欧宝体育

1. プロジェクト簡単紹介

　1.1 プロジェクト背景

　1.1.1 製品簡単紹介

　環境保護意識が日増しに高まってゆき、自動車産業が急速に発展することにつれて、新エネルギー自動車は将来の自動車発展の重要な方向として、広く注目されている。新エネルギー自動車の核心技術の一つは伝動システムであって、伝動軸は自動車動力伝送の核心部品として、完成車の性能に決定的な影響を与える。そのため、本プロジェクトは新エネルギー自動車の伝動軸に対する市場需要を満たし、新エネルギー自動車産業のさらなる発展を推進するため、新エネルギー自動車伝動軸の実行可能性研究に注力する。

　1.1.2 市場の見通し

　新エネルギー自動車市場は政策、技術、環境要因の影響を受けて、急速な発展傾向を呈している。新エネルギー自動車の伝動部品の種類が多く、成熟した産業チェーンのサポートを受けているため、新エネルギー自動車メーカーは通常、カスタマイズまたは標準化された伝動部品を外注することに傾き、効率が高いだけでなく、総合コストも低い。そのため、新エネルギー自動車市場の高度な成長は伝動部品需要の増加を著しく促進し、将来、新エネルギー自動車伝動部品産業の市場潜在力は依然として巨大であると予想される。

　（1）新エネルギー自動車伝動システムの市場現状

　自動車産業はその産業関連性が高い、関連範囲が広い、技術要求が厳しい、総合性が強い、部品数が多い、付加価値が著しいなどの特徴により、工業構造のグレードアップと関連産業の発展を著しく推進していく役割を持っている。中国自動車工業協会の統計分析によると、2023年の自動車生産台数と販売台数はいずれも3000万台の大台を突破し、通年で2桁の成長を実現した。その中で、乗用車市場の表現は際立っており、生産台数と販売台数はいずれも急速な成長を実現し、商用車市場も徐々に安定し、回復している。新エネルギー自動車市場は、生産も販売も旺盛である力強い発展の勢いを維持している。

　2023年には、乗用車の生産台数と販売台数はそれぞれ2612.4万台と2606.3万台に達し、成長率は前年同期比それぞれ9.6%と10.6%である。商用車の生産台数と販売台数はそれぞれ403.7万台と403.1万台に達し、成長率はそれぞれ前年同期比26.8%と22.1%である。新エネルギー自動車の生産台数と販売台数はそれぞれ958.7万台と949.5万台に達し、成長率はそれぞれ前年同期比35.8%と37.9%である。

　製品類別から見ると、自動車の電動的伝動システム産業は前輪駆動、全輪駆動、後輪駆動に細分化することができる。末端応用の観点から見ると、自動車の電動的伝動システムは商用車、乗用車など様々な分野に応用できる。本報告書には各種類の製品の価格、市場規模、市場シェア及び発展傾向に対する奥深い分析が含まれ、また各応用市場の規模、市場シェアの比率及び需要の潜在力などの面も分析されている。

　マクロの視点から見ると、中国は工業化と都市化の急速な発展段階にあり、この段階は国民収入の着実な増加に伴い、二、三線都市と広大な農村地区の自動車消費の潜在力を効果的に引き出した。同時に、新エネルギー自動車市場の盛んな発展は、人々の心へのグリーンモビリティ理念の浸透と技術の持続的な進歩を予告している。

　自動車伝動システムとは、エンジンの動力を一連の伝動装置を介して最終的に車両の車輪に伝達し、車両の走行を実現するシステムを指す。このシステムはクラッチ、変速機、伝動軸、主減速機、差動機、半軸などを含んだ複数の肝心な部品で構成されており、これらは協働して動作しながら、エンジンの動力が車両の駆動力に効果的に変換されるよう確保している。

　（2）新エネルギー自動車伝動システムの市場見通し分析

　世界自動車工業が成熟期に入ることにつれて、自動車の販売台数は全体的に安定した成長を維持する見通しである。その同時に、多くの国が新エネルギー自動車産業の発展を積極的に支援し、一連の支援政策を打ち出し始めた。大手自動車メーカーの各社も新エネルギー自動車の研究・開発と生産への投資を増やしており、世界の新エネルギー自動車市場は急速な成長を経験している。新エネルギー自動車の普及は伝動システム産業のモデルチェンジとグレードアップを促進し、電動的伝動システムは徐々に同産業の重要な成長ポイントとなっている。

　新エネルギー自動車が伝統的燃料自動車市場に衝撃を与えたが、一部の地域や分野では、伝統的燃料自動車が依然として巨大な市場需要を持っている。そのため、従来の伝動システム部品の市場競争は依然として激しい。自動車性能、快適さ、燃費などに対する消費者の要求が絶えず高まることにより、伝動システム産業は続々と技術革新と製品のアップグレードを行う必要がある。

　中国の自動車産業が盛んに発展し、関連部品産業が日増しに強大化になることにより、中国自動車部品分野の技術実力と研究開発革新能力は著しく向上した。この中で、独立の自主研究開発の設計能力を持ち、規模も大きい部品企業が現れただけでなく、セグメント市場でも技術が優れるし、研究開発の実力が強い中小部品企業がたくさん生まれた。これらの企業は中国の自動車部品産業がより高いレベルへ発展するよう共同に推進した。

　将来を展望すると、自動車伝動システム産業は急速な発展傾向を維持する見通しである。企業は、市場の動態と技術の発展傾向に密に注目し、技術革新と製品研究開発能力を強化する同時に市場ルートと顧客資源を積極的に開拓し、ブランドの影響力と市場競争力を高める必要がある。政策支援と市場需要の共同推進の中で、自動車伝動システム産業はより健康的で持続可能な発展を実現すると期待される。

　新エネルギー自動車伝動システムの市場需要は持続的に増加しているが、この傾向は主に多くの要因に後押しされている。

　まず、新エネルギー自動車市場の急速な成長が伝動システムの需要増の主要な駆動力である。環境保護と省エネが世界的重要視されることにつれて、新エネルギー自動車の販売台数は年々上昇し、特に電気自動車とハイブリッド自動車の需要は絶えず増加している。市場研究によると、世界の自動車ハイブリッド伝動システム市場は2029年に21.6億ドルに達し、複合年間成長率は4.89%になる見込みである。このような成長傾向には、環境保護、効率的な交通道具に対する消費者の日増しな需要増加を反映している。

　次には、技術進歩と政策支援も伝動システムの需要増加を促進した。エネルギー密度、寿命、充電速度改善などのバッテリ技術の向上により、純電気自動車の航続距離と性能が向上された。高効率、静粛、信頼性の高いモータなどのモータ技術の進歩により、純電気自動車の市場競争力がさらに強化された。また、知能化とモジュール化の発展傾向により、伝動システムはよりスマートで、便利で、効率的になり、ハイテク製品に対する消費者の需要を満たした。

　最後には、伝動システムに対する需要は新エネルギー自動車の種類によって異なる。純電気自動車は主に電池とモータに依存しているが、ハイブリッド自動車はエンジンとモータの動作を調整するためにより複雑な伝動システムが必要となる。永久磁石同期電機はその高効率、省エネ・環境保護の特徴から、市場で主流の選択肢となり、有名な新エネルギー自動車ブランドに広く応用されている。

　以上のように、新エネルギー自動車伝動システムの市場需要は市場成長、技術進歩、政策支援の共同推進を受け、今後数年以内に引き続き成長態勢を維持する見込みである。　1.1.3 技術分析

　本プロジェクトは比較的に成熟した技術を用いて、産業化生産レベルに達する予定である。伝動システムには主に軸、差動器、歯車とクラッチなどの部品が含まれる。設計時には、伝動の高効率、高信頼性、高コスパ、究極の快適性を保証する必要がある。伝動システムの設計には、発電伝動、直接駆動伝動、電動的伝動、中間伝動、電気と機械の動力出力が共用される出力差動伝動が含まれる。新エネルギー自動車伝動システムの技術的課題には、伝動効率の向上、エネルギー消費の低減、動力分配の最適化などが含まれる。資源を合理的に配置し、伝動効率を改善することにより、車両全体の性能を著しく向上させることができる。

　1.1.4 プロジェクト建設に有利な条件

　（1）政策の優位性

　税収優遇：新エネルギー自動車及びその重要部品の生産企業に対して、政府は増値税、消費税などの税収優遇を与える。これは、企業の生産コストの削減、市場競争力の向上に役立つ。

　‌科学技術研究開発支援‌：政府は特別資金を設立して、新エネルギー自動車の科学技術研究開発をサポートする。投資を拡大することにより、企業の自主革新を奨励し、ハイエンド化、知能化への産業発展を推進する。

　四平市は「全省自動車産業“階段上り”プロジェクト」の戦略的配置を積極的に定着し、「長春・四平一体化」の協同発展を中心に、専用車、シャーシ部品産業の基礎的優位性を際立たせ、肝心な部品に焦点を定め、吉西南の産業移転受け入れモデル区の承認、ロシア極東経済特区の設立などの政策配当と発展のチャンスをしっかりとつかみ、自動車部品産業の発展を推進する

（2）産業の優位性

　四平の専用車産業の発展は一定の規模になってきた。専用車製造企業が35社、客車生産企業が1社、生産資格を備えた企業が7社あり、主な製品はボックス式自動車、タンク式自動車、ダンプカー、セミトレーラ、クレーン車、特殊自動車、大型バスなどである。中航工業、中集集団、天津中科神運汽車科学技術有限公司、フランス飛馬特集団などの有名企業が四平に進出しており、産業クラスターの優位性を形成した。四平は第一汽車の関連輸送半径が最も短い都市として、第一汽車の商用車生産工場の資源の優位性を十分に利用して、長春の自動車産業移転と放出をよりよく受け入れることができる。‌

（3）地理的優位性

　吉林梨樹経済開発区（北区）は公主嶺、双遼、梨樹の両市と1県の交差点に位置し、東北の重要な食糧主要生産区、四平北部の重要な商業貿易物流集散地、四平市の「1核3帯」の重要なノード都市であり、交通が便利で、四方八方に通じており、物流と人員の往来に有利である。また、開発区のインフラが備えており、投資環境が優れていて、投資と創業に向かって多くの企業を誘致した。‌

　開発区は四平市から60キロ、省都の長春市から100キロ、「長春―深セン」高速道路の最寄り出口から10キロ、「大慶―広州」高速道路の最寄り出口から20キロ、長春龍嘉空港から車でわずか1時間ぐらいの距離にある。「牙四」国家一級道路は区内を通っており、建設中の「集双」高速道路は梨樹県内に4つの出入口を設置している。

　（4）人材の優位性　

　四平には吉林師範大学、吉林師範大学博達学院、吉林工程職業学院、四平職業大学及び設立中の紅嘴職業技術学院、吉林大学四平医学高等専門学校、四平放送テレビ大学など多くの大学がある。そのうち、吉林師範大学は吉林省の重点大学で、全日制学部の在学生は16302人、大学院生は1844人、留学生は336人、成人教育学生は15131人で、毎年社会向け数千人の高等人材を育成することができる。周辺の長春、ハルビン、大慶などの都市には多くの大学があり、年間50万人以上の高等人材が提供できる。これらの人材はプロジェクト建設に技術的なサポートを提供することができる。

　1.2 プロジェクト建設内容及び規模

　プロジェクトの敷地面積は3.5万平方メートルで、研究開発センター、工場の建物、オフィスビルなどを建設する。年間30000台（セット）の新エネルギー自動車伝動システムを加工するプロジェクトである。

　1.3 プロジェクト総投資額と資金調達

　プロジェクト総投資額は40000万元、その内、建設投資額28000万元。

　1.4 財務分析及び社会評価

　1.4.1 主な財務指標

　プロジェクトの量産後、年間売上高は24200万元、利益7272万元、投資回収期間6.5年（税引後、建設期間1年を含む）、投資利益率18%。

　1.4.2 社会評価

　新エネルギー自動車伝動システムを生産する社会的効果は主に下記のいくつかの方面に現れている。

　環境保護：新エネルギー自動車伝動システムの使用は大気汚染と温室ガス排出を減らし、空気の質と環境の健康性を改善するのに役立つ。従来の燃料自動車に比べて、新エネルギー自動車の炭素排出量とPM 2.5排出量は大幅に減少し、騒音汚染も低減し、都市住民の生活品質の改善に役立つ。

　エネルギー安全性：新エネルギー自動車伝動システムの使用と普及は石油への依存を減らし、国家エネルギー輸入圧力を下げ、国家エネルギー安全に有利である。

　‌技術革新と雇用：新エネルギー自動車伝動システムの研究開発と生産には大量の技術労働者とエンジニアが必要になっていて、これは労働力市場に新しい就業ポジションを提供し、関連産業チェーンの成長と技術革新を促進する。

　‌国民環境保護意識の向上‌：新エネルギー自動車の市場需要は革新、科学技術と環境保護に対する全社会の認識と追求を促進し、国民の環境保護意識と科学技術素質を高める。

　‌都市交通改善‌：新エネルギー自動車の使用は都市交通渋滞と駐車の難題を解決し、住民の外出と生活を便利にすることが期待される。

　1.5 協力方式

　独資、合弁、協力。

　1.6 外資導入の方式

　資金、その他の方式は面談可能。

　1.7 プロジェクト建設場所

　吉林梨樹経済開発区

　1.8 プロジェクト進捗状況

　プロジェクト提案書編成済み。

2. 協力側簡単紹介

　2.1 機構基本状況

　名称：吉林梨樹経済開発区

　住所：梨樹鎮奉化大街東側

　2.2 機構概況

　2023年8月29日、 欧宝体育は吉林遼河農業開墾管理区と吉林梨樹経済開発区の統合を許可し、統合後の名称は吉林梨樹経済開発区となり、吉林遼河農業開墾管理区は開発区の管理序列から退出した。統合後の開発区は計5区で、総計画面積は14.2865平方キロである。開発区は既存の資源と県の位置づけに基づいて、農産物精密加工産業を主導産業とし、トウモロコシ（グリーン米）、肉牛、豚肉、鶏肉の4つの産業チェーンと現代緑色野菜産業基地を重点的に発展する同時に医薬健康、現代サービス業、プラスチック織物産業、レジャー農業、機械製造などの面で産業誘致を行うと確定した。現在、区内には800戸以上の企業があり、一定基準以上の企業が全県の半分以上を占めている。

　2.3 連絡方式：

　プロジェクト所在機構連絡方式：

　連絡先：吉林梨樹経済開発区

　連絡係：王利野

　連絡電話： +86-434-3059912  

            +86-13304355166

　イメール： 219512406@qq.com

　プロジェクト所在市（州）連絡方式：

　連絡先：四平市経済合作発展局

　連絡係：温大成

　連絡電話：+86-434-3260536

　イメール：spjhjjhk@163.com