欧宝体育

1. プロジェクト簡単紹介

　1.1 プロジェクト背景

　1.1.1 製品簡単紹介

　プロジェクトは、中国一汽などの完成車メーカーのために生産コストがより低い、性能がより優れた車用規格のライダー製品の研究開発に力を入れ、自動運転とその他の関連分野で国産ライダーが幅広く応用されるよう推進し、スマート自動車の「中国眼」の構築を目指している。

　1.1.2 市場の見通し

　（1）車用規格ライダーの市場現状

　自動運転技術の急速な発展に伴い、ライダーは核心的な感知コンポーネントとして、自動車産業での需要が上昇し続けている。世界中、多くの企業が大量の資源を投入しながら、自動車に適用するライダーシステムの開発と生産に取り組んでいる。これらのシステムは高精度と高信頼性の厳しい要件を満たすだけでなく、さまざまな極端な天候や複雑な道路状況にも適応する必要がある。技術的には、固体ライダーは構造が簡潔で、体積が小さく、コストが低いなどの利点から、徐々に業界の愛顧を受けているが、固体技術の成熟度と安定性は依然として業界に注目される焦点になっている。その同時に、従来の機械式ライダーはコストが高いにもかかわらず、その技術の成熟度と性能の安定性によって、依然として市場で重要な地位を占めている。将来を展望すると、技術の持続的な進歩とコストのさらなる低下に伴い、ライダーの自動車分野での応用の見通しはさらに明るくなる。

　現代自動車工業の中での車用規格レーダー技術の役割がますます目立っていく。自動運転技術の進化に伴い、車用規格レーダーの応用範囲は絶えず拡大してきて、最初の衝突防止警報システムから、アダプティブクルーズコントロール、死角監視、駐車補助及び歩行者検出などの多くの分野に徐々に拡大している。これらのレーダーシステムは電磁波の発射と受信により、リアルタイムで車両周辺の環境を監視することができ、運転者に正確な走行情報を提供し、走行安全性と快適性を大幅に向上させた。

　現在、車用規格レーダーは主にミリ波レーダーとライダーの2種類に分類されている。ミリ波レーダーはコストが相対的に低く、技術の成熟度が高いため、ミドル・ハイエンドモデルに広く応用されている。ライダーはコストが高いが、解像度と探知精度が高くて、主に高級自動運転システムに応用されている。技術が絶えず進歩することにつれて、車用規格レーダーの体積はますます小さくなり、性能はますます強くなり、コストも徐々に低下してきて、自動車分野でのその応用の見通しはさらに明るくなる。

　世界初の量産した車用規格レーダーは、lbeoとValeoが共同で研究開発・生産したSCALAで、2017年に量産車種のアウディA8に搭載された。2022年、蔚来ET7、理想L9、アヴィタ11、智己L7、小鵬G9、極狐α-SHIなどの多くの新車種が発売され、ライダーは本格的な量産元年に邁進する。新車種にはL4級自動運転ハードウェアが一般的にプリインストールされて、オプションから標準装備までのハードウェアコンテストを引き起こした。ライダーはハイレベル自動運転方式のコアセンサとして量産の爆発期を迎えている。今後5年間で、国内の乗用車毎にライダーが配備され、ライダーの市場浸透率は50%を超え、全体コストは3000元以内に抑える見通しである。全国年間2000万台になる乗用車の生産量を考慮すれば、2028年末時点のライダー市場の容量は300億近くに達し、世界ライダー市場も2026年には約130億ドルに達する。

　将来を展望すると、5G技術の普及と車載ネットワークの発展に伴い、車用規格レーダーの応用はさらに多様化になって、より正確な環境感知能力を提供するだけでなく、他の車両やインフラストラクチャと通信し、車両間の協同とスマート交通管理を実現することができる。これは、完全自動運転とスマート交通システムの実現に堅固な基礎を築く。

　（2）車用規格ライダー市場の需要予測

　自動運転技術の急速な発展に伴い、核心的な感知コンポーネントである車用規格ライダーの市場需要は著しく上昇している。産業分析報告書によると、今後5年間で世界車用規格ライダーの市場規模が数十億ドルから数百億ドルに急増すると予測されている。この成長の起因は主に自動運転車両の商業化の加速と高級運転支援システム（ADAS）が伝統的自動車に幅広く採用されることである。

　多くの自動車メーカーや科学技術大手は、将来の自動運転車両市場の中で有利な位置を占めるためにライダーの研究開発と生産に積極的に投資している。ライダー技術のブレークスルー、例えば固体ライダーの開発は、コスト削減と性能向上を効果的に促進することにより、ライダーの応用分野が広げられる。同時に、関連法規の健全化と技術基準の確立に伴い、自動車安全分野でのライダーの応用もますます広くなる。

　市場の需要は急速に伸びているが、競争も激しくなっている。創業初期の新興企業と老舗のセンサーベンダーの間の競争は、製品の革新と価格の低下を促している。競争力を維持するために企業は技術的な革新を続けるだけでなく、コストコントロール、サプライチェーン管理、市場戦略にも賢明な選択をする必要がある。将来的には、コスパの高い、信頼性の高い、集成しやすいライダーソリューションを提供できる企業こそ、市場で頭角を現す可能性が高くなる。

　2023年第3四半期まで、国内にはすでに36の自動車企業がライダー技術の採用を確認しており、これから106のライダー車種が続々と発売されて世界ライダー車種の90%を占める見通しである。川下のメーカーのライダー車種の量産計画に押し出されて、2023年のライダー企業の出荷量は大幅に増加し、そのうち、速騰聚創、禾賽科技、図達通はベスト3にランクインし、2023年の出荷量はそれぞれ25.6万台、21.1万台、15万台以上で、華為社も約7万台の出荷量が予測されており、そのほかに探維科技、覧沃科技などの企業もある。

　中国の車用規格ライダー市場は2024-2030年の間に爆発的な成長を経て、今後5年間の複合成長率は30%を超えると予測されている。この成長は主にスマートネットワーク自動車産業チェーンの急速な発展と自動運転応用におけるライダーの需要増加によるものである。

　1.1.3 技術分析

　ライダーシステムは精密で複雑で、精密な光機設計と送受信アラインメント、敏感な微弱信号の検出、高速応答が探査目標を実現する前提である。車用規格ライダーは安全性、信頼性、使用寿命、寸法規格、量産性に対し、より高い要求を提出した。将来のライダーメーカーの競争は、技術の更新、性能の向上、コストの低減、自動車への配備能力を中心に展開され、生産性能が自動車規則に適合し、且つ量産とコストダウンができるのはライダー産業の将来の発展の主旋律である。

　1.1.4 プロジェクト建設に有利な条件

　（1）政策の優位性

　「新産業標準化ナビゲーションプロジェクト実施方案（2023-2035年）」：当方案は新興産業と未来産業の標準化に焦点を当て、2025年、2030年と2035年までの「三ステップ」の目標を提出して、ライダー産業の発展に明確な方向と広々とした市場の将来性を提供した。‌

　「国家車載ネットワーク産業標準体系構築ガイドライン（スマートネットワーク自動車）（2023版）」：当ガイドラインはスマートネットワーク自動車の発展に標準体系を提供し、スマートネットワーク自動車におけるライダーの応用を促進した。

　「電子情報製造業の革新的発展を支援する 欧宝体育弁公庁の意見」に基づくと、肝心な技術の難関攻略をサポートし、「掲示抜擢」のメカニズムを採用して緊急となる光電分野の重要な技術需要を解決し、良質な革新資源を集めて、核心的な光電子デバイスとハイエンドチップの重大な科学技術専門プロジェクトを組織、実施し、半導体ライダー、面発光レーザー、メモリスタなどの重要分野の「首締め」技術の攻略を加速させる。いくつかの重点研究開発計画プロジェクトを実施し、いくつかの優位な技術と製品の研究開発能力を高め、産業基礎の高級化と産業チェーンの現代化を支持、リードし、企業の研究開発革新をサポートする。吉林省企業のR&D投入誘導計画を実施し、条件に合致する電子情報製造業企業に対して、その研究開発費用の投入増加量とストックに基づいて、最高100万元を超えない補助支援を与える。電子情報製造業分野の省クラス「専精特新」中小企業の研究開発機構の設立を推進して、省級企業技術センター、製造業革新センター、エンジニアリング研究センター、および国家級製造業革新センター、産業技術基礎公共サービスプラットフォーム、国家技術革新モデル企業と新たに認定された場合、既存の特別資金枠を通じて支持を与える。

　国家級ハイテク産業開発区と国家自主革新モデル区として、浄月高新技術開発区は国家と地方の政策支持を受け、投資の誘致と企業発展の促進に有利である。

（2）産業の優位性

　吉林省は光学と光電技術の面で奥深い基礎と優位性を持っている。例えば、中国科学院長春光学精密機械と物理研究所が担当する国家重大科学研究装備プロジェクト「4メートル級高精度炭化ケイ素（SiC）非球面反射鏡統合製造システム」はすでに検収に合格して、中国の光学システム製造能力が国際先進レベルに達したことを示す。長春理工大学の空間光電技術チームも「空間レーザー通信システム」の開発に成功し、「地上SOTM(走りながらの衛星通信)」「航空SOTM」と「双動態」レーザー通信を実現して、世界初の「一対多」同時レーザー通信を実現した。

　これらの優位性が合わせて吉林省のライダープロジェクトでの産業優位性を構成し、技術の面でリードするだけでなく、市場と応用の面でも強大な競争力を持っている。

（3）地理的優位性

　長春市は交通ネットワークが発達し、鉄道、道路、航空、水運など多くの輸送方式を持っている。長春はハ大鉄道、京ハ鉄道、吉琿鉄道など多くの鉄道幹線の交差点であり、京ハ高速道路、ハ大高速道路など多くの高速道路の起点または経由地でもある。また、長春龍嘉国際空港は中国東北地方最大の航空中枢の一つであり、国内外の百本近くの航路を持っている。浄月高新技術開発区は長春市南東部に位置し、交通が便利で、物流と人の流れに役立ち、企業と人材の誘致に有利である。

　（4）人材の優位性

　長春市は国内の有名な高知能密集区であって、国内で有名な吉林大学、東北師範大学、長春光学精密機械学院など十数校の重点大学が長春市に位置している。さらに、中国科学院長春分院、長春光学精密機械と物理研究所、長春応用化学研究所などの国、省（部）所属の科学研究機関及び設計院、計算テストセンターと国が長春市に設置した複数の重点開放実験室などの科学研究機関を持っている。長春市は人的資源が十分で、価格優位性があり、吉林大学、東北師範大学、長春中医薬大学、長春光学精密機械と物理研究所、長春応用化学研究所などの大学と科学研究機関は企業の需要と本プロジェクトの実施に高級管理者と技術者を提供することができる。

　1.2 プロジェクト建設内容及び規模

　プロジェクトの敷地面積は約15000平方メートルで、2028年に年間100万セットの生産キャパを実現する予定である。

　1、自主国産化チップの研究開発

　（1）SPAD感光チップ、国産化生産を完成し、車載ライダーの応用要求に達する。生産キャパを持続的に高め、応用シーンを拡大する。

　（2）計算力チップはライダーポイントクラウド計算に用いられ、ポイントクラウド計算方法を絶えず改善すると同時に、徐々にコストダウンし、性能を高める。

　2、自主国産化チップに基づいたライダー製品の開発と製造

　自動運転や補助運転に応用される車載ライダー製品を開発、製造することで、自動車産業の知能化のグレードアップを支援し、ライダーの応用を広げる。設計、生産、製造の一体化を完成する。

　3、アルゴリズムを完備し、最適化し、ライダーハードウェア+アルゴリズムのシステム販売を実現する。

　ライダーポイントクラウド計算を開発し、ライダーの応用分野を拡大する。エッジ計算と最適化を実現する。

4、基礎環境建設

（1）研究開発センターの建設、核心技術を構築するエンジニアリング研究開発基礎環境を建設する。

　（2）中間実験センターの建設、製品の中間実験と小ロット製造の基礎環境を建設する。

　（3）スマート製造基地の建設、規模化製造能力を備える。

　1.3 プロジェクト総投資額と資金調達

　プロジェクト総投資額は13000万元、その内、建設投資額10000万元。

　1.4 財務分析及び社会評価

　1.4.1 主な財務指標

　プロジェクトの量産後、年間売上高は10800万元、利益3300万元、投資回収期間6年（税引後、建設期間2年を含む）、投資利益率25%。

　1.4.2 社会評価

　社会の安定を維持‌する。プロジェクトの建設は社会の安定を維持するのに役立ち、就職機会の提供と経済発展の促進を通じて、社会の不安定要素を減らし、調和のとれた社会を構築する。

　‌地域経済の急速な発展を促進‌する。車用規格ライダープロジェクトの建設は地域経済を推進する著しい役割があって、関連産業の発展を牽引し、全体経済の急速な成長を促進することができる。

　核心技術成果の産業化の着地を通じて、ライダー産業生態の構築を加速し、第一汽車の高級ブランドである紅旗の知能化とグレードアップを大いにサポートし、前期には製品を第一汽車の紅旗ブランドのハイエンド製品に供給する同時にBYD自動車や東風自動車などの自動車企業のメーン車種にも推し進める。後期には自動車産業に向けて急速に発展、普及させ、そして無人航空機などの多業態分野の応用場面を模索し、浄月区の「低空経済」発展戦略に力を加える。

　1.5 協力方式

　独資、合弁、協力。

　1.6 外資導入の方式

　資金、その他の方式は面談可能。

　1.7 プロジェクト建設場所

　長春浄月高新技術産業開発区

　1.8 プロジェクト進捗状況

　プロジェクト提案書編成済み

2．協力側簡単紹介

　2.1 機構基本状況

　名称：長春浄月高新技術産業開発区

　住所：吉林省長春市浄月区福祉大路1572号

　2.2 機構概況

　長春浄月高新技術産業開発区（以下は浄月高新区と略称する）は長春市南東部に位置し、1995年8月に設立され、元の名前は長春浄月潭観光経済開発区であるが、2006年3月に国家発展改革委員会の審査を経て、長春浄月経済開発区に改称し、2011年初め、 欧宝体育の許可を得て長春浄月高新技術産業開発区に改称し、2012年8月、国務院の許可を得て、国家級ハイテク産業開発区に昇進した。3つの組織体制が整った鎮と7つの町役場（玉潭、新立城、新湖の3つの鎮と浄月、永興、彩織、博碩、徳正、徳容、福祉の7つの町）を管轄しており、区域面積は478.7平方キロ、総人口は41万人（第6回全国人工センサス時より17万人増加）、そのうち大学学歴は49.59%を占め、全市の首位を占める。2021年の地域総生産は6.7%増の436.26億元を達成し、基準以上の工業総生産額は14.4%増の141.7億元を達成し、基準以上の建築業の総生産額は38%増の141.4億元を達成し、固定資産投資は17.7%増の255.3億元を完成し、不動産販売面積は5.5%増の128.02万平方メートルで、限度額以上の社会消費品小売りは33.5%増の75.54億元で、地方級財政収入は11%増の14.1億元を達成し、歳入合計は7.4%増の64.6億元を達成し、上記の指標の伸び率は四大開発区で1位となっている。浄月高新技術産業開発区は前後して国家サービス業総合改革試験区、国家電子商取引モデル基地、国家広告創意モデル団地、国家現代サービス業デジタルメディア産業化基地、国家情報消費試験区、国家級文化と科学技術融合モデル基地、国家スマート都市試験点などの「国家級称号」を獲得して、長春市の「六城連動」戦略配置における「文化創意城」建設の核心エリアである。

　2.3 連絡方式：

　連絡係：張帆

　電話：+86-431-80767926

　イメール：657554662@qq.com

　プロジェクト所在市（州）連絡方式：

　連絡先：長春市合作交流弁公室

　連絡係：張俊傑

　連絡電話：+86-15704317930

　ファクス：+86-431-82700590

　イメール：xmc82763933@163.com