欧宝体育

1. プロジェクト簡単紹介

1.1 プロジェクト背景

1.1.1 製品簡単紹介

　自動車用ランプは自動車において照明、信号伝達、可視性向上のための重要なコンポーネントであり、夜間の走行、悪天候およびさまざまな交通状況において重要な役割を果たしたいる。光源によって、ランプはハロゲンランプ、キセノンランプ、LEDランプ、レーザーランプに分けることができる。

1.1.2 市場の見通し

（1）自動車のランプ業界の見通し

　LEDが自動車ランプ市場に参入したのは1986年に世界初のLEDブレーキランプが登場したことであり、その後LEDは続々とテールランプ、インストルメントパネルランプ、アラームライト、デイタイムランニングライト、フォグランプ、ステアリングランプなどに使われ、2007年、レクサスLS 600 hは世界初のLEDヘッドライトを発売し、これによりLEDは全車のランプに使用できるようになった。

　中国の自動車ランプ業界は過去数十年の間に急速な発展を経て、輸入依存から技術導入と自主研究開発、そして国際競争の中で頭角を現した。中国の自動車ランプメーカーは国内市場のニーズを満たすだけでなく、国際市場で競争優位を獲得しつつある。自動車技術の進歩に伴い、この業界は継続的に発展し、且つ新しい技術と市場動向に適応していくことである。

　近年、世界自動車市場は急速に発展し、自動車産業の重要な供給部品の一つである自動車用ランプもゴールデン発展期を迎え、2023年の世界自動車用ランプ業界の市場規模は390億ドルに達し、2024年末までに約140億ドルに達成したが、そのうち、アジア・太平洋地域の割り合いは57.41%、北米地域は約16.77%、ヨーロッパは約18.05%を占めている。国内市場から見ると、中国は自動車生産販売大国として、ランプの消費需要は同様に高い伸び率を維持し、すでに世界最大の自動車ランプ生産販売市場となり、2022年の中国自動車ランプアセンブリの総生産量は7715万セットであるが、自動車ランプアセンブリの需要量は6705万セットに達した。製品価格から見ると、近年中国自動車ランプ製品は全体的に緩やかな下落傾向を呈し、2022年中国のハロゲンランプアセンブリの単価は400人民元/セット、キセノンランプアセンブリの単価は970人民元/セット、LEDランプアセンブリの単価は1880人民元/セット、レーザーランプアセンブリ単価は3750人民元/セットに下がっている。

　（2）自動車のランプ産業の見通し分析

　現在、中国のランプ市場の競争構造は主に「2つの世界、3つの陣営」に分かれている。「二つの世界」とはミドル・ハイエンド自動車ランプ市場とローエンド自動車ランプ市場を指している。「三つの陣営」とは外資系ランプ企業、合弁自動車企業のサプライヤーシステムに入った内資のランプリード企業、自主ブランド自動車企業とメンテナンス市場に参入した内資のランプ企業を指す。現在、民間自動車ランプ企業の市場シェア－は絶えず上昇し、国有企業と外資企業の割合は低下している。北京市自動車ランプ工場、天津市自動車ランプ工場などの国有ランプ企業は本世紀初の改革を行い、基本的に合弁企業となっている。国有企業の改革と統合再編の推進に伴い、国有ランプ企業はさらに撤退する見込みである。内資のランプ企業の品質と技術レベルの向上に伴い、外資系ランプ企業の優位性は弱まっているが、依然としてミドル・ハイエンド中高級自動車ランプ市場を占めており、低コスト、反応が速く、研究開発レベルが絶えず向上している内資のランプ企業は主にローエンド自動車ランプ市場で活躍している。車内イルミネーション、インテリジェントヘッドライト、OLEDテールランプとレーザーヘッドライトの装着率のたゆまざる向上に伴い、将来の自動車ヘッドライト市場規模の増加は自動車販売量の増加より高く、中国の自動車ヘッドライト市場の見通しは良好なもので、将来の中国自動車ランプ業界の発展傾向は主に技術レベルの向上、安全性の強化、より高いレベルのインテリジェント化ソリューションの提供、ユーザーのニーズ満足などの方面に集中すると予想される。

　2025年までに、自動車ランプ業界の市場見通しとニーズは非常に大きいと予想されるが、その技術ニーズ、品質ニーズ、および価格ニーズはすべて満足され、これは自動車業界と自動車ランプ業界の将来の発展を確保することができる。

　本プロジェクトは国際的に先進的な機械加工技術を採用する予定で、大部分の技術設備は国内調達の実現が可能である。建設拠点の周辺はインフラが完備し、交通が便利で、生産に必要な資源条件を整っているので、プロジェクトは良好な市場見通しを持っている。

1.1.3プロジェクト建設に有利な条件

（1）政策の優位性

　「 欧宝体育の自動車産業クラスター『階段上り』プロジェクトの実施に関する意見」では、長春市の自動車クラスターをリードとし、地域の協調連動を促進し、自動車・自動車部品・アフタ市場の「三位一体」の協調発展、全面的な向上を加速させ、万億クラス・世界級クラスの自動車先進製造業クラスターを構築し、吉林省を自動車強省、製造強省に建設することを提出した。

「新エネルギー自動車産業発展計画（2021-2035年）」は、新エネルギー自動車業界の公共サービス能力を高め、自動車、キーパーツの計量試験、性能評価と検査認証能力を高めることを指摘した。同時に新エネルギー自動車の完成車、部品及び整備・保守検査、充電・電池交換などの安全基準と法規制度を健全化し、安全生産監督管理と新エネルギー自動車の安全リコール管理を強化する必要がある。。

　「自動車産業中長期発展計画」では、国際競争力のある部品サプライヤーを育成し、部品から完成車までの完全な産業システムを形成することを提起している。2025年までに、世界トップ10にランクインする自動車部品企業グループをいくつか形成する。

　（2）産業の優位性

　吉林省は中国の自動車産業大省であり、その自動車産業の核心は省都の長春にあり、新中国で最初の自動車製造企業である一汽集団がここに位置し、フォルクスワーゲン、アウディ、トヨタなどの有名な自動車メーカーは一汽集団とこの地で合弁企業を設立している。グローバルの自動車産業が深い変革を遂げる際に、一汽集団と長春はともに転換を加速化し、「長春国際自動車城」の建設は双方の共通認識となり、その目標は、世界レベルの自動車及び部品の研究開発、製造とアフターマーケットサービスの基地を建設し、1万億クラスの自動車産業を作り上げることである。

（3）地理的優位性

　農安县は、東北アジア地域の幾何学的中心に位置し、長東北開発開放先導区の重要な構成部分であり、長春－吉林－図們国家戦略の内陸端口でもある。農安县城は省都の長春市から60キロメートルの距離にあり、長春市の30分経済圏内に位置しており、長春龍嘉国際空港から90キロメートル、大連港から700キロメートルの距離にあり、南部の経済成長極多功能内陸港（長春興隆総合保税区）からわずか20キロメートルで、区域内には長白鉄道、長白公路、およびG12高速道路が南北に貫通しており、交通が発達している。

　（4）人材の優位性

　農安县には、農安县職業教育センター、農安县育德職業培訓学校、農安县領翔職業培訓学校、農業機械化学校などの各種の職業技術学校や労働技能トレーニング基地があり、毎年多くの職業技術人材を育成しており、豊富な製造技術人材のバックアップを有し、団地内に投資した企業に良好な人的資源の保証を提供している。

　1.2 プロジェクト建設内容及び規模

　本プロジェクトは市場のニーズ状況、工場区域の状況、および支援資金の状況を踏まえて、年間100万セットの自動車ランプの生産規模を確定し、製品の種類は、ハロゲンランプ、LEDランプ、高輝度キセノンランプ、およびレーザーヘッドライトなどを含んでいる。

　本プロジェクトの敷地面積は3.1万平方メートルで、その内：純用地面積が2.3万平方メートル、建築面積が3万平方メートルで、主な建設内容としては、製品の生産工場、総合倉庫、総合事務棟、消防用水貯水池などの関連施設を建設する見込みである。

　1.3.プロジェクト総投資額と資金調達

　プロジェクト総投資額は10000万元、その内、建設投資額7000万元。

1.4 財務分析及び社会評価

1.4.1 主な財務指標

プロジェクトの量産後、年間売上高は6140万元、利益2025万元、投資回収期間6.9年（税引後、建設期間2年含む）、投資利益率19.7%。

　1.4.2 社会評価

　自動車用ランプは、夜間の運転安全性を向上させ、運転体験を強化し、自動車のスマート化発展を推進し、技術革新と産業のアップグレードを促進し、省エネルギーと環境保護に寄与するなどの面で顕著な社会的効果を持っている。

　1.5 協力方式

独資、合弁、協力

1.6 外資導入の方式

資金、その他の方式は面談可能。

1.7 プロジェクト建設場所

　長春農安経済開発区

1.8 プロジェクト進捗状況

プロジェクト提案書編成済み。

2、協力側簡単紹介

　2.1機構基本状況

　連絡先：農安県経済協力促進センター

　住所：吉林省農案県農安鎮興華路

　2.2機構概況

　農安県は吉林省中部の松遼平原の奥地に位置し、全県の面積は5400平方キロメートルで、22の郷鎮、4つの街道、377の村を管轄し、総人口は120万人で、吉林省の耕地面積が最大で人口が最も多い県である。県城は長春市から60キロメートル離れていて、長春半時間経済圏内にあり、長春龍嘉空港から110キロメートル、大連港から700キロメートル離れ、エリア内の長白鉄道、G 12高速道路、C 334国道とG 302国道は南北を縦断し、長春市の2本の幹線道路である凱旋路と青年路はすでに農安まで延び、長春に立脚し、周辺地域と連携し、東北地域と接続する戦略的な開放構造を形成した。農安県は長春地区で率先して国家級衛生県城を創建し、全省の権限拡大強県の試験県であり、全国県域投資潜在力百強県、中国で最も投資経営価値のある県、全国社会ガバナンス革新モデル県、中国で最も安全感のある百佳県市などの栄誉を獲得した。

2.3連絡方式：

　連絡先：農安県経済協力促進センター

　連絡電話：+86-431-89936018

　プロジェクト所在市（州）連絡方式：

　連絡先：長春市合作交流弁公室

　連絡係：張俊傑

　連絡電話：+86-15704317930

　ファクス：+86-431-82700590

　イメール：xmc82763933@163.com