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長春市氷雪特殊車両産業基地プロジェクト
1. プロジェクト簡単紹介
1.1 プロジェクト背景
1.1.1 プロジェクト簡単紹介
プロジェクトは長春浄月高新技術産業開発区に建設され、主に軍民両用の氷雪特殊車両を生産し、大出力スノーモービル、全地形対応車、キャンピングカーと多機能キャビン、氷雪緊急救援専用車両などが含まれる。
1.1.2 市場の見通し
(1)氷雪産業の現状と見通し分析
氷雪産業とは、氷雪資源を頼りにし、それを開発、利用して社会的または経済的効果を生み出す一連の氷雪に関する社会、経済、文化的活動を指す。氷雪産業は、氷雪観光業を中心とし、三大産業が協調的に発展し、経済カバー力が比較的に高い、牽引作用のある付加価値の高い産業であって、文化から生まれ、観光に興られ、経済で実現され、社会に有利である。
2023年の春節休暇期間、氷雪観光は各地の観光スポットとなった。河北崇礼、吉林、新疆などの雪場は観光客を熱烈に迎え、江蘇省、浙江省、上海と広州からの雪の友達は吉林に押し寄せ、北京からのスキー愛好者たちは依然として崇礼のスキー場に夢中になり、休みに余裕のある雪の友達にとっては、新疆に行って「粉雪」を滑る望みも実現できた。
各地の統計データを見ると、この雪の季節はまだ終わっていないが、雪場からはすでに目立った解答が出され、氷雪産業に従事する者にとっては、この「成績表」が新たな憧れと期待を意味している。国家と政府は積極的に相応の支持政策を打ち出し、中国の氷雪試合サービス業、大衆氷雪スポーツ及び訓練、氷雪観光業などは持続的に昇温している。中国の氷雪産業は発展の上昇期にあり、「氷雪+」のビジネスモデルが次第に多元化していくことにつれて、中国の氷雪産業の総規模は2015年に2700億元、2020年に6000億元まで増加し、2025年は10000億元に達し、2028年の中国の氷雪産業規模は12609億元に達する見込みで、将来の中国の氷雪運動産業には大きな発展の余地がある。
(2)氷雪装備産業の市場見通し
氷雪場面を作り出し、文化でリードし、科学技術で強化した最新の氷雪観光製品が生まれる傾向の中で、氷雪観光は中国の観光の新たなホットスポットとなる。氷雪観光は観光客の観光需要によって決められ、寒い冬には、氷雪のただの美しい静的景色だけでは足りなくて、観光客たちはそれより氷雪運動に参加して、氷雪の中で気持ちよく、楽しく遊ぶことをもっと望んでいる。氷雪運動は場所に対する要求が高くて、関連場所の設備の専門性が高い必要がある。設備には、上り施設、場所施設、応急救援設備、レジターンスタイルシステムなどがカバーされる。その中の上り施設には主にロープウェイ、マジックカーペット、牽引施設などが含まれるし、場所施設には主に造雪機、圧雪機、製氷機、整氷車などが含まれる。
氷雪設備は氷雪産業の前期投資と後期運営の中で大きな割合を占めている。四川省のあるスキー場の投資運営コスト構造を例にすると、施設機材は前期投資コストの42.1%を占め、設備のメンテナンス、更新を含んだ設備消耗は後期運営コストの44.5%を占める。中国の氷雪場の数の増加に伴い、氷雪産業チェーンの川上にある設備製造業の市場需要と市場規模も絶えず拡大していく。
氷雪運動の普及と冬季旅行の発展に伴い、氷雪装備市場の需要は持続的に増加している。工業・情報化部のデータによると、氷雪装備関連企業の数は2015年の約300社から2023年には900社レベルに増え、売上高も2015年の50億元未満から2023年の220億元レベルに増えた。このような成長傾向は、氷雪特殊車両市場に大きな潜在力があることを示している。
氷雪特殊車両の技術レベルと性能は絶えず向上し、市場の拡大を推進した。多機能除雪車は雪かき、融雪、雪吹きなどの多機能を集成し、除雪・除氷の効率を高める。また、知能化技術の応用により、これらの車両は遠隔監視とリアルタイムのデータ伝送を行うことができ、操作の利便性と安全性を高める。
国からは氷雪運動と関連産業の発展を支持する政策が与えられている。例えば、中国は「3億人を氷雪運動に参加させる」という目標を掲げて、氷雪装備産業の発展をさらに推進した。同時に、産業基準と規範の制定も氷雪特殊車両市場の規範化と発展を保証する。
以上のように、氷雪観光の台頭は観光客に新たな観光体験を提供するだけでなく、関連産業にも新たな発展のチャンスをもたらした。将来、技術の進歩と市場のさらなる開拓に伴い、氷雪観光は中国観光業の発展を推進する重要な力になると有望視される。
1.1.3 プロジェクト建設に有利な条件
(1)政策の優位性
国務院は「スポーツ産業の発展を加速し、スポーツ消費を促進する若干意見」を公布し、国家体育総局は「氷雪スポーツ発展計画(2016-2025年)」を公布して、氷雪装備産業を育成し、中国の氷雪装備の国産化レベルを向上する一連の政策措置を提案して、吉林省の氷雪装備産業の発展に良好な政策環境を提供した。 欧宝体育が発表した「氷雪産業を大きく強く強化する実施意見」では、氷雪観光の本体的役割を際立たせ、製品供給を豊富にし、氷雪観光の体験性と参与度を強化すると示した。
氷雪産業は吉林省が重点的に構築する良質産業として、吉林の全面的で全方位の振興を加速する重要な支えである。省委員会、省政府は「吉林省氷雪産業高品質発展計画(2021-2035年)」を印刷、配布した。これは吉林省氷雪産業の高品質発展を推進する青写真のような書類であり、「計画」では、2025年に全省の氷雪産業の高品質発展システムを初歩的に確立させ、産業総規模が2500億元に達して、世界的有名な国際氷雪観光地となり、「3億人を氷雪運動に参加させる」目標を背負う重要なエリアとなり、2035年には、氷雪産業の消費チェーンとサプライチェーンをモデルチェンジ、グレードアップさせ、バリューチェーンの中上級段階に近づき、国際産業協力を深め、寒地氷雪経済高品質発展のモデル区となる短期と長期の発展目標を明確にした。
長春浄月高新技術産業開発区は国家級孵化器として、プロジェクトのために、知能製造情報分野の起業初期の企業をサポートする優遇政策が提供できる。
(2)産業の優位性
浄月高新技術産業開発区は環境にやさしい産業の発展に力を入れ、現代サービス業とハイテク産業を主導とする産業構造を形成した。現在、世界500強企業26社、省内業界のリード企業35社、吉視伝媒、一汽輸出入本部、一汽金融本部、吉林煙草など100社以上の企業本部が浄月高新技術産業開発区に定住し、北東アジア本部基地はすでに一定規模まで備え、東北証券、森工金融、プラウネット、ウォルマート、メトロ、シェラトン、五洲国際など300社近くの金融サービス企業、200社の電子商取引企業、千社以上の商業サービス場所を持っている。
(3)科学技術人材の優位性
浄月高新技術産業開発区は最高品質の科学技術革新資源を有し、域内には15校の大学が集まり、在学中の大学生が20万人で、全市の42.7%、全省の36.3%を占めている。国家ハイテク企業は333社、省級、市級の科学技術型小巨人企業はそれぞれ46社と83社に達した。孵化ベクターが30個建設され、そのうち省級以上の孵化ベクターが14個、総面積は32万平方メートルに達し、累計孵化企業は1100社以上、孵化中の企業は645社、津長双創サービスセンター(吉浙合作創新サービスセンター)、上場企業加速器、浄月衆創ビルなどのベクターの孵化効果は絶えず強化されている。国家級研究開発サービスプラットフォームが12個、省部級研究開発サービスプラットフォームが147個、市級以上の重点科学研究機構が9個、企業研究開発プラットフォームが35個、最前線の科学研究者の数が合計4万人近くなり、長春市乃至吉林省の重要な人材育成、実験研究開発、成果転化基地である。
1.2 プロジェクト建設内容及び規模
プロジェクトの敷地面積は約3万平方メートル。プロジェクトは主に8000平方メートルの研究開発センターと40000平方メートルの試作と装備工場を建設し、基地は主に軍民両用の氷雪特殊車両を研究開発し、生産するが、大出力スノーモービル、全地形対応車、キャンピングカーと多機能キャビン、氷雪緊急救援専用車両などが含まれる。民間では主に氷雪観光、競技大会などに用いられ、軍警ではパトロール救援、応急緊急救助、後方勤務保障、補助作戦などの分野に用いられる。
1.3 プロジェクト総投資額と資金調達
プロジェクト総投資額は20000万元、その内、建設投資額16000万元。
1.4 財務分析及び社会評価
1.4.1 主な財務指標
プロジェクトの量産後、年間売上高は14815万元、利益4444万元、投資回収期間6.5年(税引後、建設期間2年を含む)、投資利益率22.22%。
1.4.2 社会評価
プロジェクトの完成後、中国をリードする氷雪特殊車両産業基地の建設に目標を置き、この産業基地を吉林省本土で最も特色のある自動車製造の新勢力に発展させ、吉林省の自動車産業の飛躍的な発展を実現する重要な突破点となる見込みである。
1.5 協力方式
合弁、協力。
資金、設備、技術
1.7 プロジェクト建設場所
長春浄月高新技術産業開発区
1.8 プロジェクト進捗状況
プロジェクト協力計画書編成済み
2. 協力側簡単紹介
2.1 基本状況
名称:長春浄月高新技術産業開発区
住所:長春市南関区永興街道福祉大路1572号
2.2 概況
長春浄月高新技術産業開発区は1995年8月に設立され、元の名前は長春浄月潭旅游経済開発区である。2012年8月、国務院の許可を得て、国家級ハイテク産業開発区に昇進した。全区には3つの組織体制が整った鎮と7つの町役場を持っており、区域面積は444平方キロ、総人口は44万人。浄月高新技術産業開発区はアジア最大の人工森林を持ち、林と水の面積は243平方キロメートルで、地域総面積の51%を占め、「三面が林と水に囲まれ、片面が主要都市に接する」という生態系構造を形成した。浄月高新技術産業開発区は文化的基盤が深く、観光資源が豊富で、浄月潭国家森林公園、偽満州皇宮博物院、長影世紀城の3つの5 A級観光地及び農博園、天怡温泉、カイザー森林温泉、慢山里研究基地の4つの4 A級観光地があり、長春中国光学科学技術館、吉林省博物院、吉林省科学技術館など12の各級各種の博物館と16の文化財の遺跡がある。浄月高新技術産業開発区には15の大学、8の国家級、省級重点科学研究機構、12の国家科学技術研究開発プラットフォーム、147の省部級研究開発サービスプラットフォームが集まっている。浄月高新技術産業開発区の都市整備エリアの面積は65平方キロ、建設エリアは50平方キロ、生態大街、福祉大路、浄月大街、臨河街などの「三縦六横」の幹線道路と城を通り抜けた三環、四環と城を迂回する高速道路を建設していて、比較的完備した交通ネットワークシステムを形成した。浄月高新技術産業開発区は前後して国家サービス業総合改革試験区、国家電子商取引モデル基地、国家広告創意モデル団地、国家現代サービス業デジタルメディア産業化基地、国家情報消費試験区、国家級文化と科学技術融合モデル基地、国家スマート都市試験点などの「国家級称号」を獲得した。
2.3 連絡方式:
2.3.1 プロジェクト協力機構連絡方式:
連絡係:候坤
電話:+86-431-80767926
イメール:694033925@qq.com
2.3.2 プロジェクト所在市(州)連絡方式:
連絡先:長春市合作交流弁公室
連絡係:張俊傑
連絡電話:+86-15704317930
ファクス:+86-431-82700590
イメール:xmc82763933@163.com