自動車及び部品
長春市年間生産量2万個車載充電器生産プロジェクト
1. プロジェクト簡単紹介
1.1 プロジェクト背景
1.1.1 製品簡単紹介
車載充電器は、新エネルギー自動車の充電システムにおける重要な構成部分である。現在市場での車載充電器には多種類のシリーズが存在し、異なるシリーズは、出力、体積、適合車種などの面で差があり、異なる種類の新エネルギー自動車のニーズを満足している。例えば、小型セダン、SUV、大型電気バスなど違う車種に適用される車載充電器がある。その主要な機能は、外部電源を車両の動力電池の充電に適した直流電気に変換し、充電プロセスに対し制御および管理を行うことである。バッテリーの充電を安全で効率的にすると同時に、バッテリーの使用寿命を延ばす。
車載充電器は高い電力変換効率を持ち、エネルギー損失を減らす。バッテリーの状態に応じて、電流、電圧などの充電パラメーターを自動的に調整することができ、過電圧、過電流、過熱、ショート回路など、複数の保護機能を備えているので、充電プロセスの安全性が保証される。
1.1.2 市場の見通し
(1)新エネルギー自動車の強力な復活
新エネルギー完成車の製造業は、産業チェーンが長く、多くの工程が関連する特徴を持っている。近年、政策の強力な支援の下で、中国では完備的な新エネルギー自動車の産業チェーンが形成され、その産業チェーンののサプライチェーンの強靭性が著しく向上した。新エネルギー自動車の製造プロセスの上流には、リチウム、コバルト、ニッケル、グラファイト、希土類などの原材料、IGBT、MCU、駆動チップなどの核心的な電子部品、及び動力電池、駆動モーター、電気制御システム(いわゆる「三電システム」)、充電設備などキーパーツの供給が含まれている。産業チェーンの中流は新エネルギー自動車の全体設計と製造で、代表的なメーカーとしては、ビーイーディー(BYD)、テスラ、蔚来(NIO)、小鹏(XPeng)、理想(Li Auto)などがある。産業チェーンの下流には充電・電池交換サービス、そして自動車の販売、アフターサービス及び関連サービスが含まれている。
2023年の市場の変動を経て、新エネルギー車(NEV)は強力な成長の勢いを見せている。今年、電気自動車の売上は既に同期比60%以上増加し、市場の注目を集めている。市場研究機構のデータによると、2025年までに中国の電気自動車の浸透率は50%に達する見込みである。この傾向は、政策の支援と技術の進歩に加えて、消費者の環境保全意識の向上のおかげである。
(2)車載充電器の供給量の継続的のな増加
近年電気自動車市場の急速な台頭に伴い、車載充電器の供給量は継続的に増加している。グローバル市場では、欧米とアジアの幾つかの有名な自動車部品メーカー、例えばボッシュ(博世)、コンチネンタルグループ(大陸集団)などは、技術と生産能力の面でリードの地位を占めている。国内市場では、ビーイーディー(BYD)、華為(ファーウェイ)などの企業も絶えず車載充電器の研究開発と生産への投資を增加している。
国際的には、生産技術が絶えず革新され、自動化とスマート化された生産の程度が徐々に高まっている。国内企業は生産規模を拡大しつつながら、生産効率と製品品質の向上にも注目している。グロバールの電気自動車の販売台数の増加は車載充電器の販売を牽引している。国際ブランドは研究開発と原材料の調達の面でスケールメリットを持っているが、国内企業は人件費とローカルのサプライチェーンの面で一定の優位性を持っている。
将来の数年、電気自動車の普及に伴い、グローバルの車載充電器の生産と販売は高速の成長を維持すると予想される。技術の成熟と規模効果により、製品価格は安定中低減する傾向を示す可能性がある。しかし、高級で高性能な製品の価格は依然として比較的に安定することである。
1.1.3技術分析
車載充電器の技術発展の主な源は下記の幾つかの方面から来ている:
電力電子技術の進歩は効率的な電力変換とパワー制御を実現するための基礎を提供している;電池技術の発展により車載充電器は絶えず異なる種類や性能の電池への対応が必要となり、充電ニーズを満足することができる;通信技術の応用は充電器が車両や電力網との間で効果的な情報交換が行われるようになっている。
技術的特徴の面で、車載充電器は高い電力変換効率を持っており、エネルギー損失を減らし、充電速度とエネルギー利用効率を高めることができる。 異なる電力網の電圧の変動へ対応でき、安定した充電性能が保証できる。バッテリーの状態、充電環境などの要素に応じて動態的に充電パラメータの調整ができ、充電プロセスを最適化し、バッテリーの寿命を保護する。小型化と軽量化により車両の限られたスペース内に設置しやすい同時に、車両の追加負担を増やさない。高い互換性を備え、異なる種類や規格の電気自動車のバッテリーと互換性がある。
企業より大量の資金と人的資源を投入し、基礎研究と応用開発を行い、自主的な技術システムを形成している。 大学や研究機関と協力して、技術研究と革新を共同で行い、それぞれの優れた資源を活用して技術的なブレイクスルーを加速している。 海外から先進的な技術と理念を導入して、ローカルの改善と革新を行い、更に国内の市場ニーズに適合するようにする。業界展示会や技術フォーラムへ等の活動に参加し、業界の同僚と経験や技術を共有し、技術の共同進歩を促進する。車載充電器の技術は絶えず発展、改善され、電気自動車市場の日増しに増加するニーズに対応することである。
1.1.4プロジェクト建設に有利な条件
(1)政策の優位性
「 欧宝体育の自動車産業クラスター『階段上り』プロジェクトに関する意見」は、长春市の自動車クラスターをリード役として、地域間の協調と連携を促進し、完成車、部品、アフターマーケットの「三位一体」の協調発展を加速し、全面的なレベルアップを図り、1万億クラスの世界クラスの自動車先端製造業クラスターを構築し、自動車強省、製造強省を建設することを提出した。
「新エネルギー自動車産業発展計画(2021—2035年)」では、新エネルギー自動車産業の公共サービス能力を高め、完成車とキーパーツの計量テスト、性能評価、検査認証能力を向上させることを提出した。同時に、新エネルギー自動車の完成車、部品及び整備・保守検査、充電・電池交換などに関する安全基準と法規制度を整備し、生産安全への監督管理と新エネルギー自動車の安全リコール管理を強化する必要がある。
(2)産業の優位性
吉林省は中国の自動車産業大省であり、その自動車産業の核心は省都の長春にあり、新中国で最初の自動車製造企業である一汽集団がここに位置し、フォルクスワーゲン、アウディ、トヨタなどの有名な自動車メーカーは一汽集団とこの地で合弁企業を設立している。グローバルの自動車産業が深い変革を遂げる際に、一汽集団と長春はともに転換を加速化し、「長春国際自動車城」の建設は双方の共通認識となり、その目標は、世界レベルの自動車及び部品の研究開発、製造とアフターマーケットサービスの基地を建設し、1万億クラスの自動車産業を作り上げることである。
(5)地理的優位性
東北地域の重要なノード都市として長春は優れた地理的位置と交通条件を備え、地域経済の発展と戦略配置において重要な役割を担っており、全国の重要な交通の要衝である。長春には発達した鉄道、道路、航空などの交通ネットワークが整っており、全国の各主要都市と繋がっていることで、長春の経済発展のため便利な交通条件が提供されている。長春の交通の優位性は、東北地域の重要な物流センターとなるよう促し、東北の中心都市となるための重要な支えとなっている。
長春は発達した立体的交通ネットワークを有している。北京から瀋陽、長春を経てハルビンに至る北京-ハルビン国道と北京-ハルビン高速道路が市内を通っており、興隆総合保税区の十字形の道路輸送システムを構成している;北京からハルビンに至る北京-ハルビン線が南北を貫き、内モンゴルのアル山から図們に至る長春-吉林-図們鉄道が東西を結ぶ一方;ハルビンから大連に至る北京-ハルビン高速鉄道は長春と大連を1H経済圏に融合させ;空港大路を通じて10分で長春龍嘉国際空港に到着でき、70本の国内航路、16本の国際航路を通じて国内外に輻射し;大連、丹東、営口などの港湾までは車で僅か4-6時間の距離にあり、公路、鉄道、航空の三位一体の総合交通の優位性を持っている。
(4)人材の優位性
長春市は国内で有名な高知能密集地域であり、吉林大学、東北師範大学、長春光学機械学院など十数校の有名な大学が長春市に位置している。更に中国科学院長春分院、長春光学機械研究所、長春応用化学研究所など、国家・省(部)級の研究機関や設計院、計算試験センターと国より長春市に設置された複数の重点開放実験室などの研究機関も有している。長春市は人的資源が豊富で、コストの面で優位性がある。吉林大学、東北師範大学、長春中医薬大学、長春光学機械研究所、長春応用化学研究所などの高等教育機関と研究機関は、このプロジェクトの実施のため必要な高級管理者と技術労働者を提供することができる。
1.2 プロジェクト建設内容及び規模
1.2.1製品規模
本プロジェクトにおける車載充電器の生産規模は、年間生産量2万個。
1.2.2プロジェクト建設内容
本プロジェクトの敷地面積は2万平方メートル、建築面積は1.2万平方メートル、主に工場棟、事務所棟及び付属する関連施設を建設する。
1.3プロジェクト総投資額と資金調達
プロジェクト総投資額は10000万元、その内、固定資産投資額8000万元。
1.4 財務分析及び社会評価
1.4.1 主な財務指標
プロジェクトの量産後、年間売上高は5930万元、利益1957万元、投資回収期間6年(税引後、建設期間1年含む)、投資利益率19.5%。
1.4.2 社会評価
プロジェクトの建設は社会に多くの就業機会を提供して地元の余剰労働力と大学卒業生に就業の機会を提供することができ、地元の就業圧力を緩和するのに有利であると同時に、地元の就業者の収入を増やすことができ、それによって地元住民の生活レベルと生活の質を高めることができ、社会の発展を促進する効果がある。
1.5 協力方式
独資、合弁、協力
1.6 外資導入の方式
資金、具体的な方法は面談可能。
1.7 プロジェクト建設場所
寛城区
1.8 プロジェクト進捗状況
プロジェクト協力計画書編成済み
2、協力側簡単紹介
2.1 機構基本状況
名称:長春市寬城区人民政府
住所:長春市北人民大街3366号
2.2機構概況
寛城区は長春市の北部に位置し、長春市の5つの中心市街地の1つであり、吉林省省委員会と省政府が管轄区域内に所在し、管轄面積は約166平方キロメートルで、人口は66.9万人を数え、10の街道と1つの町を管轄し、1つの省級開発区である。長春の重要な工業立地区域と物流クラスターとして、優れた産業基盤と資源の恩恵を享受し、強力な工業基盤と産業優位性を備えている。寛城区の都市空間構造と産業発展の基盤を頼りに、「一核リード」「両区融合」「五業連動」の発展戦略配置を構築している。
寛城区は地域優位性を発揮し、長春北部の現代化コア区域の建設をリードする方針を堅持し、中心市街地と開発区の融合発展を推進している。地域と土地資源の優位性を囲んで先進的な装備製造業、現代サービス業、農副産物加工業、循環経済産業、文化観光業の「五業」の連動発展を進めている。先進的な装備製造業:軌道交通装備製造業と自動車部品加工業をの発展を突出する。軌道交通装備製造業では、中車長客株式会社と一汽集団の「二大自動車メーカー」をリーダーとして、技術力が進んでおり、部品供給が整っており、チェーンが完備化した業界競争力のある軌道装備産業基地と自動車部品産業クラスターを建設する;現代サービス業:生産生活性物流業と現代商取引業を突出する。力を入れて商品卸売、チェーン経営、倉庫配送と高級ビジネス、文化クリエイティブ、金融サービスなど新しいサービスタイプを導入し、現代商取引サービス業のコア区域を作り上げる;農副食品加工業:寛城区の地域の農副食品の主産地と取引市場に近い優位性を発揮して、レジャー食品、グリン有機食品の育成・発展に重点を置き、全省をリードする現代農業産業化基地を作り上げる; 循環経済産業:国家級資源循環利用基地を頼りにして、廃車の資源循環利用をコアとして、複合型再生資源循環利用の産業チェーンを発展させ、再生資源の回収、解体、加工、利用を一体化した資源循環利用産業団地を作り上げ、長春に立脚し全省をカバーする資源循環利用センターを構築する;文化観光業:歴史文化街区の保護利用と伊通河沿岸の緑の回廊の開発を重点的に推進させる。文化・クリエイティブ産業、レジャー文化・商取引観光産業の導入を強化する。北伊通河西岸のインフラと景観施設建設を進め、伊通河のグリーンエコロジー発展帯を水辺の新区に作り上げる。
「十四五」期間において、寛城区は中国一汽、中車長客の「六つの回帰」の重要な担い手として、全市の産業向上とプロジェクトの集積の重要な使命を担っている。
2.3連絡方式:
連絡先:寛城区商務局
郵便番号:130000
連絡係:麻新宇
連絡電話:+86-431-89990274
プロジェクト所在市(州)連絡方式:
連絡先:長春市合作交流弁公室
連絡係:張俊傑
連絡電話:+86-15704317930
ファクス:+86-431-82700590
イメール:xmc82763933@163.com