自動車及び部品
松原市新エネルギー自動車一体化サービスステーション建設プロジェクト
1. プロジェクト簡単紹介
1.1 プロジェクト背景
1.1.1 プロジェクト簡単紹介
新エネルギー自動車には純電気自動車、増程式電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池電気自動車、水素エンジン自動車、その他の新エネルギー自動車などが含まれる。
本プロジェクトは吉林省前郭経済開発区に位置し、新エネルギー自動車の発展の要求に適応するために、電気自動車の充電パイル、充電ステーション、電池交換施設の製造と電気自動車のメンテナンスを一体化した新エネルギー自動車サービスステーションを建設する。
1.1.2 市場の見通し
(1)新エネルギー自動車総合サービスの発展現状
自動車エネルギー革命は前段のエンド製造と中段の消費を再構築し、また後段のサービス段階を転覆している。例えば、三電システムが伝統的自動車のエンジンミッションを置き換え、オイル交換を基礎とした従来のメンテナンス業務が大幅に萎縮し、三電検査、電圧バランスを基礎とする三電システムのメンテナンスが主流になっていく。
新エネルギー自動車を核心とした新サービスシステムが形成されており、その同時に新業態には新しいモデルと技術で対応する必要がある。
海外の成熟した自動車市場の産業チェーンの構造の中で、製造規模は1/5を占め、サービスは1/3近くを占め、サービス段階の市場規模は製造段階より明らかに高い。この数字について、中国で見ると、サービスは1/10近く、製造は1/2近く、サービス段階は製造よりはるかに低い。
またデータによると、2025年末ごろ自動車サービス市場の規模は5万億元に達する見通しである。この市場は、デジタルマーケティング、新エネルギー自動車越境電子商取引、エネルギーサービス、車両車検、保険、アフターサービス、スマート電動中古車、主要部品回収などの多くのコースでカバーされている。
このような巨大な市場潜在力に直面して、自動車サービス産業は深刻な構造調整とモデル革新を行わなければならない。まず、デジタル化の転換が鍵となる。ビッグデータ分析と人工知能技術を通じて、正確なマーケティングと個性的なサービスを実現し、顧客満足度と忠誠度を高めることができる。次には、新エネルギー自動車の越境電子商取引プラットフォームが地域規制を打ち破り、消費者により多くの選択肢を提供するとともに、メーカーに新たな販売ルートを切り開く。
エネルギーサービスは新エネルギー自動車の重要な構成部分として、その重要性は日増しに明らかになっている。完全な充電ネットワークとエネルギー管理システムを構築することにより、新エネルギー自動車の航続不安の問題を効果的に解決し、新エネルギー自動車の普及を推進することができる。車両車検と保険サービスも時代とともに進化していく必要があり、インターネット技術を利用してプロセスを簡潔化し、より便利で効率的なサービスを提供する必要がある。
以上のように、自動車サービス産業はかつてない変革のチャンスを迎えている。デジタル化の転換、新エネルギー自動車の越境電子商取引プラットフォームの建設、新エネルギーサービスネットの健全化、アフターサービスの革新を通じて、より効率的で便利で環境に優しい自動車サービスシステムの構築が期待される。これは産業全体のモデルチェンジとグレードアップを推進するだけでなく、消費者にもより良質な体験をもたらし、持続可能な社会発展に貢献する。
(2)新エネルギー自動車総合サービスの見通し分析
新エネルギー自動車の広範囲の使用は充電ステーションの需要と利益の急速な向上を牽引した。1時間あたり160 kWの急速充電装置を例とあげると、もし毎日3時間以上稼働すれば、毎日480度の電力が提供できる。サービス料を一度の電気に0.4元徴収することで計算すると、10台の設備は毎日1920元の収益を得ることができ、毎月の収益は57600元に達し、年間収益は691200元に達することができる。
中国政府は新エネルギー自動車産業の発展に大きな関心を寄せ、多くの政策でその産業発展を促進している。この政策には、研究開発援助、税収減免、車両購入補助金などが含まれ、新エネルギー自動車産業の急速な発展を力強くサポートしている。
電池技術、駆動技術、知能化技術などの面での持続的な革新により、新エネルギー自動車の市場競争力は持続的に強化されている。例えば、航続能力の向上、充電効率の増加、スマート運転技術の普及などは、新エネルギー自動車市場需要の持続的な増加を後押ししている。
2023年には、中国新エネルギー自動車の生産台数と販売台数はそれぞれ958.7万台と949.5万台に達し、前年同期比はそれぞれ35.83%と37.87%になっている。2024年1月から8月にかけて、生産台数と販売台数はそれぞれ700.8万台と703.7万台に達し、前年同期比はそれぞれ29%と30.9%になっている。2025年になると、中国新エネルギー自動車の生産販売台数は1300万台に達する見込みで、成長速度は約40%で、全体市場の浸透率は40%を超え、乗用車分野で、単月の市場浸透率は50%を突破する見込みである。
2024年、市場競争がさらに激しくなり、市場集中度が徐々に高まり、「強者がさらに強くなり、分化がさらに激化する」という傾向が見られる。自動車メーカー間の競争は優勝劣敗の加速段階に入り、新車種の集中した導入、製品のモデルチェンジの加速、消費者ニーズの多様化などの要因により市場競争はますます激しくなる。
国内市場の競争は激化しているが、2025年になると、新エネルギー自動車の国際化発展は明らかなハイライトとなって、自動車メーカーはより多くの発展機会に直面する。
1.1.3 プロジェクト建設に有利な条件
(1)政策の優位性
国務院弁公庁は「高品質充電インフラシステムのさらなる構築に関する指導意見」を印刷、配布し、充電インフラ建設に対する具体的な配置を出した。2030年には、カバー範囲が広い、規模が適度で、構造が合理的で、機能が完備した高品質充電インフラシステムが基本的に構築され、新エネルギー自動車産業の発展を力強く支え、国民の外出移動時の充電需要を効果的に満たす。
国家発展改革委員会、国家エネルギー局は「充電インフラ建設を推進、加速し、新エネルギー自動車の農村への進出と農村振興により良く支援する実施意見」を制定した。充電インフラの建設を適度に先走らせ、農村部の新エネルギー自動車の購入・使用を支援し、農村部の新エネルギー自動車サービス管理を強化しなければならない。
(2)地理的優位性
前郭県は吉林、黒竜江、内モンゴルの3省の結合部に位置し、東北3省と内モンゴル自治区の8市14県を結ぶ重要な交通中枢と物流センターである。長白鉄道は南北方向に全域を貫き、烏図、明沈、開方の3つの国家と省級幹線道路と郷級道路が縦横に交差し、長春、白城、大連、チチハル、ウランホトなどの都市に直行することができる。
(3)人材の優位性
松原市は全省のブルーカラー育成基地である。また、国内、省内で有名な吉林大学、長春工業大学、東北師範大学、吉林農業大学、長春理工大学、長春大学、長春工程学院など30校以上の大学は毎年大量の専門人材と管理面の人材を持っていて、本プロジェクトに大量の新鮮な血液を提供する。
(4)建設条件の優位性
プロジェクトは吉林前郭経済開発区に位置し、各インフラ条件が良くて、交通も通信も極めて便利である。プロジェクト建設に必要な各種原材料は近くで解決でき、材料供給は保障され、輸送距離は短く、輸送コストは低い。工事への水や電気の使用については工事需要を全部満たすことができる。
1.2 プロジェクト建設内容及び規模
プロジェクトの敷地面積は15万平方メートル、建築面積は10万平方メートルである。生態的駐車場、充電ステーション、ドライバーレストラン、多機能インターネット休憩ホール、フィットネスセンター、車両美容センター、車両修理センター、車両メンテナンスセンターなどを建設する予定である。
1.3 プロジェクト総投資額と資金調達
プロジェクト総投資額は30000万元、その内、建設投資額24000万元。
1.4 財務分析及び社会評価
1.4.1 主な財務指標
プロジェクトの量産後、年間売上高は21739万元、利益6522万元、投資回収期間6.6年(税引後、建設期間2年を含む)、投資利益率21.74%。
説明:表中の「万元」はすべて人民元である
1.4.2 社会評価
新エネルギー自動車産業の発展を推進することは、経済発展モデルの転換、経済成長の促進に戦略的意義がある。省エネ・排出削減の視点から見ると、燃料電池車と純電動車はいずれも顕著な環境保護効果を示し、科学と持続可能な発展の要求に適合し、その社会的価値は極めて重大である。また、本産業プロジェクトの推進により、より多くの就職機会が作られて、地域の就職圧力が軽減され、社会の安定に有利である。
1.5 協力方式
合弁、協力
1.6 外資導入の方式
資金、設備、技術
1.7 プロジェクト建設場所
吉林前郭経済開発区
1.8 プロジェクト進捗状況
プロジェクト協力計画書編成済み
2.協力側簡単紹介
2.1 基本状況
名称:前郭県招商サービスセンター
住所:松原市前郭県烏蘭大街995号
2.2 概況
前郭県は吉林省松原市に属し、吉林省北西部、松軟平原南部に位置し、吉林省唯一のモンゴル族自治県であり、管轄区の面積は6980平方キロ、総人口は60万人、県城は松原市と同じ区域に位置し、中国石油東北石油ガス分公司、中国石化東北石油ガス分公司、中化グループ長山化学工業有限会社、中国大唐グループ長山火力発電所、中国石油パイプライン長春石油ガス分公司など五つの国家直属企業が域内に位置している。
生態環境が優れている。前郭県の域内には全国十大淡水湖の一つである査乾湖があり、松花江と嫩江は域内で75キロ流れており、湿地面積は77万ムー、林地面積は97.6万ムー、森林カバー率は11.4%である。前郭県は吉林省西部の草原・湖・湿地の典型的な地域特徴を持っており、全国緑化造林トップ百県と吉林省生態建設モデル県である。
鉱物資源が豊富である。前郭県の鉱物資源は非常に豊富で、すでに確認された石油の埋蔵量は3.2億トン、天然ガスの埋蔵量は1000億立方メートルで、油母頁岩、膨潤土、紫泥などの埋蔵量もそれなりに十分である。
農業の優位性が際立っている。前郭県はゴールデントウモロコシゾーンの奥地に位置し、域内には全国大型灌漑区の一つである前郭灌漑区があり、全国商品食糧基地県、全国農業標準化モデル県と全国水稲標準化生産モデル区である。全県の耕地面積は483万ムーで、食糧生産量はずっと全国の食糧生産大県のトップ10に位置している。牧畜業の生産歴史は古く、条件は恵まれ、年間12万トンの良質な牧草を生産し、国家級草原建設基地県である。
2.3 連絡方式:
2.3.1プロジェクト協力機構連絡方式:
連絡先:前郭県招商サービスセンター
連絡係:李暁春
連絡電話:+86-13351556769 +86-438-5098098
イメール:zsjxmk2209905@163.com
2.3.2プロジェクト所在市(州)連絡方式
連絡先:松原市商務局招商サービスセンター
連絡係:于莉莉
連絡電話:+86-18004388787