自動車及び部品
白城市新エネルギー自動車関連部品建設プロジェクト
1. プロジェクト簡単紹介
1.1 プロジェクト背景
1.1.1 製品簡単紹介
新エネルギー自動車とは、新型動力システムを採用し、完全または主に新型エネルギーによって駆動される自動車を指し、プラグインハイブリッド(増程式を含む)自動車、純電気自動車、燃料電池電気自動車の3種類を含む。新エネルギー自動車部品には、動力電池、駆動モータ、電気制御システム、充電設備などの重要な部品が含まれる。
プロジェクトは白城の地元の既存の自動車部品メーカーを統合してグレードアップさせ、新エネルギー自動車部品の生産基地を建設し、新エネルギー自動車部品の生産と研究開発に対応するように企業を導く。
1.1.2 市場の見通し
1.中国新エネルギー自動車産業の発展現状
新エネルギー自動車産業は自動車産業の重要な一分野として、近年、世界的にかつてない発展のチャンスを迎えている。環境保護意識の強化と技術の絶えずの進歩に伴い、新エネルギー自動車はその低炭素、環境保護、省エネの特徴で、徐々に自動車産業の将来の発展方向になっている。特に中国では、新エネルギー自動車産業は政府の強力な支持の下で、著しい発展成果を収めた。2016年から2020年にかけて、中国新エネルギー自動車の販売台数の伸び率は比較的安定しており、2021年から高速成長を維持している。2023年、新エネルギー自動車の生産販売台数はそれぞれ958.7万台と949.5万台に達し、前年同期より大幅に増加し、浸透率は31.55%まで伸び、2022年より5.95ポイント上昇し、新エネルギー自動車産業全体が急速に増加した。中国新エネルギー自動車の生産販売台数は世界第1位を維持し、世界自動車産業の電動化転換の重要な駆動力となっている。
新エネルギー自動車産業は政策駆動から市場駆動へと転換しており、新エネルギー乗用車は新エネルギー自動車販売市場の主要成長力となっている。中国新エネルギー乗用車の生産販売台数はそれぞれ2016年の34.50万台と33.70万台から2023年の912.19万台と904.79万台に伸び、年間複合成長率はそれぞれ59.65%と60.07%に達した。2023年、新エネルギー乗用車の生産販売台数は2022年と比べてそれぞれ35.83%と38.17%増加し、新エネルギー乗用車の販売台数は95.29%を占めた。
新エネルギー自動車の種類別から見ると、純電気自動車は依然として市場の主導的地位を占めている。2023年、純電気自動車の販売台数は668.5万まで伸び、前年同期比24.61%増加し、新エネルギー自動車の販売台数の70.41%を占めた。プラグインハイブリッド車(増加式を含む)の販売台数は280.4万台で、前年同期比84.68%増加し、新エネルギー自動車の販売台数の29.53%を占めた。燃料電池自動車は産業化発展初期にあり、2023年の販売台数はわずか5800台余りで、比率は極めて低い。
現在、中国新エネルギー自動車も浸透し続けている段階にある。近年、新エネルギー自動車の浸透率は2016年の1.81%から2023年の31.55%まで伸び、特に2021-2023年には浸透率が18.15ポイントも上昇した。「2030年までの炭素ピーク行動方案」によると、2030年、新エネルギー、クリーンエネルギー動力を新たに追加した交通道具の割合は40%前後に達する。2023年の中国新エネルギー自動車の販売台数は僅か同期の国内自動車総販売台数の31.55%で、その市場空間はまだ広いものである。
全体的に見ると、持続的な育成によって形成された比較的成熟した産業チェーンと技術を頼りに、世界市場での中国新エネルギー自動車メーカーの地位は持続的に向上する可能性があるが、注目すべきなのは、世界の主流となる自動車メーカーがいずれも電動化に関する長期計画を発表しており、また明らかになっているのは中国を電動化の潜在的な最大市場とすることで、将来的には新エネルギー自動車市場の競争がますます激しくなると予想される。ここ数年来、中国新エネルギー自動車市場は生産も販売も盛んで、中国新エネルギー自動車メーカー/ブランドの販売状況から見ると、多くのブランドの新エネルギー自動車の販売台数はいずれもプラス成長を呈している。具体的に見ると、2023年の中国新エネルギー自動車の販売台数のトップ10の企業はそれぞれBYD、テスラ、広州自動車のAION、吉利自動車、上海通用五菱、長安自動車、理想自動車、長城自動車、蔚来自動車、LEAP自動車である。
2.中国新エネルギー自動車産業の発展見通し
環境意識の向上と政策の推進に伴い、新エネルギー自動車市場の規模は絶えず拡大している。新エネルギー自動車に対する消費者の認知度も高まっていって、市場需要はさらに増えていく。今後数年間、新エネルギー自動車は高速成長の態勢を維持し、伝統的燃料自動車を徐々に代替し、自動車市場の主導的な力になると予想される。中国自動車工業協会の予測によると、2025年の中国自動車販売台数は3000万台に達する。
新エネルギー自動車市場の拡大に伴い、自動車部品の需要も急増している。新エネルギー自動車の普及、特に純電気自動車とハイブリッド車の急速な成長により、電池、電機、電気制御システムなどのコア部品の需要が大幅に増加した。同時に、新エネルギー自動車の軽量化、知能化の傾向も関連部品、例えばアルミニウム合金、マグネシウム合金などの軽量化材料とスマートセンサー、自動運転システムなどの部品の需要増加を牽引する。
新エネルギー自動車産業の発展は自動車部品産業の技術革新と産業グレードアップを推進した。新エネルギー自動車の高性能、高安全性、高信頼性に対する要求を満たすために、自動車部品企業は研究開発への投入を絶えず増やし、製品の技術性と付加価値を高めている。例えば、電池分野では、企業は電池のエネルギー密度、サイクルライフ、安全性の向上に力を入れている。電機の電気制御分野では、企業は電機の効率向上、騒音と振動の低減などを重視している。新エネルギー自動車産業の急成長は自動車部品産業チェーンの協同発展を促進した。一方は、完成車企業と部品企業の間の協力がより緊密になり、新エネルギー自動車の研究開発と生産を共同で推進していく。もう一方は、部品企業間の協力も日増しに強化し、資源の共有、優位性の相互補完などを通じて産業チェーン全体の競争力を高めている。また、新エネルギー自動車市場のグローバル化の発展に伴い、多国籍自動車部品企業も続々と中国への投資を強化し、中国自動車部品産業の国際化の進展をさらに推進した。新エネルギー自動車産業への政府の支援策も自動車部品産業の成長を力強く保証している。ここ数年来、国は財政補助金、税収優遇、充電施設建設などの新エネルギー自動車の発展を励む一連の政策措置を打ち出し、これらの政策により、新エネルギー自動車の購入コストと使用コストが削減されるだけでなく、新エネルギー自動車市場の急速な発展も促進された。同時に、新エネルギー自動車市場の拡大と消費者認知度の向上に伴い、市場環境も徐々に最適化され、自動車部品産業の成長により広い空間を提供している。新エネルギー自動車技術の絶え間ない進歩と市場の持続的な拡大に伴い、自動車部品産業はより明るい発展の見通しを迎える。一方は、新エネルギー自動車の核心部品、例えば電池、電機、電気制御システムなどは引き続き急速な成長態勢を維持する。もう一方は、新エネルギー自動車の軽量化、知能化の発展傾向が深まることにつれ、軽量化材料、スマートセンサー、自動運転システムなどの関連部品も新たな発展のチャンスを迎える。同時に、世界自動車産業チェーンのさらなる統合と最適化に伴い、中国自動車部品産業が世界市場でより重要な地位を占めると期待される。
新エネルギー自動車産業の急成長は自動車部品産業の成長に新たな原動力をもたらし、産業全体の急速な発展とモデルチェンジ、グレードアップを推進した。将来的には、新エネルギー自動車市場の拡大と技術の進歩に伴い、自動車部品産業はより明るい発展の見通しを迎える。
1.1.3 技術分析
プロジェクトは新エネルギー自動車の動力電池、駆動電機、電気制御システム、充電設備などの重要部品の生産技術が成熟した企業を導入する。
1.1.4 プロジェクト建設に有利な条件
(1)政策の優位性
「新エネルギー自動車産業発展計画(2021-2035)」では、2025年になると、純電気乗用車の新車平均消費電力は12.0キロワット時/100キロまで減少され、新エネルギー自動車の新車販売台数は自動車新車販売総量の20%前後に達することを提出した。動力電池と管理システム、駆動電機と電力電子、ネットワーク化と知能化技術を「三横」として、重要部品の技術供給システムを構築する。先進的なモジュール化動力電池と燃料電池システムの技術難関攻略を展開し、次世代車用モータ駆動システムのソリューションを模索し、スマートネットワーク自動車の肝心部品とシステム開発を強化し、計算と制御の基礎プラットフォーム技術、水素燃料電池自動車の応用支持技術などのボトルネックを突破し、基礎的な重要技術、先進的な基礎技術、基礎的な核心部品、重要な基礎材料などの研究開発能力を向上させると提案した。
「2030年までの炭素ピーク行動方案」では、輸送道具と装備の低炭素への転換を推進し、新エネルギー自動車の普及に力を入れ、新車生産販売と自動車保有量における伝統的燃料自動車の比率を徐々に低下させ、都市公共サービス車両の電動化への代替を推進し、電力、水素燃料、液化天然ガスの大型貨物車両を普及させ、鉄道システムの電化レベルを高めると提案した。
「『一三三四』高品質発展戦略を大いに実施し、白城市新エネルギー産業クラスター化の発展を推進する業務方案の印刷・配布に関する白城市人民政府弁公室の通知」では、白城市の頑丈な産業基盤と高度的な集積の明らかな優位性を頼りに、特色が鮮明であり、チェーンが完全であり、ブランドが高く、競争力が強く、牽引効果が顕著であり、地位がより際立っている新エネルギー産業クラスターを育成し、専門・精密・特別・革新的企業及びハイテク企業の育成に力を入れ、高成長性企業の集積地、ハイエンド人材の集積地、創業と投資の資本追求地、技術革新の策源地を構築し、国家級新エネルギー産業クラスターを構築する。2025年になると、全市の新エネルギー設備容量は2000万キロワットに達し、新エネルギー産業の売上高は400億元に達し、クラスターの優位性が明らかで、発展レベルが高く、産業チェーンが完備した新エネルギー産業の発展態勢を初歩的に形成する。2030年になると、全市の新エネルギー設備容量は4000万キロワットに達し、新エネルギー産業の売上高は800億元に達し、クラスターのレベルがより高く、競争力がより強く、企業規模がより大きく、科学技術成果の転化がより優れた新エネルギー産業の発展構造を基本的に形成し、地域発展能力が著しく向上するよう牽引する。
(2)資源の優位性
クリーンエネルギー資源:白城管轄区内の風力エネルギー資源は吉林省の風力エネルギー貯蔵量において最も開発潜在力のある地域であり、白城の5つの県(市、区)の全体の大気の中で、総風力で毎年2076億キロワット時発電でき、有効風力エネルギー密度は1平方メートル当たり268〜348ワットに達する。光照射資源はII類光照射資源地区に属し、年間平均日照時間数は2919.4時間、年間平均太陽エネルギー放射量は5200メガコークス/平方メートル以上である。2024年、全市の新エネルギー開発規模は1428万キロワットに達し、全省の66.7%を占め、年末の設備容量は1600万キロワットを超えた。
水利資源:白城市の地下水天然資源量は20.79億立方メートル/年、地表水資源量は3.58億立方メートル/年である。地下水の採掘可能資源量は15.9億立方メートル/年で、地下水の天然資源量の76.5%を占めている。
土地資源:白城市の既存耕地は142434.63ヘクタール、農用地は2860.63ヘクタール、林地面積は293977.50ヘクタール、草地面積は358120.99ヘクタール、湿地面積は107214.36ヘクタール、都市・鎮・村及び工・鉱業用地は92746.65ヘクタール、交通輸送用地は46706.57ヘクタール、水域と水利施設用地は133299.50ヘクタールである。
(3)産業の優位性
白城市は装備製造業のクラスター化の発展推進を中心に、三一、遠景など28社の企業を集めて、組立から部品までの全産業チェーンの一体化な発展を形成した。貯蔵設備の製造は一定規模を形成し、吉電能谷の鉛炭素電池、昊安のリチウム電気負極材料が相次いで生産され、上海電気の全バナジウム液流電池、遠景のリチウム電池、中船のリチウム電池、陽光電源のナトリウムイオン電池などの電気化学貯蔵プロジェクトの建設が加速され、年末から続々とリチウム電池が生産される。自動車装備製造の面では、中一精鍛、金事達などの伝統的な部品企業が新エネルギー自動車関連製品を開発し、転換を深め、全省の自動車産業クラスターに融合できるようサポートする。
白城経済開発区の域内には自動車部品の重点産業が多い。パイク会社、アンフェノール金事達電子会社、恒維自動車部品会社などの優秀な自動車部品会社がある。「第十四次五カ年計画」期間中、経済開発区は企業のプロジェクト建設と技術投入の拡大を奨励し、「長春-白城」吉林西部水素エネルギー回廊建設の有利なタイミングをつかみ、新エネルギー自動車の関連能力を拡大し、自動車の電線、ハーネスアセンブリ、ヒンジ、車体カバーの4大生産基地を構築し、国家級実験室と検査センターの建設に力を入れている。
(4)人材の優位性
白城市は白城師範学院、白城医学高等専門学校、白城職業技術学院など多くの大学と専門学校を持っている。また白城工業職業技術学院を積極的に導入しており、学院が完成したら、毎年全省、全国に向けて2000人以上の学部生を募集する計画で、4-5年後には1万人規模に達して、白城師範学院、白城医学高等専門学校とともに教師と学生の総規模が5万人近くなる「大学城」を形成し、プロジェクトに専門的な技術人材を提供することができる。
(5)地理的優位性
白城市はコルチン草原と松嫩平原の結合部に位置し、黒竜江省西部、内モンゴル自治区東部に入る時必ず通る場所であり、国連開発計画署が計画した四つ目のユーラシア大陸橋の主要中枢都市の一つであり、国家長春・吉林・図們戦略「西進」の重要な受け入れ区域、ハルビン・長春城市群のカバー・牽引区域、「一帯一路」戦略における中国・モンゴル・ロシア経済回廊の重要なノード都市でもある。
域内には長白、平斉、白阿、通譲の4本の鉄道幹線があり、長白高速鉄道は最速2時間38分で省都の長春に直行し、国道G302琿阿線、国道G231嫩双線、省道S211扎突線など13本の省級以上の道路が全域につながっており、琿烏、双嫩、鉄科高速道路が貫通、交差している。大安港は嫩江に沿ってロシアのバリー港に直行でき、省内でロシア極東地域と直接貿易が展開できる唯一の水上通路である。白城長安空港はすでに北京、上海、天津、石家荘、青島、大連などの航路を開通していて、運行が効率的で、便利で最適化された交通ネットを構築した。
1.2 プロジェクト建設内容及び規模
プロジェクトの敷地面積は4万平方メートル、建築面積は4万5000平方メートルで、新エネルギー自動車部品の生産設備を購入し、生産工場、倉庫、研究開発センター、オフィスビルと従業員寮などの施設を建設する。
1.3 プロジェクト総投資額と資金調達
1.3.1 プロジェクト総投資額
本プロジェクト総投資額は200000万元、その内、建設投資額160000万元、流動資金40000万元。
1.3.2 資金調達
企業自己調達
1.4 財務分析及び社会評価
1.4.1 主な財務指標
プロジェクトの量産後、年間売上高は230000万元、利益35000万元、投資回収期間8年(税引後、建設期間2年を含む)、投資利益率17.50%。
説明:表中の「万元」はすべて人民元である
1.4.2 社会評価
プロジェクトの建設は白城市の新エネルギー自動車核心部品基地の革新と発展を加速させ、白城市の新エネルギー自動車産業の完全な産業チェーンの形成に有利でなり、産業のグレードアップを促進し、川下産業の発展を牽引する。同時に環境保護、省エネなどの面で、白城市の風力発電資源の優位性を十分に発揮して、新エネルギー自動車産業をより健康的に安定的に持続可能に発展させる。
1.5 協力方式
合弁、協力、独資、その他の方式は面談可能。
1.6 外資導入の方式
資金、その他の方式は面談可能。
1.7 プロジェクト建設場所
白城経済開発区。
1.8 プロジェクト進捗状況
対外誘致
2.協力側簡単紹介
2.1 基本状況
名称:白城経済開発区招商局
住所:白城市幸福南大街88号
2.2 概況
白城市は吉林省北西部、嫩江平原西部、コルチン草原東部に位置している。東経121度38秒から124度22分、北緯44度13分57秒から46度18分。総面積は2.6万平方キロ。総人口203.2万人。現在、1区(洮北区)、2県(通楡県、鎮賚県)、2市(洮南市、大安市)、3つの省級開発区(白城経済開発区、大安経済開発区、査乾浩特観光経済開発区)、5つの工業集中区(白城工業団地、洮北、通楡、鎮賚、洮南工業集中区)を管轄している。
白城経済開発区は1998年2月に吉林省政府の許可を得て設立され、白城市街地初の省級開発区であり、市街地の南西に位置し、洮白経済回廊の出口地帯にはめ込まれている。2010年、開発区は二次創業し、面積を171平方キロまで拡大し、幸福、保平、西郊の3つの町役場、14の村、9つのコミュニティ、人口13万人を管轄することになった。20年余りの建設、発展を経て、基幹産業を打ち固め続け、投資環境を最適化しながら、商業貿易物流の大規模化、製造業の最適化、文化産業の強化にずっと力を入れてきていて、総合経済力は著しく強化され、社会事業は全面的に進歩し、発展環境は日に日に最適化され、受け入れ能力はさらに強化され、白城市街地の経済力が最も強く、居住環境が最も優れ、商業貿易物流が最も活発な市街地西部生態新城となり、盛んに発展する力を持続的に発揮出している。
2.3 連絡方式:
郵便番号:137000
連絡係:孫忠剛
電話:+86-436-3561069 +86-15904363335
イメール:1191340504@qq.com
プロジェクト所在市(州)連絡方式:
市(州)連絡係:徐増春
連絡電話:+86-436-3203010 +86-13894682986
ファクス:+86-436-3224565
イメール:bcjhj07@126.com