民の一人当たり可処分所得の伸びはいずれも地域総生産の伸び率を上回り、主要経済指標の伸び率は全州の上位にランクされている。全省県域経済振興発展優勝県（市）と率先昇格優勝県（市）の名誉を獲得した。

2.3連絡方式

2.3.1プロジェクト連絡方式：

連絡先：和龍市商務局

連絡係：金善玉

連絡電話：+86-15585593332

イメール：helongshizhaoshang@163.com

2.3.2プロジェクト所在市（州）連絡方式

連絡先：延辺州商務局

連絡係：李経宇

連絡電話：+86-13596515933