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1.プロジェクト簡単紹介

1.1プロジェクト背景

1.1.1製品簡単紹介

このプロジェクトは、全体的に風力・太陽光貯蔵発電所、アルカリ電解水による水素生産、グリーン水素とバイオマス結合によるグリーンメタノール製造という3つのコアモジュールで構成されている。このプロジェクトは、地域の豊富な風力および太陽光資源、バイオマス資源を十分に利用し、農業廃棄物を原料として使用し、独自の知的財産権を持つグリーンメタノール生産技術と一連の高効率触媒を採用している。バイオマスガス化生産装置とグリーンメタノール生産装置が革新的に開発され、全体の生産プロセスはグリーン電力を完全に使用することを確保し、グリーンメタノールを生産する。

このプロジェクトは年間40万トンのグリーンで低炭素のメタノールを生産することを計画している。また、地域でグリーンメタノール産業を積極的に発展させることにより、産業連携の発展パターンを形成し、上流および下流の企業と協力して、グリーンメタノール生態システムを構築することを目指している。これは新エネルギーの地域消費を促進し、地域のグリーンで低炭素経済産業の質の高い発展を推進し、この地域を国家の重要なエネルギー・戦略資源基地に構築するために力を入れる。

1.1.2 市場の見通し

（1）プロジェクト背景

世界的な気候変動問題の深刻化に伴い、各国の政府や企業は、徐々にグリーン水素の重要性を認識し、研究開発と応用に資金と技術を投入し始めている。21世紀の初めに、グリーン水素技術は徐々に成熟してきたが、高いコストが商業化応用の発展を制限した。しかし、技術の継続的な進歩とコストの削減に伴い、グリーン水素業界は徐々に台頭している。国家レベルで『水素エネルギー産業の中長期発展計画（2021 - 2035年）』が発表されて以降、各地域は再生可能エネルギーによる水素生産（グリーン水素）を積極的に計画し、各地方政府が発表した相応の水素エネルギー政策計画によると、2025年、2030年、2035年までに、計画されているグリーン水素の総生産能力はそれぞれ100万トン、100万トン、50万トンに達している。現在、中国の政策計画区域はすべて風力と太陽光資源が比較的豊富な三北地区に集中し、このうち、内モンゴルは2025年に年間50万トンを計画し、その年の総計画の半分を占めて、中国におけるグリーン水素普及重点地域となっている。大規模な発展は再生可能エネルギーによる水素生産コストを引き下げ、電解槽技術の継続的な向上を推進する。

石油と石炭の大量開発に伴い、非再生可能資源の埋蔵量はますます減少しているため、新エネルギーの開発はすでに戦略的なレベルに言及されている。太陽エネルギー、風力エネルギー、グリーン水素などの新エネルギーは今後の期間に大規模に開発されるエネルギーの種類となる。新エネルギーの国産化プロセスの加速に伴い、新エネルギー価格はさらに引き下げられ、新エネルギーの競争力も大幅に強化され、グリーン水素やグリーンメタノールの開発は大量の燃料資源を節約し、地域のエネルギー構造を改善することができる。

グリーン水素は、太陽エネルギー、風力エネルギー、原子力エネルギーなどの再生可能クリーンエネルギールートを用いて生産される水素を指し、その典型的な製造プロセスは再生可能エネルギー発電により水の電気分解を行い水素を生成することである。このプロセスにおける炭素排出量はほとんど無視できるため、この水素は「ゼロカーボン」あるいは「ノーカーボン」という特性を持ち、業界では持続可能で環境に優しいエネルギーキャリアであるゼロカーボン水素として広く認められている。

習近平総書記が提案した「カーボンピークとカーボンニュートラル」の目標は、中国共産党中央委員会の重大な戦略的政策決定であり、気候変動に対応するための目標であるだけでなく、経済社会発展の戦略的目標でもあり、中国の未来発展の価値方向を反映し、中国国内の循環を主体とし、国内と国際の双循環が相互に促進する新たな発展パターンを構築する上で重大な政治任務として重要な意義を持っている。同時に、習近平総書記は「四つの革命、一つの協力」という新たなエネルギー安全保障戦略を提案し、中国のエネルギー発展のために方向性を示し、中国の特色あるエネルギー発展の新たな道を切り開いた。習近平総書記の生態文明の考え方に従い、炭素排出による世界気候変動問題に積極的に対応し、グリーン発展を揺るぐことなく推進し、クリーンで低炭素かつ安全で効率なエネルギーシステムの構築を加速し、炭素排出削減を持続的に推進し、グローバルガバナンス行動をリードすべきである。

（2）プロジェクトの見通し

再生可能エネルギーを利用して生産されたグリーンメタノールは、理想的な代替燃料と見なされている。基礎化学工業製品の重要な構成部分であるメタノールは世界の年間消費量が1.26億トンに達し、業界生産額は3000億元を超えた。近年、代替燃料分野におけるメタノールの応用はますます増加している。しかし、従来のメタノールは主に石炭や天然ガスなどの化石エネルギーを原料とし、高い炭素排出を引き起こし、特に中国ではメタノール生産は主に石炭からメタノールへの転換に依存している。世界が長期的なネットゼロエミッション政策を推進する中で、メタノール業界は大きな変革に直面している。再生可能エネルギーに基づくグリーンメタノール産業が発展加速し始めた。グリーンメタノールは、バイオマス、捕集された二酸化炭素、グリーン水素などの再生可能エネルギーを利用して生産されたメタノールを指し、そのライフサイクル全体でほぼゼロの排出を達成でき、顕著な環境利益を持っている。

中国の将来のメタノール消費はすべてメタノールの電気製造で供給されると仮定すると、グリーン水素の需要量は約2100万トンに達し、これは現在の中国のグリーン水素生産量の41倍に相当する。これに応じて、グリーン電力需要は1兆キロワット時を超える可能性があり、2023年の中国の新エネルギー発電量の68%に相当する。

世界の海運業界は巨大な脱炭素圧力に直面しているが、バイオマスからメタノールを製造するルートは経済性に優れている。国際海事機関の予測によると、2050年までに、海運業界における従来の化石燃料の市場シェアは15%に縮小し、グリーンメタノールの使用率は徐々に42%に上昇し、海運業界におけるグリーンメタノール需要量は1.9億トンに達すると予想される。近年、メタノール燃料の船舶と注文の数は持続的に増加し、関連する政策や付帯施設も徐々に整備されている。EU基準を満たすバイオマスを炭素源とするグリーンメタノールの供給を促進するため、国際海運大手は、すでに複数の新エネルギー企業と高額なバイオマスグリーンメタノール供給契約を締結し、バイオマスメタノールルートの収益性を十分に保障している。

隆基会社は松原市で風力、太陽光、水素貯蔵、グリーンメタノール生産一体化プロジェクトの建設に投資することを計画し、この地域のエネルギーのグリーンで低炭素転換をさらに推進し、クリーンエネルギー産業の発展を加速し、「カーボンピークとカーボンニュートラル」目標の実現を支援することを目指している。このプロジェクトの建設は、後続の新規プロジェクトの円滑な進行を確保し、地域経済に更に貢献する。

このプロジェクトの建設は再生可能エネルギー発展計画と国家エネルギー産業の発展方向に沿って、地域のエネルギー構造の最適化に寄与し、地域の豊富な風力エネルギー、太陽エネルギー資源を十分に利用し、エネルギー圧力を緩和でき、地域の再生可能エネルギーの割合を増やし、環境保護への圧力を軽減し、風力および太陽光水素貯蔵グリーンメタノール製造産業の技術進歩を推進し、地域国民経済の持続可能な発展を促進する。このプロジェクトの建設は良好な環境的利益、社会的利益と政治的利益を持っている。

このプロジェクト所在地は豊富な風力エネルギー、太陽エネルギー資源を有し、開発の見通しが広く、交通が便利で、建設条件が優れている。工事の予算見積もりと財務分析の結果、このプロジェクトは良好な経済的利益を持っている。したがって、このプロジェクトの建設は経済的及び技術的に実行可能である。

1.1.3技術分析

このプロジェクトの目標製品は、再生可能なバイオマスを原料としたグリーンメタノールであり、このプロジェクトの原料は固体バイオマス原料であるため、固体ガス化を採用してガスを生成し、部分的な変換により気質を調整し、浄化と脱炭素プロセスによりCO₂や触媒に有毒な影響を与える不純物成分を一部除去し、その後、一部的にグリーン水素を結合し、メタノール合成に必要な作業状況を満たすために、新鮮なガスの各成分を調整する。原料成分の変動と規模、結合グリーン水素流量の変化はこれらのプロセスユニットの選択に影響を与える。

グリーン水素が循環流動床で常圧ガス化したバイオマスの一部を結合後、プロセスルートと触媒の選択は天然ガスからメタノールを製造するプロセスを参考にすることができる。 

バイオマスの常圧ガスとグリーン水素を結びつけてグリーンメタノールを製造する全体のプロセスルートは以下のように説明される：

境界外からのバイオマス原料は輸送機械を経てガス化ユニットに入り、空気分離ユニットからの酸素及びガス化自身の副産蒸気と循環流動床でガス化反応を発生し、ガス化された粗合成ガスは希薄石油・ガスタンクによってバッファリングされた後、粗脱硫ユニットに入り、合成ガスに含まれるH₂S不純物の大部分を除去する。その後、合成ガスは二つの部分に分けて、パワーアイランドに送り込んでガスタービンの燃料とし、残りの大部分の粗合成ガスは精脱硫ユニットに入る。精脱硫ユニットから出た合成ガスは変換ユニットに入り、一部が変換され、脱炭素化ユニットの一部が実施され、他の部分は脱炭素化されず、調整弁により合成ガス流量を制御し、脱炭素後の合成ガスと合流してメタノール合成ユニットに入る。

境界区域外からの1.5MPaのグリーン水素は合成ユニットに入り、新鮮なガスと結合する。メタノール合成ユニットに入った浄化合成ガスは6MPaGまでに加圧された後、合成ユニットで反応によってメタノールが生成され、合成排ガスが循環ガスコンプレッサーに送られて、7.5MPaまでに加圧されて再利用される。合成ユニットの粗メタノールはメタノール精留ユニットによって段階的に精製した後、工業級メタノール製品が得られる。

1.1.4プロジェクト建設に有利な条件

（1）政策の優位性

EUは2050年に気候ニュートラル目標を達成することにコミットし、一連の政策措置を通じて各業界の炭素削減を加速することを推進している。例えば、EUは持続可能な海運燃料、EU排出量取引システム指令 (EUETS)、再生可能エネルギー指令 (RED III) などを含む気候政策パッケージ「Fit for 55」を発表し、これらの政策により、グリーンメタノールの需要が高まっている‌。

このプロジェクトは国家『第14次五ケ年』計画と2035発展計画『新発展理念を完全かつ正確に全面的に貫徹し、カーボンピークとカーボンニュートラル業務をしっかり行うことに関する中国共産党中央委員会国務院の意見』、『2030年までのカーボンピーク行動方案の印刷・配布に関する国務院の通知』及び『水素エネルギー産業発展中長期計画（2021 - 2035）』及び「『吉林省エネルギー発展「第14次五ケ年」計画』、『グリーン低炭素発展を支持し、及びカーボンピークとカーボンニュートラルを促進することに関する実施意見』、『「水素動吉林」行動実施方案』などの関連政策要求に合致している。また、吉林省は、水素エネルギー産業の発展を支援するための多くの政策と措置を導入し、再生可能エネルギーによる水素製造とグリーン水素の自家消費に関するモデルプロジェクトの建設を奨励し、プロジェクトの設立と省エネ審査に対する支援を提供した‌。

これらの政策と措置は共に吉林省がグリーンで低炭素のメタノールプロジェクトの発展を支持するための政策枠組みを構成し、エネルギーシステム、産業構造、生産とライフスタイルのグリーンで低炭素転換を推進し、メタノールなどの再生可能エネルギーの発展と応用を促進することを目指している。

（2）産業基礎の優位性

松原市は太陽光や風力エネルギーなどの再生可能エネルギー資源が豊富で、グリーンメタノール生産に十分なエネルギー供給を提供している。

松原市政府はグリーンで低炭素産業の発展を積極的に推進し、投資誘致、政策サービス保障などの措置を通じて、より多くの企業がグリーンで低炭素のプロジェクトに投資するよう促している。例えば、松原市政府は関連企業を何度も訪問し、協力プロジェクトについて商談し、グリーン水素ベースの化学工業プロジェクトやグリーン電気純水素冶金高純度鉄プロジェクトなどの実施を推進している‌。

グリーンメタノールプロジェクトはメタノールを生産するだけでなく、酸素と硫黄も副産物として生産でき、これらはさらに他の工業生産に利用され、完全な産業チェーンを形成し、資源利用効率を向上させる‌。

松原市のグリーンで低炭素のメタノールプロジェクトの発展は資源、技術、市場需要、政策支援、産業チェーンの完備など多くの優位性があり、これらの優位性は松原市がグリーンで低炭素分野でより大きな発展を遂げることに寄与する。

吉林松原石油化学工業循環経済団地は石油化学、天然ガス化学、ファインケミカル、バイオケミカル、現代物流などを主導産業とし、産業チェーンを徐々に延長し、末端製品を開発し、付加価値を高めている。団地には科学研究センター、パイロット試験及び標準化工場、中小企業インキュベーションセンター、倉庫物流園及び総合サービスセンターなどの施設が設置され、入居企業に便利な条件を提供している‌。

（3）地理的優位性

‌吉林松原石油化学工業循環経済団地は、吉林省松原市の南東部、松花江南岸に位置し、国道302と大慶-広州高速道路に隣接し、地理的交通の優位性が明らかである‌‌。団地は水資源が豊富で、化学産業の強固な基盤があり、中国石油吉林油田会社の本社は松原市に置き、多くの基幹企業が団地周辺に分布している‌。

団地は国道302と大慶-広州高速道路に隣接し、交通が便利で、物流輸送と地域経済連携に有利である。さらに、団地内は2本の鉄道専用線が設置され、年間貨物輸送能力は600万トンに達し、団地の物流効率をさらに向上させた。‌

（4）人材の優位性

松原市は吉林大学、吉林財経大学など7つの省内大学とともに、11の産業学院、科学研究研修実習基地、農村振興支援博士ワークステーションを設立した。これらの協力により、多くのハイレベルの人材と大学卒業生が松源で働き、住み、科学研究と研究を行い、「人材の家-プロジェクトクラス」を設立し、126の産業プロジェクトと83の人材プロジェクトをドッキングさせ、生産と人材のプラットフォームを統合することにより、多くのハイレベルの人材を誘致し、プロジェクトに十分な人材サポートを提供することができる。‌

1.2 プロジェクト建設内容及び規模

計画用地は1400ムー、うちグリーンメタノールプロジェクトの敷地は500ムー、水素生産・貯蔵の敷地は300ムー、バイオマス貯蔵の敷地は600ムーである。

グリーン水素とバイオマスの結合によるグリーンメタノール生産プロジェクトは、立地面積500ムー（化学工業団地の化学工業用地）、化学工業団地は7通1平または9通1平を備える必要がある。グリーンメタノール付帯に必要なグリーンエネルギーの計画立地は風力発電工場立地、太陽光発電工場立地、エネルギー貯蔵の3つの部分に分けられ、850MW風力発電立地と350MW太陽光発電プロジェクト立地を計画し、電気化学エネルギー貯蔵を同時に付帯する。このプロジェクトの総設置容量は初歩的に1200MWを計画し、プロジェクトの落成後、年間発電量32億kWhを実現し、水の電気分解による水素生産ためのグリーン電力保障を提供する。

水素生産・水素貯蔵プロジェクトは、立地敷地面積約300ムー（工業用地/化学工業用地）、主に水の電気分解による水素生産装置と酸素生産装置を建設し、工場建物、倉庫、事務室、化学検査室、制御室などの建築物、環境保護、消防、安全などの付帯施設と公共工事を建設する。このプロジェクトの年間水素生産能力は5.4万トン、ノミナル水素生産規模は90000Nm/hである。

バイオマス倉庫プロジェクトは、立地敷地面積600ムー、小麦やトウモロコシのわら、トウモロコシの芯、果樹剪定の枝、林業廃棄物、木根、木材加工廃棄物、家畜糞便などの豊富なバイオマス資源を利用し、バイオマス循環流動床で常圧ガス化の一部がグリーン水素を結合することによりグリーンメタノールを生産する。バイオマスの需要量は年間50万トン以上（100キロメートル以内で、含水量は20%未満）。プロジェクトの建設が完了すると、年間40万トンのグリーンメタノールを生産できる。

1.3プロジェクト総投資額と資金調達

プロジェクト総投資額はは830000万元、その内、建設投資額は600000万元。

風力および太陽光発電所、エネルギー貯蔵設備、輸送線路などに約55億元、水の電気分解による水素生産プロジェクトに8億元、グリーンメタノール製造設備に20億元を投資する。

1.4 財務分析及び社会評価

1.4.1 主な財務指標

プロジェクトの量産後、年間売上高は658730万元、利益は197619万元、投資回収期間は5.5年（税引き後、建設期間1年を含む）、投資利益率は23.8%。

説明：表中の「万元」はすべて人民元である

1.4.2 社会評価

このプロジェクトは、地域の風力と太陽エネルギー資源の優位性を最大限に活用し、クリーンエネルギー（グリーン水素）を生成することで、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を大幅に削減し、これにより、二酸化炭素排出を年間120万トン削減し、間接的に二酸化炭素を400万トン消費することができ、森林栽培面積を800平方キロメートル増加させることに相当する。

従来の化石燃料発電と比べ、風力・太陽光・水素貯蔵グリーンメタノール製造一体化プロジェクトは二酸化硫黄、窒素酸化物、微小粒子状物質などの大気汚染物質を発生せず、大気汚染を効果的に低減する。

このプロジェクトの建設は、新エネルギー建設及び建材、鉄鋼、工事施工、化学品輸送などを含む化学工業分野に関連する産業の経済成長を刺激するだけでなく、周辺のオフィスや生活関連産業の生産の成長を促進し、雇用の拡大と第三次産業の発展に重要な役割を果たし、稼働後、発電、グリーン水素、グリーンメタノールなどの炭化水素誘導体製品からの収入増加は、地域の税収を増加させ、公共施設を完備し、生活福祉を向上させる。

風力・太陽光・水素貯蔵グリーンメタノール製造一体化プロジェクトの建設は、エネルギー構造を最適化し、エネルギー供給を増加させ、経済発展のための良好なハード環境を確立することが必然となっている。良好なハード環境で、関連産業の急速な発展を促進し、それによって地域の国民経済の全面的な発展と社会進歩を推進し、地域経済のために新たな成長ポイントを切り開き、地域経済の発展を促進する。

農村の新エネルギー発展を推進：風力発電や太陽光発電などの新エネルギー技術を農村地域に導入し、広大な農村土地資源と自然条件を活用し、風力発電や太陽光発電場を建設し、クリーンエネルギー供給を提供する。これは農村地域のエネルギー需要を満たすだけでなく、地元の農民に追加の経済収入を提供し、農村経済の発展を促進することができる。地域のために70万トンの牧畜廃棄物または50万トンの農業わら処理の環境保護問題を解決できる。

労働力の再雇用を増やし、メタノール工場は420人を雇用し、収集・貯蔵・輸送及び付帯サービスは、全産業チェーンが間接的に800人以上の雇用を生み出し、地域の広範な農家と村集団に恩恵をもたらす。

1.5 協力方式

独資、合資、協力

1.6 外資導入の方式

資金、その他の方式は面談可能。

1.7 プロジェクト建設場所

吉林松原石油化学工業循環経済団地

1.8 プロジェクト進捗状況

プロジェクト計画書編成済み

2.協力側簡単紹介

2.1機構基本状況

名称：隆基グリーンエネルギー技術株式会社

住所：西安市長安区航天中路388号

2.2機構概況

企業概況：

2000年に設立された隆基グリーンエネルギー技術株式会社（以下、「ロンジ」と略称する）は、世界で最も価値のある太陽エネルギー科学技術企業になることを目指している。ロンジは「太陽の光を生かし、グリーンエネルギーの世界を創造する」ことを使命とし、「穏健で信頼でき、科学技術で先導する」というブランド位置づけを受け継ぎ、科学技術革新に焦点を当て、単結晶シリコンウエハ、電池モジュール、分散型太陽光発電ソリューション、地上太陽光発電ソリューション、水素エネルギー装備の5つの業務プレートを構築し、世界のゼロカーボン発展を支える「グリーン電気」+「グリーン水素」製品とソリューション能力を形成している。

ロンジは中国、ベトナム、マレーシアなどの国と地域に複数の生産・製造拠点を配置し、米国、日本、ドイツ、インド、オーストラリア、アラブ首長国連邦、タイなどの国に支店を設立し、世界150以上の国と地域で事業を展開している。ロンジはRE100、EP100、EV100イニシアチブに参加し、科学的なカーボン目標 (SBTi) を設定し、グリーンで持続可能な発展を継続的に推進し、世界のエネルギー革命を支援し、「ゼロカーボン地球」「グリーン地球」の建設に貢献する。

ロンジは、「最高の製品品質保証は「企業の寿命が製品の寿命より長い」ことであり、業界トップの財務健康レベルを維持し、顧客やパートナーと長期的に協力していくことだ」と考えている。2022年の総資産は1438.74億元、年間収入は1289.98億元、現金と現金等価物は540億元である。穏健な財務データはプロジェクト投資に信頼できる資金保障を提供している。

ロンジは「Solar for Solar」モデルと「隆基LIGHT」の持続可能な発展理念を打ち出し、RE100、EV100、EP100及び「科学的なカーボン目標 (SBTi)」国際イニシアチブに同時に参加した唯一の中国企業である。世界のために低コストのクリーンエネルギーを創造すると同時に、グリーンで低炭素の生産・製造理念を実践し、クリーンエネルギーでクリーンエネルギーを製造することを実現する。

ロンジは「信頼、付加価値、楽しさ」という企業の核心的価値観を受け継ぎ、「グリーン電力＋グリーン水素」システムソリューションの世界的な応用を推進し、より多くの人がグリーンエネルギーを享受させ、グリーンで低炭素のエネルギー変革プロセスを支援する。

2020年に設立されたロンジは、2005年に年間30トンのシリコン棒製造能力を実現し、2014年に単結晶シリコンウエハの販売量は世界第1位になり、2015年に電池モジュール分野に参入し、単結晶電池モジュールの出荷量は世界第1位になり、2021年にシリコンウェーハ、電池、モジュールの生産能力と年間生産量がいずれも世界第1位のサプライヤーとなることに成功した。

2022年の単結晶シリコンウェーハの世界生産能力は150GW、電池の生産能力は60GW、モジュールの生産能力は85GWである。単結晶シリコンウエハの世界出荷量は85.06GW、出荷量は世界第1位、3年連続で単結晶モジュールの出荷量は世界1位になっている。

ロンジは中国、ベトナム、マレーシアなどの国と地域に生産・製造拠点を設置し、欧米、中東、アフリカ、アジア太平洋などの地域に支社を設け、世界150以上の国と地域で事業を展開している。2023年の単結晶シリコンウェーハの世界計画生産能力は190GW、電池セルの世界計画生産能力は110GW、モジュールの世界計画生産能力は130GWである。

ロンジは限界を突破し続け、2021年4月から2023年4月にかけて、異なる技術ルートで15回電池変換効率の世界記録を更新し、HJT効率の記録もロンジが保持し、5年間埋もれていた結晶シリコン電池効率の世界記録を更新し、これは中国の太陽光発電産業の発展史において里程標の意義を持っている。

団地概況：

‌吉林松原石油化学工業循環経済団地（松原石化団地と略称する）‌は、2011年10月に吉林省政府の認可を得って設立された省級工業団地として、松原市南東部に位置し、総計画面積は23.2平方キロメートルである‌。団地はハイテク技術と循環経済を主導とし、石油天然ガス化学、ファインケミカル、バイオケミカル産業を重点的に発展させ、産業チェーンを徐々に延長し、末端製品を開発し、付加価値を高める‌。

団地の歴史的背景と主な成果：

松原石化団地は設立以来、多くの重要な成果を得た：

‌2017年4月‌、国家産業転換・アップグレードモデル団地に指定された‌。

‌2021年4月‌、松原の「グリーン電力」モデル区に認定され、グリーン電力供給区域の面積は7.71平方キロ メートル‌。

‌2021年9月‌、吉林省緊急管理庁よってC級一般安全リスク等級の化学工業団地と認定された‌。

‌2022年11月‌、緊急管理部（緊急部）の安全リスクC級評価の再審査を順調に合格した‌。

‌2023年9月‌、グリーン化学工業産業団地は吉林省工業情報化庁の化学工業団地認定を順調に通過した‌。

団地のインフラと公共サービス：

松原石化団地は完全なインフラと公共サービス施設を持っている：

‌交通‌：団地内には鉄道専用線、道路網などがあり、年間貨物輸送能力は600万トンに達する‌。

‌給水・電力供給‌：市江南給水工場、団地汚水処理場、変電所などを持ち、団地に入るプロジェクトの生産需要を満たすことができる。‌

‌その他の施設‌：科学研究センター、パイロット試験及び標準化工場、中小企業インキュベーションセンター、倉庫物流園及び総合サービスセンターなどを含む‌。

団地の将来の発展計画と目標：

松原石化団地は「カーボンピーク、カーボンニュートラル」という戦略の背景において、「工業により都市の活性化、エネルギーにより都市の強化」の重要な任務を担っている。今後、団地は「グリーン電力」の消費と「六新」産業の競争優位性を引き続き活かし、グリーン化学工業、新エネルギー、新材料などの産業システムを構築し、松原グリーン石油化学産業基地を全力で創造し、地域経済の質の高い発展を推進する。‌

2.3連絡方式

プロジェクト所在市（州）連絡方式：

連絡先：松原市商務局企業誘致サービスセンター

連絡係: 于莉莉

連絡電話：+86-18004388787