自動車及び部品
延辺州自動車部品産業団地プロジェクト
1. プロジェクト簡単紹介
1.1 プロジェクト背景
1.1.1 プロジェクト簡単紹介
自動車部品は自動車を構成する部品であり、エンジン、シャーシ、車体及び電気装置を含む。自動車部品は自動車工業の基礎として、自動車工業の持続的で健全な発展を支える必要的要素である。プロジェクトは延辺州琿春市に建設されており、琿春市は中国・朝鮮・ロシアの3国の境に位置し、4つの国家級ポートを持っている。琿春自動車部品産業団地プロジェクトは国内外の2種類の市場と2種類の資源を利用することができる。
1.1.2 市場の見通し
(1)中国自動車生産販売台数の市場規模
中国自動車工業協会の統計分析によると、2023年、自動車の生産販売台数は累計3016.1万台と3009.4万台を達成し、前年同期比それぞれ11.6%と12%増加し、生産販売台数は過去最高を更新し、2桁の高い伸び率を実現した。その中で、乗用車市場は良好な成長態勢を維持し、自動車消費の基盤を安定させるために重要な役割を果たし、商用車市場は安定的に回復し、生産販売は400万台に復帰した。新エネルギー自動車は引き続き急速な成長を維持し、生産販売は900万台を突破し、市場シェアは30%を超え、世界の自動車産業のモデルチェンジをリードする重要な力となった。自動車輸出は再び過去最高を更新し、年間輸出は500万台近くに達し、産業全体の急速な成長を効果的に牽引している。
2024年10月、国の中古買い替え政策による自動車消費の向上効果が明らかになり、複数地域のモーターショーや販促活動が盛んで、各企業が新型車を続々と導入して、車市場の熱度が持続的に高まり、10月の自動車販売台数の前月同期比と前年同期比両方が増えた。その中で、乗用車市場は多くの積極的な要素に推進され、持続的に向上することに対し、商用車市場の表現は相対的に弱く、新エネルギー自動車と自動車輸出は依然として比較的に速い成長を維持している。
10月、新エネルギー自動車の生産販売台数はそれぞれ146.3万台と143万台を達し、前年同期比それぞれ48%と49.6%増加し、新エネルギー自動車の新車販売台数は自動車新車総販売台数の46.8%を占めた。
1-10月、新エネルギー自動車の生産販売台数はそれぞれ977.9万台と975万台を達し、前年同期比それぞれ33%と33.9%増加し、新エネルギー自動車の新車販売台数は自動車新車総販売台数の39.6%に達した。
(2)自動車部品の市場分析
ここ数年来、電気駆動、スマートネットワークなどの新技術が台頭し、融合発展して、自動車部品産業はモデルチェンジとグレードアップの新たな契機を迎え、多くの企業の核心競争力が著しく向上する同時に多くの自動車部品企業にカーブで追い越す機会を与えた。
自動車部品企業の2024年の業績は二極分化になって、一方は、産業発展のチャンスに恵まれ、新エネルギー自動車の関連部品企業が比較的によく発展している。もう一方は、ヘッド企業の競争の優位性がさらに明らかになって、産業業績の分化を後押しした。
新エネルギー自動車の浸透率が急速に高まり、自動車部品の需要が拡大し、新エネルギー自動車産業チェーンの好景気の動向が続いていく。自主ブランドの台頭で、国内の自動車部品サプライヤーは新エネルギー自動車産業チェーンの配置を加速し、本土のサプライチェーンの優位性を逐次に構築していて、ゴールデン時代を迎える。
将来、自動車部品市場は必ずより激しい競争に直面することになり、製品技術力の低い、規模効果の悪い中小企業の淘汰は加速される可能性があり、産業の分化はさらに激化し、産業の集中度は持続的に向上する見込みである。ただし、近年、中国の自動車部品産業は各級政府に高度に重視され、国家産業政策より重点的にサポートされている。国は続々と複数の政策を打ち出し、自動車部品産業の発展と革新を励み、「2024年自動車標準化の業務要点」、「回復と向上の傾向をを固め、工業経済の立て直しに力を入れる」、「自動車流通を活性化し、自動車消費を拡大する若干措置に関する通知」などの産業政策は自動車部品産業の発展に明確で、明るい市場の見通しを提供し、企業に良好な生産経営環境を提供した。
1.1.3 プロジェクト建設に有利な条件
(1)政策の優位性
2021年12月、国家発展改革委員会は「産業構造調整指導目録(2019年版)」(以下は「目録」と略称する)を改訂、公布した。「目録」の奨励類第16項は自動車関連の内容には、自動車の重要部品、軽量化材料の応用、新エネルギー自動車の重要部品、車載充電器、自動車電子制御システム、及びスマート自動車、新エネルギー自動車と重要部品、高効率自動車用内燃機関の研究開発能力の建設などが含まれている。
吉林省の「自動車部品産業体系の建設を加速する政策措置に関する通知」では、部品企業と完成車産業の協同革新と発展を支持し、地元供給率の向上に力を入れ、構造が開放的で、世界先進的な自動車部品産業生態圏を構築すると提出した。
「自動車産業クラスター『階段上り』プロジェクトの実施に関する 欧宝体育の意見」では、長春市の自動車クラスターをリードとし、地域の協調連動を促進し、完成車、部品、アフター市場の「三位一体」の協調発展、全面的な向上を加速し、万億レベル、世界レベルの自動車先進製造業クラスターを構築し、自動車強省、製造強省を建設すると提案した。
(2)地理的優位性
琿春市は図們江の川下に位置し、南東部は分水嶺を堺にロシアと国境を接している。西北の磨盤山の主峰から図們江の中間点まで、図們市と接し、西北の磨盤山から老爺嶺の山脈に沿って、各峰の分水嶺を堺にして、汪清県と黒竜江省東寧市とつながっている。琿春市はロシアのウラジオストク(海参崴)から180キロ、ロシアの要衝のキュラスキーノから46キロ、朝鮮の羅津港から93キロ、清津港から171キロ離れている。琿春は図們江地域の国際協力開発の核心地帯に位し、「北東アジアの黄金の三角地帯」とも呼ばれている。
(3)投資サービスの優位性
琿春市は最適な投資サービス環境の構築に力を入れ、新規プロジェクト協調サービス調達会制度、首問責任制度、時間限定処理完了制度、従業員業務サービス制度を制定した。「一窓で対外、ワンストップの審査、系列化したサービス」システムを構築し、資金導入プロジェクトの審査許可と証明書発行に対して全過程の代理業務を実施し、企業家の投資創業にきめ細かいサービスを提供している。また、銀行と企業のドッキングプラットフォームを構築し、全州で初めて「在庫担保」「知的財産権担保」のローン業務を始めた。
(4)産業の優位性
吉林省は伝統的な自動車産業の大省として、自動車文化の基礎が深く、国内最大の自動車産業基地の一つであり、自主ブランドの乗用車中堅企業である一汽轎車、及びトラック、客車などの多くの完成車企業を有し、新エネルギー自動車の発展には技術、市場、ブランド、規模などの総合的な優位性がある。
1.2 プロジェクト建設内容及び規模
プロジェクトの敷地面積は150000平方メートルで、琿春自動車部品産業団地を建設し、生産工場、オフィスビル、倉庫及び団地関連施設などを建設する。
1.3 プロジェクト総投資額と資金調達
プロジェクト総投資額は100000万元、その内、建設投資額80000万元。
1.4 財務分析及び社会評価
1.4.1 主な財務指標
プロジェクトの量産後、年間売上高は64470万元、利益21270万元、投資回収期間6.7年(税引後、建設期間2年を含む)、投資利益率21.2%。
説明:表中の「万元」はすべて人民元である
1.4.2 社会評価
本プロジェクトは国と地方の関連政策と発展方針に合致し、自動車部品への周辺企業の投資生産意欲を引き出すことによって現地経済の発展を牽引することができる。プロジェクトは生態環境に影響がなく、経済的効果と社会的効果が著しい。
1.5 協力方式
独資、合弁、協力。
1.6 外資導入の方式
資金、その他の方式は面談可能。
1.7 プロジェクト建設場所
琿春市
1.8 プロジェクト進捗状況
プロジェクト提案書編成済み
2.協力側簡単紹介
2.1 機構基本状況
名称:琿春市商務局
住所:琿春市龍源東街1066号
2.2 機構概況
琿春市は吉林省南東部の図們江下流に位置し、面積は5134平方キロメートルで、漢族、朝鮮族、満州族、回族、モンゴル族などの多くの民族が集中して居住している。ここでは、中国、朝鮮、ロシアの3国の陸路が接しており、中国、朝鮮、ロシア、韓国、日本の5国の水路がつながっており、図們江の河口からわずか15キロメートル離れていて、中国長春・吉林・図們先導区の「窓口」であり、北東アジアに向けて開放された「橋頭堡」であり、北に向けて開放された中国の「一帯一路」の戦略的支点でもある。
中国が図們江地域の国際協力開発に参加する最前線として、国は琿春の開発開放を非常に重視している。1992年3月、国務院は琿春をよりよく対外開放させる国境都市に許可し、同年、琿春国境経済協力区の設立を許可した、2000年以来、国は国境沿いの開放戦略を全面的に実施し、前後して琿春で輸出加工区と中国ロシア相互貿易区を設立して、琿春で中国唯一の「三区合一」構造を形成した。2009年、国は「中国図們江地域国際協力開発計画要綱」を承認し、長春・吉林・図們の開発開放の窓口都市と位置づけ、2012年、国務院は中国図們江区域(琿春)国際協力モデル区の設立を許可し、2020年、琿春海洋経済発展モデル区が承認された。
琿春は国家初の沿岸部対外開放都市として、国境経済協力区、相互貿易区、総合保税区、海洋経済発展モデル区、国際協力モデル区、越境電子商取引総合テスト区など多くの国家レベルの重大な開放プラットフォームを有し、図們江区域協力開発、相互貿易着地加工テスト、「第14次5カ年計画」第1陣の国家物流中枢、市場購買貿易方式テスト、中古車輸出業務地区などの一連の国家レベルの重大政策を享受しており、数多くの分野で先に実行し、先にテストする優位性を持っている。現在、琿春市は各種の開放プラットフォームを最適化、向上させ、相互貿易の着地加工、保税物流、保税加工、越境電子商取引、市場購買貿易などの業態を積極的に育成し、独特な政策の優位性を巨大な開放の優位性、協力の優位性、発展の優位性に素早く転化させている。
また琿春は住みやすい生態、良好な気候、完備したインフラを持っている美しい辺境県市、民族県市、通関都市でもある。ここ数年来、琿春市は産業振興による農村の全面的な振興を堅持し、延辺黄牛養殖モデル園、冷水魚環球の旅産業団地などの重点プロジェクトを実施し、多くの特色ある養殖産業や農村観光などの優位性のある農業産業を育成、発展してきた。森林カバー率は86%以上に達し、東北虎豹国立公園、防川4A級国家景勝地を管轄し、野生の東北虎と豹の数は全国トップであり、毎年数百万羽の渡り鳥がここで生息し、有名な虎豹の里と渡り鳥の天国である。また朝鮮族のドングリ、皿踊りと満州族の切り紙などの無形文化遺産を持っている。
開発開放から30年余りを経って、琿春市はすでに開放度が高い、政策の東風が強い、国際協力が深い、インフラが完備した、陸海通路が滞りなく通る国境沿いの開放熱土となり、吉林省が北東アジア地域の経済貿易協力に参与する重要な中枢となっている。開放された琿春へ、ようこそいらっしゃいませ。
2.3 連絡方式:
プロジェクト連絡係:段超
連絡電話:+86-18643377696
プロジェクト所在市(州)連絡方式:
連絡先:延辺州商務局
連絡係:李経宇
連絡電話:+86-13596515933