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1. プロジェクト簡単紹介

　1.1 プロジェクト背景

　1.1.1 プロジェクト簡単紹介

　スマートネットワーク自動車とは、車両を主体と主要ノードとし、現代通信とネットワーク技術を融合させ、車両と外部ノードに情報共有と協同制御を実現させ、車両の安全、秩序、高効率、省エネ走行を実現する次世代多車両システムである。スマートネットワーク自動車部品はスマートネットワーク自動車の重要な構成部分として、極めて重要な役割を果たしており、その生まれは、自動車の機能をより強力に、運転をより便利で安全にさせるだけでなく、自動車産業全体にも巨大なビジネスチャンスと発展の空間をもたらした。

　1.1.2 市場の見通し

　（1）スマートネットワーク自動車の市場現状と投資展望

　スマートネットワーク技術は、主にインターネット及び先進的な通信システムの力を利用して、車両と他の車、歩行者、インフラ、クラウドプラットフォーム及び他の各種のネットワークや設備を接続するものである。スマートネットワーク自動車は、ネットワークとスマート車の有機的な連携であり、より快適で、より環境に優しく、より省エネで、より安全な総合的なソリューションと移動方法を提供することができる。

　現在、中国のスマートネットワーク自動車応用サービスは移動通信ネットワークサービス、交通管理系アプリケーション、情報サービス系アプリケーション、自動運転系アプリケーションの四つの種類に分けることができる。そのうち、移動通信ネットワークサービスは、交通管理系アプリケーション、情報サービス系アプリケーション、自動運転系アプリケーションを実現するための基礎的な通信ネットワークリンクサービスである。

　近年、スマート技術とインターネットの融合に伴い、自動車とインターネットの接続がますます緊密になり、革新的なサービスが急増し、スマートネットワーク自動車応用サービス産業が盛んに発展している。スマート交通システム、デジタル経済及び政策支援の推進により、2023年の中国スマートネットワーク自動車応用サービス市場規模は1636億元まで増加した。

　スマートネットワーク自動車は将来の自動車工業発展の重要な方向であり、自動運転技術、ネットワーク技術及び知能化応用と結合している。市場研究機構の予測によると、世界スマートインターネット自動車市場は今後数年以内に急速な成長を遂げ、2030年の市場規模は数千億ドルに達すると予想されている。‌

　（2）ネットワーク自動車部品市場

　自動車産業は中国の国民経済の基幹産業として、中国政府は続々と政策措置を打ち出して、自動車と部品産業の発展を推進している。関連政策は主に2つの方面に集中している。1つは自動車消費を促進して、自動車産業全体の発展を支持すること。第二は、新エネルギー自動車の発展に力を入れること。その同時に、中国の新エネルギー自動車補助金政策の延長と産業中長期発展計画の公布に伴い、新エネルギー自動車産業の中長期発展は良好な向上傾向を維持し、関連自動車部品は依然として高速成長段階にある。

　安全性、利便性、環境保護性に対する消費者の需要が日増しに高まっていることに伴い、スマートインターネット自動車の普及は必然的な傾向になる。主な市場（北米、欧州、中国など）では、スマートインターネット自動車の受け入れ度が高まっていて、関連部品市場の需要増加を後押ししている。

　人工知能、モノのインターネット、ビッグデータ分析などの関連技術の持続的な革新により、スマートネットワーク自動車の研究開発と応用が大きく推進された。これらの技術の進歩により、車両の知能化レベルが絶えず高まって、部品市場の拡大を促進している。

　関連市場データによると、世界自動車保有台数は引き続き増加しており、特に新興市場や発展途上国の自動車部品市場の需要も従って増加している。古い車両のメンテナンスと現代化の車種の需要は部品市場の発展を促進し、自動車技術の絶え間ない進歩、新型材料、知能化と電動化傾向の台頭は新型部品の需要を後押ししている。例えば、電気自動車のバッテリー、スマートセンサー、車載インターネット装置などは全部新興市場である。自動車の性能、外観、安全性に対する消費者の要求の向上は部品市場の細分化を招いた。改造部品、車体キットなどの高品質、高性能、カスタマイズの部品需要が増加している。

　自動車部品市場の分析によると、経済レベルの向上に伴い、消費者の自動車メンテナンスと改装への投入も増え、部品市場の消費のグレードアップと市場空間の拡大を推進している。環境保護とエネルギー効率に対する要求が世界的に高まることによって、自動車メーカーと消費者は省エネエンジン部品、低排出排気システムのようなより環境に配慮した部品を交換するようになってきて、市場に新たな需要を増やしている。

　以上のように、自動車部品市場は伝統的な修理と交換の分野で安定した需要を維持しているだけでなく、新技術、新材料、消費のグレードアップの駆動の下で、その市場空間は絶えず拡大している。これは企業に機会をもたらした同時に、変化しつつある消費者の需要に対応させるため、企業に柔軟な市場洞察力と革新力が必要となってくる。

　1.1.3 プロジェクト建設に有利な条件

　  （1）政策の優位性

　「新エネルギー自動車産業発展計画（2021-2035年）」（国弁発［2020］39号）を定着、実行させるために、ネットワーククラウド制御インフラの建設を推進し、車両、道路、ネットワーク、クラウド、マッドなどの高効率的連動に基づいた自動運転技術の多場面応用を模索し、スマートネットワーク自動車技術の突破と産業化の発展を加速する。

　「スマート自動車基礎地図の標準体系の構築ガイドライン（2023版）」では、基礎通用、生産更新、応用サービス、品質検査と安全管理などの面から、スマートネットワーク自動車の基礎地図の標準化に対して原則的な指導意見を提出し、スマート自動車の基礎地図及び地理情報と自動車、情報通信、電子、交通運輸、情報安全、暗号などの産業分野の協同発展を推進して、中国の技術と産業発展の需要に適応するスマート自動車基礎地図標準体系を逐次に形成すると指摘した。

　吉林省の「自動車部品産業体系の建設を加速する政策措置に関する通知」では、部品企業と完成車産業の協同革新と発展を支持し、現地化の組み合わせ率の向上に力を入れ、構造が開放的で、世界先進的な自動車部品産業生態圏を構築すると提出した。

（2）地理的優位性

　汪清県の地理的優位性が明らかで、交通が発達している。汪清は吉林省東部、延辺朝鮮族自治州北東部に位置している。全土の南北の全長108キロ、東西の全長152キロである。汪清県は北東アジア経済貿易区に隣接しており、中国の開放都市である綏芬河、琿春、図們と接しており、綏芬河、長嶺子、沙坨子、図們、三合、南坪、双目峰など8つのポートに面している。区域面積は9016平方キロで、県レベル区域面積が全省2番目に大きい県である。

　吉林汪清経済開発区は延辺州北東部に位置し、長春・吉林・図們開発開放先導区と黒竜江省ハルビン・牡丹江・綏芬河・東寧経済帯の交差点に位置し、州府の延吉から77キロ、図們ポートから55キロ、琿春ポートから121キロ離れている。

（3）投資サービスの優位性

　汪清経済開発区は企業誘致の面で著しい成果を収めた。新しく着工した8つのプロジェクトを推進しており、総投資額は8.3億元に達し、現地の経済発展に力強い原動力を注入した。同時に、10の重点的招商商談系のプロジェクトを積極的に推進しており、総投資額は15.2億元に達する見込みで、汪清経済開発区の力強い発展の勢いと巨大な投資潜在力を示している。

　汪清経済開発区は引き続き「出て探すことと中に招くこと両方を重視する」という企業誘致戦略を堅持し、誘致ルートを絶えず広げ、国内外の企業や機構との協力と交流を強化していく同時に、ビジネス環境をさらに最適化し、サービス品質を高め、投資家により便利で効率的で良質なサービスを提供する。絶えずの努力を通じて、汪清経済開発区はより多くの良質な企業とプロジェクトを誘致し、現地経済の質の高い発展を推進している。

　1.2 プロジェクト建設内容及び規模

　プロジェクトの敷地面積は10万平方メートルで、自動車関連部品の加工生産ライン、処理工場などを建設し、自動車解体、自動車関連組み合わせなどを導入する。

　1.3 プロジェクト総投資額と資金調達

　プロジェクト総投資額は15000万元、その内、建設投資額12000万元。

　1.4 財務分析及び社会評価

　1.4.1 主な財務指標

　プロジェクトの量産後、年間売上高は10570万元、利益3480万元、投資回収期間6.3年（税引後、建設期間2年を含む）、投資利益率23.3%。

　説明：表中の「万元」はすべて人民元である

　1.4.2 社会評価

　本プロジェクトは国家産業発展政策と産業技術進歩の要求に合致し、吉林省自動車部品産業市場の要求に合致し、現地と延辺州の関連製品の日増しな発展要求に適応する。プロジェクトが完成した後、大量の就職ポジションが提供され、経済成長の促進に有利であり、汪清地区の自動車部品産業の強力な発展を促進することができ、社会的効果が著しい。

　1.5 協力方式

　独資、合弁、協力。

　1.6 外資導入の方式

　資金、その他の方式は面談可能。

　1.7 プロジェクト建設場所

　吉林汪清経済開発区

　1.8 プロジェクト進捗状況

　プロジェクト提案書編成済み

2.協力側簡単紹介

　2.1 機構基本状況

　名称：吉林汪清経済開発区（元汪清工業集中区）管理委員会

　住所：汪清県濱河北街435-2号

　2.2 機構概況

　吉林汪清経済開発区は延辺州北東部に位置し、長春・吉林・図們開発開放先導区と黒竜江省ハルビン・牡丹江・綏芬河・東寧経済帯の交差点に位置し、州府の延吉から77キロ、図們ポートから55キロ、琿春ポートから121キロ離れている。開発区の前身は汪清県工業集中区で、2005年11月に省政府の許可を得て設立され、土地計画面積は3.22平方キロで、2016年に全国開発区目録に入り、2022年12月23日、省政府の許可を得て吉林汪清経済開発区に昇格した。

　現在、団地の入居企業は153戸で、その中の一定基準以上の工業企業は12戸である。2022年の汪清経済開発区の工業総売上高16.8億元、増加値6.02億元、税収1.49億元、固定資産投資8.72億元、輸出入総額1.12億元であった。2022年の全省の72の省級開発区の中で総合25位にランクインされ、総合実力は中上流のレベルに位置している。

　開発区は設立以来、経済、資源、生態の協調発展を堅持し、長年の配置を経て、好記食品、中農実業、北一禾を代表とした生態農産物加工産業、富森生物、北耳科学技術を代表とした食用菌加工産業、正昇康生物、励康薬業、華恵生物を代表とした医薬保健産業、キャディ電力、浄宇生物、緑電科学技術を代表としたクリーンエネルギー循環経済産業を初歩的に形成した。「第十四次五カ年計画」期間中、農産物加工産業、大健康産業、クリーンエネルギー産業、先進製造業産業の四大主導産業を重点的に育成していく。

　2.3 連絡方式：

　連絡係：苗玉強

　連絡電話：+86-15143374377

　機構：吉林汪清経済開発区（元汪清工業集中区）

　イメール：wqkfzs@163.com

　プロジェクト所在市（州）連絡方式：

　連絡先：延辺州商務局

　連絡係：李経宇

　連絡電話：+86-13596515933