1.プロジェクト簡単紹介

1.1技術成果の簡単紹介

オートマチックホイールは靳立強教授の研究チームが10数年にわたって研究開発したブレーキ、駆動、ステアリングサスペンションなどのシステムを高効率にモジュール化した技術であり、自動車に任意の方向に直線走行する能力、横転、斜め行、旋回、角旋回などの機能を持たせると同時に自動車の高速走行の安全問題も解決している。長春市の科学技術革新駆動戦略を借りて実施され、現在小実験も完了済みである。

1.2技術分析と優位性

1.2.1核心技術の分析

　本プロジェクトの核心技術は、オートマチックホイール製品の関連構造と核心アセンブリで、オートマチックホイールアセンブリ、キングピンステアリングアセンブリ、電子机械ブレーキ、フルアクティブサスペンション、シャーシシステムの統合制御技術などが含まれる。

　1.2.2技術革新と優位性

　プロジェクト技術は既に100余りの特許を出願し、40余り授権され、特許保護壁を形成している。インテリジェントシャシー技術は無形資産で、数年の研究開発を得て、安全性、安定性、高性能の面で技術的なハードルを築いている。同時に技術チームは新しい技術革新方向を企画し、20年のうちに同業者を3-5年導いて進める潜在力を備えている。

　1.3技術成果の重要製品と応用

この技術の応用分野は各クラス車両のオートマチックホイールモジュールがカバーできる。オートマチックホイールシステムの核心アセンブリはEMB、低コスト風冷式モーター、キングピンステアリング、フルアクティブサスペンションなどを含み、インテリジェント走行能力を備えたオールラインコントロールシャシー、ドメインシャシーコントロールシステムをカスタマイズして提供する。

1.4技術成果の産業化と市場推進

1.4.1 技術成果の段階

小実験完了済み。オートマチックホイールインテリジェントシャシー産業化プロジェクトは既に長春市政府よりサポートする重大成果の産業化プロジェクトに入っている。

　1.4.2技術成果の市場推進方案

　製品の差別化戦略：技術革新を通じて、オートマチックホイールシャーシ技術に性能、安全性、安定性の面で競争優位性を持たせ、異なる客層のニーズを満足することができる。

全方位的な宣伝戦略：オンライン・オフラインの資源を結合し、メディア報道、業界の展示会、ネットワークでの宣伝などの多様な形を通じて、オートマチックホイールインテリジェントシャシーの市場影響力を広げる。

　重要カスタマー戦略：重要カスタマーに対し、カスタマイズサービスを提供し、お客様とのコミュニケーションと交流を強化し、顧客満足度とロイヤリティを高める。

　政策利用戦略：国家政策の指針につき、積極的に政府よりの補助金、プロジェクトへのサポート等を申請し、製品のコストを削減し、市場競争力を高める。

　1.5技術団体

靳立強教授チームは、電気パワー自動車のコンフィグレーション革新とシャシー制御分野において長年にわたり取り組んできており、多くの重要な核心技術を把握している。現在は産業のニーズに追随し、ステアリング、ブレーキ、駆動、サスペンションを一体化したオートマチックホイール技術の開発に成功し、多システム統合型のインテリジェントシャシー制御機を研究開発し、実車応用を実現した。40件余りの発明特許を取得し、国家及び省・部級の多数の課題を担当しており、現在は1つの国家重点研究開発計画課題（1400万）を担当している。本プロジェクトは国家級課題の成果を産業化するプロジェクトの1つでもある。靳立強は責任者として、中国国内の多数の主要自動車メーカーや主要部品メーカーと協力してシャシー動力学制御技術を開発し、協力資金は6000万元以上に達している。靳立強教授チームが開発した科学技術成果の産業化プロジェクトは、既に業界内でブランド効果を形成している。

　2. 市场将来性分析

オートマチックホイールシャーシ技術は電気自動車がインテリジェント自動運転時代に突入するための重要な実行部品である。従来の燃料自動車から新エネルギー自動車へと変わり、シャーシシステムの革新は動力形式の変化に由来しており、その伝動メカニズムは機械伝動から電気信号伝送へと変化され、伝動対象も動力システムを中心としたものからインテリジェントキャビン、自動運転、及びパワーの3大システムまで拡大された。走行タスクを実行する際、シャーシは従来の受動的な実行から、道路環境認識、予測や車輪と地面の相互作用の制御、及び車両の走行状態をセルフコントロールする能力を備え持つものに変化している。シャーシシステムの実行と意思決定を司るハードウェアのアップグレードは、電気自動車のハイレベルの自動運転を実現するための絶対に経由すべき道である。

　2022年中国の新エネルギー乗用車の販売台数はトータルで567.4万台で、同期に比べ90.0%増加し、新エネルギー乗用車の小売り台数の浸透率は27.6%であり、同期に比べ12.6％アップしている。2023年には800万台を超える見込みである。2023年グロバールの電動自動車の販売台数は1000万台に達し、年間新車販売台数の14%を占めることと推測される。1%の浸透率で計算する場合、毎年10万台近くの車両ニーズがあり、30%の増長率で計算したら、2025年の市場スペースは20万台ぐらいで、80万セットの自動輪モジュールのニーズがあり、市場価値は100億元ぐらいである。2030年までには70万台のニーズがあり、300万セットの自動輪モジュールのニーズがあり、市場価値は300億元を超える見込みである。

オートマチックホイールシャーシ技術は広い市場前景を持っている。自動車産業の発展に伴い、電動化、インテリジェント化と自動運転技術が次第に主流となりつつあり、これによりオートマチックホイールシャーシ技術はますます市場で注目されている。この技術は自動車の安全性、快適性、燃費効率を高め、消費者により良い運転体験をもたらすことができる。

まず、オートマチックホイールシャーシ技術は新エネルギー自動車分野で巨大な市場のポテンシャルを有している。電気自動車の普及に伴い、電気自動車の航続距離、充電速度、運転の快適さなどに対する消費者の要求はますます高くなっている。オートマチックホイールシャーシ技術は電気自動車の性能を効果的に向上させ、新エネルギー自動車市場の更なる発展を促進することができる。

次に、オートマチックホイールシャーシ技術は自動車のインテリジェント運転領域で広く応用されている。自動運転技術の絶え間ない成熟に伴い、将来の自動車はより高度なインテリジェントレベルを兼ね備える必要がある。オートマチックホイールシャーシ技術は、精確な車両制御と安定性を提供でき、自動運転自動車に安全で安定した走行を保証でき、インテリジェント運転市場の急速な成長を促進することができる。

そのほかに、オートマチックホイールシャーシ技術は、自動車メーカーのために、製品の差別化の実現やブランド競争力の向上させるのに役立つ。競争の激しい自動車市場で、自動車メーカーは消費者を引き込むために新しい技術を搭載したモデルを発売し続ける必要がある。オートマチックホイールシャーシ技術はまさしくこの需要を満たし、自動車メーカーが独特な競争力を持つ製品として築いていくのに役立っている。プロジェクトの既存技術は、先に園内の物流、乗り物、及び作業車両のシーンに適用され、特に大規模な公園、産業パーク、大型工場地、及び工事車両に応用できる。既存のシーンでは、車両の新しい需要が年間約500万台以上で、1%の市場浸透率で計算する場合、初期段階では5万台規模であり、今後5年間の年間成長率を30%で計算したら、5年後には20万台の市場規模となり、80万セットのオートマチックホイールシャーシモジュールの需要が形成され、時価総額は100億以上になる。

総合的に見ると、オートマチックホイールシャーシ技術は、新エネルギー自動車、インテリジェント運転などの分野で幅広い市場前景を持っている。関連技術の発展と成熟に伴い、オートマチックホイールシャーシ技術は将来の自動車市場においてますます重要な役割を果たすことである。

　3. 融資需要と融資用途

　プロジェクトは3000万元の融資を計画し、設備購入、研究開発、人員、市場普及、認証テスト、知的所有権、流動資金等に用いる予定である。

　4.技術成果の効果分析

　4.1経済効果

　プロジェクトの技術成果が産業化された後、約9000万元の市場価値を生じる見込みである。

　4.2社会効果

　プロジェクト技術の産業化は中国の交通輸送の安全性と効率を有効的にアップさせ、交通事故の発生率を減少し、人々のために便利で、効率的な移動手段を提供することができる。同時に、本プロジェクトは中国の関連産業の発展を促進し、産業構成のグレードアップを牽引し、国際競争力を向上させる。その以外に、オートマチックホイールシャーシ産業化プロジェクトは中国のためにハイテクノロジー人材を育成し、科学技術の革新を促進し、中国製造2025のために重要な貢献ができる。

　5.連絡方式：

　連絡係： 靳立強

　連絡電話：13504464021